地上は、闇に覆われおよそ太陽の光などの言葉すら風化した世界。
人々の心から暖かさですらも夜の帳に沈みゆくような冷たい世界に救いを求め一つの国が生まれた。
その国の名を《トゥメルロッド》この国は、月を主神とする宗教によって治められ4人の絶対君主の元形だけの平和を保っていた。そんな世界も溶ける月のように少しずつ歪みを見せる。絶対の教えとしてきた月の信仰は、正しいものなのか・・・
年月が作り上げてきた宗教の膿は、醜い悲鳴をあげ今、産み落とされようとしている。『嗚呼・・・4つの扉の3つ目の鍵穴よ・・・透明な階段は今ゆっくりと降りていくだろう。』