ロクア・ジオパークをノルディックウオーク

レポート

フィンランドの自然を満喫 たかひこん@デジタルメディアデザインコース

カルサマキ教会をあとにし、午後からはロクアというエリアに向かいました、ここは自然のままの姿が残る場所としてジオパークとして運用されており、手つかずの自然と親しみ、自然を享受する場所となっています。ロクアは氷河期に形成された土地がそのまま森林となった場所だそうで、氷の跡に残された緩い起伏のある砂地と池が点在する地形が特徴的です、森林は針葉樹が主で、大地が白い苔のような植物で覆われているのが印象的でした。

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到着して、まずここでとれた松茸とマッシュルームのスープをお昼ご飯にいただきました、これすごくおいしかった。食事のあとはトレッキングポールの講習を少し受けて、ジオパークをノルディックウオークしてきました、約2.5kmという短い距離でしたが、自生するブルーベリーやリンゴンベリーをつまみながらフィンランドの自然を満喫しました。一汗かいた後はサウナ!フィンランドと言えばサウナですよね、フィンランドの文化に触れるには郷に従えという事でロクア・ヘルス&スパにある本場のサウナを体験しました!

研修に参加したみんなにとって良い日曜日となった事だと思います!さて、リフレッシュしたところで、ワークショップの最終詰めに向けて頑張りましょう!




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カルサマキ教会へ

レポート

伝統と現在デザインの融合 たかひこん@デジタルメディアデザインコース

9月8日(日)はオウルの南側へ小旅行、早朝からバスにのって約2時間、最初に到着したのはカルサマキ教会。この教会のデザインはすごくモダンですが、実はフィンランドの伝統工法を用いて作られていて、伝統と現代が融合した建築物です。日本で言うと宮大工が伝統工法で現代デザインの建物を建てたという感じでしょうか。

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最初に隣接しているカフェでこの教会が出来るまでの映像を見ました、もともとここには教会があったらしいのですが、地域の人たちの要望で再建が実現したそうです、教会のデザインはアンッシ・ラッシラという若手建築家、モダンなデザインに対して建てられた工法は伝統的なログハウスの工法などを用いています、建物は二重構造になっていて外側の壁面は黒いタールで覆われたシンプルなデザイン、タールはオウルやこの地方の反映に欠かせなかった物で、この地方で古くから多く生産されたものでもあるそうです。そういった歴史や産業をうまく組み合わせられたこの建物を建てるにあたって、関わった人々は地域の職人から建築等を学ぶ学生達が参加したようです、地域と産業、教育、すべてが流動的に関わったプロジェクトとなったとの事。

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教会内はもちろんエアコンなどなく、冬はとても寒さが厳しいそうですが、自然と一体となって生活を営むこの地方の人々の生活の精神みたいなものを感じる事ができる空間でした。




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ロヴァニエミ散策

レポート

アルヴァ・アアルトの街と北極圏 たかひこん@デジタルメディアデザインコース

9月7日、土曜日は大学がお休みなので、滞在のオウルから列車に揺られ約3時間、アルヴァ・アアルトが都市計画を行った事で知られるロヴァニエミへ行ってきました。ロヴァミエミと言えばサンタクロースの住むサンタクロース村が近くにあって観光シーズンには日本からも多くの観光客が訪れるそうです、また北極圏の街としても知られていますね、冬はオーロラが見れます。

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市内にあるアルクティクム(ARCTIKUM)博物館はラップランドの自然や民俗学を展示する博物館、ちょうど訪れた日がステューデントデーで学生の入館料が無料でした、なかなかついてる!博物館はオーナス河畔に隣接した形で建てられていて、河畔からの風景はこれぞフィンランドといった景色でした。アルクティクム博物館にあるギャラリーでは、X-border Art Biennialという現代美術展が行われてました、スエーデン・フィンランド・ロシアで同時開催している展覧会のようです。

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ロヴァニエミの街はアアルトが都市計画を行ったということで、しばらく市内を散策、そうそうここには世界最北端のマクドナルドがある事も有名ですね、という事でとりあえずマクドナルドへ、お店の前で白い犬に出会いました。

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ちょっと長距離な旅でしたが、なかなか長距離特急にのって移動することもないので、良い経験になったんではないでしょうかね。また駅舎や列車も日本では味わえない雰囲気、オウルに到着したのは午後9時前、この時間になってやっと夕焼けに染まってました。




