教員紹介

足立 ゆうじ

イラストレーター

内田康夫著「神苦楽島」(『週刊文春』)、湊かなえ著「サファイア」(『ランティエ』)、村上龍著「オールド・テロリスト」(『文藝春秋』)、稲田将人著「経営参謀」(『ダイアモンド社』)、篠田節子著「竜と流木」(『新潟日報、静岡新聞』)、西村京太郎著「琴電殺人事件」(『小説新潮』)、「COFFE LOVER’sキャンペーン」(『UCC』)などのイラストレーションを担当。
小牧市ジュニアセミナー、名古屋子ども・若者総合相談センターで絵を教えています。

鍜島 康裕

数学者

数学,そしてそれに関連する様々なことをやってきました。例えばコンピュータを用いたシミュレーション、それを用いた化学、物理、生物学などです。若い頃は興味の幅は狭かったのですが,年を食った今の方が興味の幅がずっと広がりました.

数学は芸術であると言われる事があります.それは決して黄金比とか,フラクタルというような物を指すのではなく,それ自体を指して芸術と言っていると思います.芸術系大学ですのでそういう数学ができれば良いのですが,自分はもう少し俗な,実用的なことをやっています.特に最近ではシミュレーションでの計算を速くするような数学的技法などを考えています。現代の大型計算機(死語?)を使って計算をしても,非常に時間(と金!)がかかるものがたくさんあります.それを工夫して早く簡単に行えるようにしたいと考えています.

情報表現領域では、人工知能を応用した表現を研究したいと思っています。人工知能は,その基礎のかなりの部分が数学ですが,実はあまり原理を知らなくても使うことはできます.パソコンのように,そのうち誰でも使える技術になるかも知れません.でも誰でも使えるが故にそこには斬新なアイディアが必要です.もしかすると美術やデザインを専門にする人が最も活躍できる分野の一つかもしれません.

趣味は散歩と旅行と料理(カレーを作ります).6歳で小学校に入学して以来,50年以上学校の中にいます.人生の大半を塀の中で過ごしたような人を刑務所太郎というそうですが,自分はまさに学校太郎です.(なお,”鍜島”は”かじま”と読みます.)

江津 匡士

グラフィックデザイナー・美術家

これまでデザイン企画制作会社、映像プロダクションに勤務する傍ら。現在はDTPをメインにグラフィックデザイン業務を行なっています。また美術家として日本の女学生を題材にした美術作品を制作しています。特に日本の女学生がなぜ セーラー服を着るようになったのか?服飾文化史、地域文化史、美術的観点からとても興味を持っています。

イラストレーションもデザインも社会に対して解りやすく美しく情報を届けるための技術です。そしてコミュニティデザインの領域においても人と人をつなぐために大きな力となります。形や色を決めるだけではないクリエイティブの可能性を思考してゆきたいと思います。

主な仕事・執筆

  • 武蔵野美術大学出版局「かたち・色・レイアウト: 手で学ぶデザインリテラシー」小西俊也・白石 学・江津匡士著 装丁・執筆
  • 実業之日本社「マツオヒロミカレンダー」アートディレクション 2017〜
  • 文春文庫「泥ぞつもりて」宮木あや子著 タイトルデザイン/装画
  • 雄山閣「ヒタメン」 岩下 尚史著 装丁/装画
  • 弥生美術館 竹久夢二美術館 広報アートディレクション
  • 第57回ベルリン国際映画祭正式出品作「カインの末裔」監督:奥秀太郎 プロダクションデザイン
  • 東映アニメ「女生徒」アートディレクション
  • 東宝舞台「エリザベート」演出:小池修一郎 映像デザイン
  • 愛・地球博 日本政府出展 群読 叙事詩劇「一粒の種」演出:J・A・シーザー映像デザイン
  • 明治産業株式会社 CI制作
  • 株式会社ダグズ・バーガー CI.VI 制作

外山 貴彦

メディアアーティスト

主な出展に、あらかじめ失われた未来のために展、メッセージ言葉の扉を開く「記憶の扉」展、エキゾチックーひかりのまち展、大名古屋電脳博覧会、「プレイ」展(NPOたけとよ、現代美術推進事業) 2009年より教員・学生によるユニット「スイッチ」を結成、作品制作・研究発表を行っています。主な作品に「まわる、うつる、ひろがる」「なげる、あてる、ひろがる」「Motion」などがあります。

Jean-Marc Pelletier

メディアデザイナー

カナダのモントリオール付近に生まれて、大学を卒業してすぐに日本へ。もう20年以上経っています。大学時代は映画制作や電子音楽を勉強し、日本に来てから中学校で英語を教えたり、グラフィックデザイナーをやったり、大学院ではメディアアートの研究をしてきました。2004年から大学などで教員をやっています。名古屋造形大学に就任する直前まではゲーム会社で勤めていて主に今でいうガラケーとスマフォのゲームを作っていました。電子音楽、サウンドインスタレーション、パフォーマンス、ソフトウェア開発、画像解析、CG、ゲーム、映像、心理学… 関心分野が多いです。