作品紹介 | Media Design Exhibition 2020

Top

楽しいじかん

映像

3年

  • 家崎 夢見

作品画像

  • 画像: 楽しいじかん

作品解説

既存の空間A×既存の空間Bの掛け合わせをテーマにした、短い手描きのループアニメ―ションです。
今年はコロナウイルスの状況下で、誰しもが自由に出かけにくい1年になりました。
だからこそ、特に外出自粛期間中には行きたい場所がたくさん思い浮かんだと思います。

そこで、こんな仮説を立てました。
「既存の場所同士の掛け合わせで、それらが個々であるよりも楽しい空間ができるのではないか?」
この期間があけたときに行きたいところについて、学生やその他インターネットでアンケートをとり、その回答の中から掛け合わせてテーマを決めました。

表現手段にループアニメ―ションを選んだ理由は2つあります。
1つは同じシーン(なんでもない一瞬)をいつまでも眺めていられる写真的な側面が、制作テーマととてもあっていたから。
2つ目はこの期間が落ち着いた時に見返すと、過去である(写真=過去と考える)思い出になると考えたからです。

今回は以下2つのテーマで制作しました。
・居酒屋×コンビニ
・美容室×水族館

楽しさや幸せは劇的な一日ではなく、当たり前な日常にある言語化できない一瞬。
自分にしか感じられないその時間の心地よさ。その積み重ねの中に感じるのだと私は思います。

変化が目まぐるしく不安も絶えない毎日ですが、
この作品を観た皆さんに、ご自身の幸せな瞬間や楽しいことを思い出してもらえたら嬉しく思います。