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フィンランド4日目・ワークショップ制作風景

レポート

滞在4日目 たかひこん@デジタルメディアデザインコース

フィンランドはオウル市滞在も4日目、日本からやってきた17名の学生達もそろそろ海外の雰囲気に慣れて来た様子です。

今回のワークショップは名古屋造形大学の学生とオウル工科大学の学生の混合による4名〜5名の7つのグループに別れて「クールジャパン・クールフィンランド」というキーワードで30年後にあったらいいなという世界や企画を映像で表現してもらうという課題です。

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初日こそみんな緊張した感じでしたが、ワークショップ制作も3日目ともなると大体なんとか意思疎通が出来るようになって来た感じです。初日と2日目のブレーンストーミングを経てそろそろ具体的な制作に入る段階になってきているので、この日は外に撮影に行くグループや、PCによる編集作業をそれぞれがやってました。

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オウル工科大学のPCルーム(もちろん設置されているPCはMacね)を今回のワークショップの課題制作に使わせてもらっているのですが、フィンランド語と英語のインターフェース(当たり前ですけど・・・)なので、普段日本語で慣れている学生達にとっては結構大変だったみたいです。今回は映像が主体なのでAdobeのPremiereやAfter Effectsを使う事が多くなるのですが、インターフェースが海外仕様なのにさらに2年生や1年生、またデジタルメディアデザインコース以外の学生達はPremiereやAfter Effectsを使った事が無い、なんて事もあって結構苦戦してる様子もありましたが、オウル工科大学の学生達に助けられながら進めていました、さてどんな映像が出来上がってくるのか楽しみです。

写真ギャラリーの後ろにオウル市内の様子の写真をいくつかつけておきました、ちょうどこれで夕方の6時頃かな。まだまだ日照時間が長くてオウルの太陽が沈むのは大体夜の9時頃です。




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ビジネスキッチン視察

レポート

9月6日 午前 オウル市内 たかひこん@デジタルメディアデザインコース

6日の午前にオウル市内にあるbusiness kitchen(ビジネスキッチン)を視察させていただきました、business kitchenは簡単にいうと大学生や卒業生の就職支援活動を行っている団体というと分かりやすいでしょうか。いくつかの組織が運営に携わっており、もちろんオウル工科大学も関係しています。

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今回はこの施設の運営や営業目的、それに予算などを参考までに聞いてきました、対応してくださったのはMatti Rusilaさん。大学の一つの大きな課題として、卒業後の進路というのがありますが、それらを大学や市がどのように支援しているのかを聞きました。

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まずオウルでは起業する事を目指す学生や若い世代が少ないそうで、とくにこれから起業したいと考えている人に場所やノウハウ、あるいは他の起業者や会社・企業、また研究と繋げるハブ的な役割をbusiness kitchenは担っています、つまりインキュベーションセンター的な要素が強く、ここに出入りする人たちは時間帯がある程度決まっていますが基本フリーで施設利用が出来る仕組みになっています、またコワーキングスペースとしての共有も行っているので、今のビジネススタイルに対応したビジネス展開を可能としていて、小さなイノベーションが多く産まれるような感じの場所でした。

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business kitchenには大学も参加していて、就職支援を行う専用のスタッフが出向してオフィスを構えていたり、大学にそういった専属スタッフのセクションが大学とbusiness kitchenとを繋げて就職支援を行っているみたいです。名古屋造形大学でも就職支援のあり方を今後新しいビジョンで考えて行く必要があるかと思いますが、卒業前から卒業後の支援も含めてbusiness kitchenのあり方はとても参考になりました。企業に就職していくだけでなく、若い世代による起業や、漫画家・作家のような独立したフリーランスを目指す人に切っ掛けと繋がりを提供する考え方は、今後の学生達や卒業生達のビジネススタイルに新しい可能性を提供出来るかもしれませんね。

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プロフィン(Profin)社へ見学に行ってきました。

レポート

フィンランド3日目 たかひこん@デジタルメディアデザインコース

3日目は朝8時に駅前集合、バスに乗ってプロフィン(Profin)本社に見学に行きました、プロフィン社は窓枠やドアを制作しているフィンランドの会社で、ここ最近は日本への輸出も増えているそうです。最近の日本の建築物は基本的に窓やドアなどの枠はアルミサッシが多いですが、ここフィンランドでは特に個人住宅の窓やドアは木製が多いですね。

到着そうそう迎えてくれたのはExport managerのカイサ・コヴァライネンさん、最初に軽食のトナカイのパイとコーヒーを出してくださいました。まずはコーヒーを飲みながらプロフィン社の説明と、技術解説などを約1時間ほど聞きました。木材の裁断には柾目で切り出す事を基本としており日本の木工技術を取り入れているとのこと、木材には年輪の木目が入っていますが、その木目が平行に走る方向を柾目と言います、柾目で切り出す事で反りの少ない木材が取れますので窓枠など狂いの少ない条件の商品には適しています。

