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学部・大学院

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辻琢磨スタジオ


スタジオ教員:辻琢磨
地域社会圏領域

私は、大学院在籍時に山本理顕学長(2009-10年当時横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA校長)が提唱する地域社会圏をテーマにした設計スタジオを履修し、その理念を学びました。経済と資本を優先させた近代以降の社会の枠組みが、法、倫理、空間、教育、労働を規定し、それらが社会の近代性をさらに補強する、そしてその仕組が人口減少社会に突入した日本においては瓦解し始めているという前提のもと、どのような地域社会を描くかを建築空間の側から提案するという、大変野心的な課題でした。この時私が山本さんから学んだことは、建築の作り方ではなく、建築家としての、あるいは現代人として生きるための理念です。建築は、その敷地の中のためだけに、施主の利益のためだけに作られてはならず、より広範な社会に利するものでなくてはなりません。私達は、一人では生きることができません。誰かを頼って、頼られ、様々な因果のネットワークに身を委ねて初めて生きていけるのです。その根本的な事実が、現代社会を生きていると簡単に忘れられてしまうように思います。一人で生きていけるという錯覚に陥りがちです。その錯覚が「個」の概念を補強し、その「個」に紐付けられた様々な商品が売れることになります。それが現代の資本主義社会の根本であるということ、その社会の底が抜け始め、新しい社会観を建築空間と一緒に提示すること、その時我々が拠って立つ基盤は地域社会でありコミュニティであるということ。それが地域社会圏のモチベーションであり、私が山本さんから学んだことです。持ちつ持たれつという関係が何故自分たちに利するのか、その時他者への眼差しはどう変化するか、そしてその関係の空間化はどのようなプロセスによって可能になるのか、そのような地域社会圏の核心となるであろう想像力の感触を、私よりも一回り若い学生たちとともに研究していきたいと考えています。
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キーワード

  • 建築設計
  • 地域社会
  • エリアデザイン

授業内容

2年生後期 都市施設「まちづくりをする美術館」大きな建築を地域と一緒に考える。
3年生前期 エリアデザイン演習「地域ネットワークの再編集」地域の実情に向き合い、場所を実現する。
3年生後期 エリアデザイン「地域をつくる建築」地域の実情に向き合い、地域を再構想する
4年生 これまで学び、研究した内容をもとに、最後の集大成となる卒業制作を行います。

将来目指す職業

  • 建築家
  • まちづくりプランナー
  • 人道支援