朝はゆっくり始動。
お昼前に家を出て大学へ。事務部長と色々と相談。
その後、名古屋ウェスティンホテルで開かれている「エレガンスジュエリーフェア」へ。
素晴らしいジュエリーの数々を見せていただき、目の保養をすることができた。
千昌夫さんや八神純子さんのショーもあり、撮影会も行われていた。
正直なところ、全く知らない世界だったので驚きが大きく、最初はかなり気後れしていたと思う。
軽い気持ちでカジュアルっぽい服装で行ってしまったが、エレベーターの扉が開いた途端、猛烈な場違い感に襲われた。そこに広がっていたのは”ハイソ”の世界だった。
一緒に行った妻からは「ずっと腰が引けていた」と言われたが、正直、ずっと腰が引けていた。
名古屋造形大学ジュエリーデザインコースの学生がスタッフとして参加していたが、みなキリッとしていて頼もしく見えた。素晴らしいジュエリーを観ることが出来るだけでもスゴいことだが、さらに、お客様とのやりとりの現場に立ち会えるなんて中々得難い機会だと思う。
私も客員教授の荒川芳秋先生や講師の早川先生、中山先生から丁寧にご説明いただき、本当に良い経験をさせていただいた。
その後、ギャラリーMで行われている「設楽陸展 サルと兵士と爆弾とボク」を観た。今回は焼き物も登場、陸ちゃんの世界が全開という感じだった。いつも思うが、彼の展覧会は10分くらい観ているとスーッと見え方が違ってくる。いつの間にか自然と彼の世界に入っている自分に気が付く。色や形も頭の中で徐々に整理され、それぞれの魅力が明確に感じられるようになってくる。
ただ、今回の展覧会は前回のこの会場での展覧会ほどのインパクトは無かった。大作が少ないこともあるが、表現が安定して来ていて”巡航”状態に入っているということかもしれない。まあ、それは決して悪いことではないのだろう。
設楽陸展「サルと兵士と爆弾とボク」:ギャラリーMで6/10まで。
設楽陸は名古屋市美術館の「POSITION 2012」にも出品中(7/16まで)。
次にギャラリー芽楽で開かれている「渡辺直彦 -不可視の生命-」を観た。
全ての作品タイトルに「生命」の文字が入っているところに、彼が生命とは何か、また死とは何かを考え続けていることが伺われる。
以下のようなコメントに渡辺氏の作品に対する姿勢が明確に示されている。
「まだ地面に落ちて間もない色鮮やかな椿の花を見た時、その生々しい美しさにドキリとさせられました。はたしてこの花は生きているのか、それとも死んでいるのか。そもそも生と死の境目とはいったい何だろう…」
渡辺直彦 -不可視の生命-: ギャラリー芽楽で 6/17まで(火・水は休み)
今日も充実した一日だった。