2月23日(月)曇り のち 晴れ

朝、佐賀駅近くのホテルを出て佐賀市民会館に向かった。

今日は「広域大学知的財産アドバイザー派遣事業」の「メディアミックス対応ネットワーク活動推進会議」という長い名前の第2回会議が佐賀市民会館で行われる。このネットワークは名古屋造形大学が幹事行となり、同じ同朋学園の同朋大学、名古屋音楽大学のほか、宝塚大学、東京工芸大学、八戸工業大学が加入している。

会場の市民会館は既に立て替えが決まっているようで、何となく懐かしい雰囲気の建物だ。
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午前9時から講演が始まった。
知的財産に関する講演や報告は大学にとって非常に重要な内容を含んでいて、大変勉強になった。

午前中は、東洋大学准教授の安藤和宏氏の「アメリカ終了権制度~音楽著作権を中心にして~」、山口情報芸術センター(YCAM)の坂井洋右氏による「メディアアートにおける知的財産の利活用」というテーマでの講演が行われたあと「映像の作成にあたり大学側の権利処理と、依頼主との権利関係における現在の課題の対処方法と将来の課題の抽出」というテーマで意見交換が行われた。講演を伺う中で発見が気付かされるところが幾つもあり、大変意義があった。

午後は、佐賀大学大学院工学系研究科教授の三島伸雄氏による「まちなか居住の実験住宅“まちの間”について」、そして、佐賀市経済部商業振興課課長の坂井元氏による「佐賀市役所における取組“中心市街地活性化”について」という講演が行われた。

三島先生と佐賀市取り組みは非常に興味深い内容で、大いに参考になった。

午後4時半に講演はすべて終了、
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その後、佐賀大学の三島先生のご案内で中心市街地を視察。
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地図を片手に歩く。
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特に三島先生が中心となって進められてきた実験住宅“まちの間”には感心すること頻り。古い建物が見事に再生され活かされている。
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これはキッチン。
建築を学ぶ女子学生の皆さんが三島先生の指導の下に仕事を進めてきた。
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部屋はキチンと片付いていて、使いやすく女子学生らしい趣になっている。
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この古い家も改造し、学生が住む住宅となっている。
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家の中には猫が…
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名前はシューシュー(だったかな…?)。雌の猫ちゃん。抱いているのは住んでいる学生さん。
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佐賀市の中心街をギザギザに突き抜ける長崎街道。
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左はこくらみち、右はながさきみち。
いつの時代の碑だろう??
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マンホールの蓋はムツゴロウ。佐賀は有明海に面している。
干潟は生物の宝庫。ちゃんと守られるといいね!?
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側溝の蓋も街道らしくていい。
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街中には佐賀大学に関連する施設があちこちにある。
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このあとの懇親会では、三島先生や佐賀大の院生、また、ネットワークに属する大学の方々と有意義な情報交換を行うことが出来た。
今後も、このネットワークを活かした大学間の関係作りをしてゆきたい。
非常に充実した佐賀の旅だった。