朝、ホテルで簡単な朝食を食べて”ヨコハマ都市創造センター(YCC)”へ。
夜中に中華を食べた割には朝ご飯がすんなりお腹に入った。
この習慣はヤバイ!
YCCに午前10時についてみたら、何と開場は11時だとか…
仕方がないので近くのCaféでコーヒー。
なんにもすることが無い1時間が急に出現したことはうれしい。
色々と考えることができた。
11時にYCCの展示を見始めてしばらくすると西倉さんからTEL。
昨日、お昼は一緒にとんかつにしようと決めていたのだ。
待ち合わせの場所に行くと、なんと西倉さんの奥様が…
実は大学の部活の先輩なのだ(まったくの偶然)!
先輩とは言っても年下だが…
久々にお目にかかって、えーっ、35年振り! ぜんぜん変わってない!!
みたいな会話をしながら、美味しくトンカツを食べた。
この辺で一番人気の店だけあって本当に美味しかった。
短い時間だったが楽しい時を過ごし「また三人で飲みましょう!」と別れた。
桜木町から東京へ。
竹橋の東京国立近代美術館で台湾のヤゲオ財団コレクションの展覧会を観た。
全体に面白い展覧会だったが、私にとってリヒターの作品をゆっくり観ることができたことがうれしい!
リヒター(Gerhard Richter, 1932年2月9日 ドイツ、ドレスデン生まれ)の絵からは、いつも幾つもの謎を投げかけられる。
こんなに観ていて発見が多い作家は他にいない。
まるで意味のレイヤーが重なっているようで、しかも、次々と新しいレイヤーが浮かび上がってくる。
それが、時には絵の具の物質性であったり、時には絵画的空間であったり、また、写真的空間であったり、それらが複雑に絡み合っていたり、また、まったく離れた要素がくっついて浮かび上がってきたりする。
しかも、絵画としてものすごく強い(決して力業ではない!)ので、いつまでも絶えること無く、新たな意味が生じ続ける。
久々にリヒターの作品に触れることができて本当にうれしい!
このところ、ほとんど丸一日歩いているので、足に疲労が溜まっている。
この美術館はところどころにこのような景色のよい休憩室があり、ありがたい。
国立近代美術館は東京にいる時から何度も通った美術館だが、常設展示が非常によくなっているとの情報を得ていた。
確かに時の国内外の情勢とアートがどのように関わり合い変化してきたのかが浮かび上がってくる展示となっていた。
あらためてゆっくりと観てみたい。
今日は遅くまで東京にいようと思っていたが、さすがに疲れたので予定を早めて新幹線に乗った。
この3日、本当に充実した時間を過ごすことが出来た。