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Love Mynd

自分らしさとエコロジーがひとつになったユニセックスのヒールブランド「Love Mynd」のブランディングと デザインをしました。古くから男女関係なく履かれていた草鞘から発想をもらい、高機能で自然にやさしい素材 「藁」を使用して、時代を超えて個性を満たすユニセックスを表現した「草鞄ヒール」を6種デザインして編み上げました。草蛙ヒールの販促ツールとしてポスターやカタログ、ロゴマークとコンセプトを載せた垂れ幕の制 作、メインギャラリーの大きなガラス面を利用して、稲穂と商品を魅せるショーウインドー風の展示を行いました。 Love Myndの商品を通して、自分を愛するきっかけになったらうれしいです。

情報表現領域  小井手 愛佳 Manaka Koide

担当教員コメント

草鞘ヒールとはその名の適り、草軽とヒールが一緒になった履物です。循環型エコロジー素材“藁’'に着目し、女性の履物とされ ているヒールの概念を取り払い、多様性を求める社会に選択肢が広がる心地良い履物を提案した小井手愛佳さん。彼女は昔ながらの手仕事を教わるため、豊田市足助町にある三州足助屋敷に足を連びました。大学では来る日 も来る日も地べたに座り込み、手足を巧みに使ってリズミカルに草鞘を丁寧に福み続けました。最初は思うように行かす不格好で大きな草軽になり、ヒール部分との組み合わせも試行錯誤を繰り返しながら、遂に辿り着いた 草鞘ヒール。彼女が一番こだわり続けた“自分らしざ'とは、草畦ヒールを通して誰の足にもピッタリ合い、固定観念を持たない“自分を愛すること”だと教えてくれた作品です。