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日本への輸出が増えている事もあって日本の環境にあった製品製作やオーダーメイドも行っているらしく、同時に商品開発や研究も行っていて、例えば木枠を固定するスプリング入りのボルトはその過程で産まれた技術だそうです、地震の多い日本では地震などで揺れると枠の歪みが出やすいためスプリングで吸収する事で破損や歪みを抑えるようになっているそうです。

一通り説明を受けたあとは工場見学。実際に切り出された木材を加工して窓枠に組み立て、塗装、ヒンジ等の取り付け、ガラスの組み込みなどの行程を見学しました。プロフィンの商品のガラスは2重が基本で、さらに断熱効果の高い3重もありました、冬はマイナス30度になる地域ですからね、断熱は必須です。窓枠や扉のロックシステムも結構複雑な作りになっていてかなり気密性の高い作りになっています。特にみんなが驚いたのは、商品のデモンストレーションで1枚の窓が横開きにも縦開きにも出来るという製品、しかもヒンジが完全に隠れていて見た目がすごくシンプル。ブラインドはガラスとガラスの間に設置されている点も日本にはあまりなじみの無いスタイル、見た目からはあまり想像できないくらい多機能で複雑な構造がデザインされていてちょっと関心しました。日本との取引も多くなってきているみたいで網戸もちゃんとセット出来るようになっています。

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2時間ほどの会社見学でしたが、とても充実していました、特にインテリアデザインや建築デザインの学生達には良かったんじゃないでしょうかね、最後はみんなで記念撮影。この日は僕たちが来るという事で、社屋前にはフィンランドの旗と日本の旗が掲げられていましたよ!説明にあたってくださったカイサさんありがとうございました、また通訳してくださった内田さんにも感謝です。




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オウル工科大学の施設を見学させてもらいました

レポート

海外の大学を見学したかったのです たかひこん@デジタルメディアデザインコース

オウル工科大学にせっかく訪問しているので、大学内の施設を見学させていただきました。今回見学させてもらったのはSchool of Music, Dance and Mediaの校舎。映像、音楽、音響、舞台、ダンスに特化した施設を導入しています。コンピュータールームも複数あって、ちょうど3DCGの授業が行われていました、3DCGを生業としている企業からこられている若い非常勤の先生が教えておられました。

映像スタジオはかなり本格的なものが導入されていてバーチャルスタジオに対応していました、音響関係も充実したスタジオがあり、録音室もかなり大きなものが入っていました、そしてスピーカーはGENELEC、さすがフィンランド!ですね。でも録音機材やビデオ関連機材は日本のメーカーの物の導入が多くて、日本ってスゴイなって改めて思いました。

2013_09_04_3_06 PCルーム 2013_09_04_3_09 映像スタジオ

あと、実習中だったので写真撮れませんでしたが、大きなホールや舞台などもありました、デッサンやペインティングなどの授業もあるらしく、グラフィック関連の授業で使っているアトリエもありました、少し狭いですがフレキシブルに対応してなんとかしているとのこと、狭いながらも工夫をされている様子でした。

ここでは昼食を少し早めにとって、午後2時には必ずコーヒーブレイクを入れるのが習慣だそうです、コーヒータイム用の部屋がちゃんと別にあって、2時に行くと先生方がみんなマグカップ片手にディスカッション交えた談笑されているのが印象的でした、あ、あと4時に授業が終わるのですが、ワークタイムがはっきりしていて4時、5時を過ぎると仕事を終えるのが基本。

2013_09_04_3_14 レコーディングスタジオ 2013_09_04_3_17 CAVE

最後にCAVEシステムを見学させてもらいました、CAVEは20年ほどまえからあるシステムで日本では岐阜に正立方体の6面が映像というCOSMOS というのがありますね、あと東京は初台にあるICCギャラリーにもCAVEを使った作品が展示されていますので、体験してみたい方はICCに行かれると良いと思います。オウル工科大学に導入されていたのはラウンドネススクリーンのもので前面3投影の物でした、床面が覆うように投影されないので少し立方体のCAVEとはおもむきが違います。しかし、このシステムで何が出来るのか?とう事に関しては20年たった今でもなかなか見つけられない感じがするのは否めないですが・・・処理するPCが安価になった事を考えると、昔よりも特定の場所にはなるでしょうけどVRシステムを使った新たなコンテンツに繋げる事は可能かもしれませんね。




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