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留学生の声



Interview in バウハウス大学

原嶋 恵梨奈さん

原嶋 恵梨奈さん
愛知県立旭丘高校美術科出身
洋画コース卒業→造形研究科
1年次に留学
ワイマールは自然に囲まれた、歴史ある小さな町で、静かで美しく、非常に住みやすいところです。バウハウス大学へは世界中から留学生が集まってきます。このため、ヨーロッパ、中東、アフリカなどの様々な国籍の友人ができ、彼らと話したり、出かけたりすることは何よりも刺激的で、英会話の上達にも繋がりました。

授業はほとんどドイツ語で行われます。私が選んだプロジェクトは、各自がアトリエで自由に制作し、隔週で講評会がありました。教授だけでなく学生同士も積極的に質問をしたり、意見交換をします。私は現地で撮影したスナップ写真からインスピレーションを受け、絵画作品を制作していましたが、描き方や使う色が自然と変わっていきました。おそらく日本とドイツの空気感や街の色彩の違いが影響していたのでしょう。

現地で生活や勉強をするための手続きをはじめ、スムーズにいかないことばかりで、解決すべき問題や乗り越えるべき壁はたくさんありました。帰国の直前まで、トラブルが尽きることはなかったです。語学力の乏しさから自信を失くし、ホームシックになることもありました。しかし、現地の友人たちに励ましてもらったり、楽しい時間を共有することで自然と笑顔になり、前向きな気持ちを取り戻して頑張れました。

いちばん印象に残っているのは、おそらく留学の期間の中で最も落ち込んでしまった時のことなのですが、ナイジェリア出身の友人が、私に元気がないのを気にして、電話をくれたことです。その時、抱えていた悩みをすべて吐き出しました。もちろん英語で。アドバイスをもらって気持ちが楽になるのと同時に、自信のなかった英語で、愚痴までこぼせるようになったことが嬉しく、自信に繋がりました。

留学中の様子

Letter from Finland

名古屋造形大学からフィンランドに初めての交換留学生として留学した山川さんからのメッセージ
高校生の時は、とにかく絵を描いていこうと思っていたのですが、入学して何か違うって感じて。絵を描く時は筆などを使うので、作品が少し手から離れたところにあるんです。それよりも、自分の手で作品に直接触れて作ることに憧れて。物足りなくて、体で学びたくて。それが陶芸との出会いでした。

2年生のときに、オウル工科大学との交換留学生制度が出来ました。初めての交換留学生募集ということで興味が湧いて、3年生の後期から留学しました。オウル工科大学は小さい大学でメディア、グラフィックデザイン、エンジニア、音楽、ダンス、ビジネス、福祉などを学べます。授業ではショートムービーやマンガ、アニメーションを制作しました。私は手描きでたくさんの絵を描いてスキャンし、1分半のアニメーションに挑戦したのですが、音楽もフィンランド人の友人と一緒に制作し(私はギターを弾きました!)、留学生の中で賞をもらえて嬉しかったです。

生活面では、寮に住んでいて、韓国からの留学生と一緒でしたが、お互い英語が不得意だったので、単語やジェスチャーでコミュニケーションをとりました。食事は1食=2ユーロの学食(バイキング形式)を利用したり、自炊したり。北欧は物価が高いので、とても助かりました。

言語に関しては、授業は英語で行われるので、留学前に日本で3ヵ月間 英会話学校に通いました。あまり上達はしなかったですが、度胸がつきました。フィンランドに行ってからは上達しましたよ。言葉って生ものですから、使っているとどんどん身についていきます。大学では英語で良いんですけど、現地の人とのコミュニケーションは大変でした。フィンランド語って難しくて・・・。7ヶ月滞在して、ホームシックにもなりました。そんな時に1人でプールに行ったんです。どうしていいのかわからなかったんですけど、現地のおばあちゃんがいて、言葉がうまく通じなくて、でも一生懸命身ぶり手ぶりでコミュニケーションをとって・・・。そんな、言葉が通じない人との触れあいが記憶に残っていて、ホームシックも解消されました。

あとは、名古屋造形大学へ翌年に留学するフィンランド人と仲良くなって、ご飯を食べに行ったり、パーティをしたりしました。「フィンランド人ってシャイだから、ちゃんと友達になって、パーティとか一緒の時間を過ごさないとフィンランドの友達ができないよ」って言われていて、本当にその通りでした。

将来に向けて、前から人が集まる場所をつくりたいと考えていたので、ゲストハウスをやりたいと思っています。身近に絵を描いている人とか、ものづくりをしている人がいたら、毎日がちょっと面白くなると思うんです。「世界は広い」ということを教えてくれる人が周りにいたらいいなと思っていて、自分がそうなりたい。そのための場所を、もっとオープンな、人が集まれる空間をつくりたいんです。人が好きなんです。日本人でも外国の方でもコミュニケーションをとって仲良くなりたい。1人1人とお話しして、あたたかい場所をつくるのが夢です。

山川 茜さん

山川 茜さん

岐阜県・私立鶯谷高等学校出身
2011年4月 名古屋造形大学 入学
2013年9月~ 2014年3月
フィンランドへ留学
2015年3月 名古屋造形大学 卒業
現在は、pand(岐阜市にあるとても素敵な雑貨屋さん)にて勤務。フィンランドと日本を往復したりしている。

作品と山川さん

あと1週間ほどで出発です。ようやく荷造りをはじめました。

9.28 根に持たないけど恩は忘れない人でありたい。

この部屋の、自然光が好き。

10.17 初雪が降りました。冬の訪れだけ知らせてすぐに溶けました。

休むというのは、やりたいことをやり、やりたくないことをやらないことだ、と誰かが言っていた。

吐く息が凍って、まつ毛が白くなる。

雪のある冬は明るい。たとえ日が昇らなくとも、明るい。地球はうまく、できている。

12.1 雪は溶けずに。このまま春まで素の地面を見ることはないのか。

冬は自分のために、温まるものを料理してやりたいと思う季節です。

美術館への入場チケットは、フィンランドではいつもシールです。手の甲や胸に貼り付けてアピールした後は、外でこういう状態になるわけです。

留学中に制作したアニメーション(約1分半) “By That River -Joen Varrella-”

卒業制作「snow_soil」

AKANE’S FRIEND

Inga Pirita Metsola
2010年8月 オウル工科大学入学
2013年9月~ 2014年8月
名古屋造形大学へ留学
2014年12月 オウル工科大学卒業

Ingaさんの名古屋造形大学に留学して、日本の文化やポップカルチャーを学びたいという強い要望によって、オウル工科大学と名古屋造形大学の交換留学制度が始まりました。名古屋造形大学ではグラフィックデザインやアニメーション、マンガを学び、オウル工科大学へ戻ってからも卒業制作ではマンガを仕上げました。フィンランド語、スウェーデン語、英語、ドイツ語、日本語が話せて、とってもキュートな留学生でした。日本で働くのが夢みたい。See you again!

Inga Pirita Metsola