アナログゲームパークなごや (アなご)


アナログゲームの” 人と人をつなぐコミュニケーションツールとしての価値”に注目し、新たな娯楽を提案する。社会的な立場関係無く同じプレイヤーとして遊べることや、物理的距離の近さを長所ととらえ、様々な人が交流できる場所にすることを目標に制作。
また、イラストレーションとゲームデザインをどちらも自分で担当することにより、テーマとゲームシステムの自然な融合と特有の世界観を表現することを目指した。その目的は、癒しと狂気により会話のトリガーを引くことである。幅広い層に受け入れられやすいポップな絵柄によりゲームを始めるまでのハードルを下げ、 ゲーム中おかしな要素(狂気)を織り交ぜることにより共通の話題を生み出す。需要しやすく、深めやすいゲームを目指した。
映像文学領域 柴田 涼雅 ShibataRyoga
担当教員コメント
柴田さんは巨大なエイを作ってアートプラザに展示したり、フライパンを叩いてエビチリを飛ばすゲーム、
新種の生き物を描いて名前を当てるゲーム、全て失敗でできた分厚いコミック雑誌など、大胆な驚きを伴った作品を4年間作ってきました。
また卒業制作では、既存のゲームからキャラクターを魅力的に見せるゲームメカニクスを研究し、
様々な仕組みがゲームの世界観を組み立てていく緻密なボードゲームを制作しています。
昨今のアナログゲームは、初対面の方とのアイスブレイク、知られていない物事への導入など、人と人を繋ぐ役割を担っています。
柴田さんの4年間のゲーム作りを通じて、大学の中で領域を超えた輪が広がっていくのを見ていました。
ゲームの仕組みを成り立たせるためには、何度ものテストプレイが必要になります。
ゲームの輪がテストプレイの輪にもなり、友人たちの協力によりゲームは完成してきました。
卒業後もゲームクリエーターとして楽しい作品を作り続けていくことを期待しています。