朝10時に病院へ。
7月4日に行った胃カメラ検査の結果を聞いた。
検査日にすでに聞いていたのと同じ、胃潰瘍とか胃がんは無いが、(加齢による)慢性胃炎があるとのことだ。
今後のことも考えてピロリ菌の有無を検査し、感染していたら除去をすることにした。
検査の結果はバッチリ陽性、ピロリ菌を養っていたのだ。
まずは一週間の投薬ということで、薬を処方された。
胃潰瘍とか十二指腸潰瘍ではないので保険がきかず、なんと2万円近くもかかった。
しかし、胃の中で菌がピロピロしていると思うと気持ち悪いので、これは仕方のない出費だと思うことにした。
ところで、今日は病院の待ち時間が非常に長かったので、持参した本「古沢和宏著:痕跡本のすすめ」を読んだ。古沢君は以前もこのブログで紹介したが(5月5日、6月21日)、名古屋造形大学総合造形コースの卒業生で犬山の古書店五っ葉文庫の店主。この本は5月5日に購入して少し読み始めたまま止まっていたが、病院の待ち時間を利用して半分ほど読んだ。面白かった!まさに古本の前の持ち主の人生が浮かび上がってくる気がするし(本に書き込みをするということはそんなにあるとは思えないのだが)これだけ思いを込めた本が何故持ち主の手を離れて古書店に並んだのか、を想像してしまう。持ち主が亡くなって処分されたものも少なくないだろう、そこにどういう経緯があったのか、古沢君が言うように、”答え”はないが、あれこれ探ってみたい気持ちになる。
大学に午後1時前に到着、すぐに食堂へ。
今日は油淋鶏(ユーリンチー)。もう揚げ物拒否なんて言ってられない。これビジュアル的に食べざるを得ない”強さ”があると思いません? しかも特別メニューなので今度いつ食べられるか分からない。あとで「あれ美味しかったよね−!」なんて会話を耳にしたら悔やんでも悔やみきれない。
選んで正解! 多少脂肪が付こうとほかで節制すればイイ!(無理だとは思うが…)
学食入り口のツバメの巣はすっかり空になっていた。子供たちはすでに巣立ったのだろう。何にしろ目出度いことだ。
午後は少し学長室で執務の後、自作の制作を行った。また、立ち上がりと保存にとんでもなく時間がかかるので、隣のマンガの研究室に行って「BILLY BAT」を借りてきた。途中まで読んで中断しているので、もう一度最初から読み始めた。”待ち時間”の間に1巻目がじっくりと読めた。早く速いコンピュータが来てほしいものだ。
実はこの作品、数日前にも手を入れたが、その前はなんと去年の9月だった。ずーっと中断していた。かなり大きな作品なので、今日のように5時間集中して作業しても作品全体から見ればほんのわずかな部分にしかならない。来年1月の個展に4作品出す予定なので、これからは、空いた時間があればできるだけ制作に回さなければならない。
午後9時前に作業を切り上げて帰宅。
今夜は湿度は高いが気温は低い。自宅では節電のため、今シーズンはまだエアコンを使っていない。このところ暑くてなかなか熟睡出来なかったが、今日はよく寝られるかも…?