1年があっという間でした たかひこん@デジタルメディアデザインコース
2013年も最後の日となりました。いわゆる大晦日、今年はみなさんにとってどんな年でしたか?デジタルメディアデザインコースは今年、例年にないペースでいろいろな行事があった年になりました。特にプロジェクションマッピングというキーワードがここ愛知県で盛り上がりを見せたように思います。年始辺りから問い合わせが増え、気がつけばプロジェクターを使った行事が多かったのも今年の特徴かなと思います。
年内最初のプロジェクションマッピングは2月の名古屋音楽大学で浅野くんが行なったコンピュータミュージック、映像音楽
卒展と言えば、今年からビジュアルイメージを学生からのコンペに変えました。学生による卒展を打ち出すべく今年から卒展の広報活動も現役の3年生が中心となって動いています。まだまだ始まったばかりですが大学がつくるのではなく学生がつくる卒展にしたいものですね。2014年の卒展のビジュアルイメージはイラストレーションデザインコースの益田さんによるものです。そしてそれに伴って今年から卒展の専用ページが出来ました!
4月は新たに1年生を迎えスタート。デジタルメディアデザインコースでは1人1台のPCを導入。学年全体を網羅するべく99台もの27インチiMacを導入しました。1年2年も自分専用のPCがあるという環境を整え、よりクリエイティブな作品や研究を行なえる環境つくりを行いました。4年3年はゼミがスタート。恒例のプロローグ展では1年間の研究発表が行なわれました。同時期に愛知県下の芸術系大学を集めた「大名古屋電脳博覧会」もありましたね。ビジュアルイメージを手がけたのは卒業生の館さん。館さんといえば今年からマンガコースの非常勤講師として教壇に立ちました。卒業生が成長し戻って来て学生達に教えるというのはとても嬉しいニュースです。
プロジェクションマッピングでは企業との共同研究もいくつか行いました。5月は化粧品メーカー「RAURA」のRAURA 1st Anniversary & ECL Release Partyにて唯一1回だけの上映という貴重なマッピングも行いました。また8月には博物館明治村で「宵の明治村」にて約1ヵ月におよぶプロジェクションマッピングを行い、「イッポウ」というCBCの番組の取材も受けましたね。テレビでご覧いただけた方も多かったかと思います。CBCといえば12月にCBC創立63周年記念式典プロジェクションマッピングにてこれまた唯一1回だけの上映を行いました。また名古屋音楽大学の「第1回めいおん音楽祭/オペラ「ドン・ジョヴァンニ」 Don Giovanni」にデジタルメディアデザインコースとイラストレーションデザインコースでタッグを組みオペラにプロジェクションマッピングを行なうコラボレーション制作を行いました。
本当に今年はプロジェクションマッピングというキーワードがいろいろなプロジェクトを生み出した年になりました。
9月にはフィンランドのオウル工科大学と連携したワークショップを行いに海外へも行きました。総勢17名の学生達とともにオウル市に滞在、途中社会見学でいろいろな場所にも行きました。これを機会に今後も国際的なデザインのワークショップや研究がすすめれたらとコースでは思っています。そうそう教員がフィンランドに行っているさなかに愛知では野外博物館リトルワールドにてエキゾチックトルコ文化展に3D映像を出展しました。これも産学協同のプログラムとして院生の近藤君をはじめ2年生のスタッフ達が頑張って制作してくれました。上映期間中は多くのの方々に来ていただけました。
展示もいくつか行いました。とよたデカスプロジェクト、NODE_CONSONARE2013出展とワークショップ、殿町ハロウィン、スイッチ個展、ウッドエコテック展、そしてコース全員が参加するデジタルメディアデザイン展。振り返るといろいろな事をこなした1年間でしたが、まだまだ発展途上なコースです。来年も気持ちを新たにもっともっと「世代を築くべく新しい事」へ挑戦しながら、次世代のメディアデザインやメディアアート、研究を担っていく人材が育てばと思います。またコースそのものも、そういった新たなモデルを生み出すために、これからも速度を緩める事なく、時代のリーダーになれるよう努力していかなければならないと思っています。もちろん学生達にもそれを実現するためにもっともっと自分のハードルを上げ、挑戦する気持ちを忘れずに2014年を迎えてもらえたらと思っています。
長文となりましたが、読んでくださった皆様ありがとうございました。2014年もデジタルメディアデザインコースの学生たちが一歩先に出られるように次々と新たなイノベーションを進めていきたいと考えています。
どうぞ来年もよろしくお願いいたします。
デジタルメディアデザインコース・外山貴彦
エネルギー放出っ!! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
デジタルメディアデザイン展(Digital Media Design Exhibition 2013)に卒業生夫婦がもうすぐ2歳になる子供と共に来てくれました!全部の作品を見て回ってくれたんだけど、とりあえず今日は第1展示室で展示しているMotionを体験してるところをお届け!
ちょっとまだちっちゃくて背が低いのでセンサーがうまく捉えず、なかなか反応しなかったのですが身長に合わせて少ししきい値を変化させてなんとか捕まえる事が出来た瞬間の写真をいくつかアップしてみました。「うおぉぉぉぉっっ!スーパーサ○ヤ人になる瞬間のもうすぐ2歳児!!」みたいな(笑)
実は5月の展示の時も来てくれたのですが、その時は早々に飽きて廊下のソファーに首ったけというMotion制作者としてソファーに惨敗した苦い思い出が・・・ちょっとまだちいさいので良くわかってないとは思いますが、映像で出て来るつぶつぶをなんとなく追いかけたりして今日は楽しんでくれてました。
Motionは5月の大名古屋電脳博覧会で発表した作品で、今回も同じものを展示しています、人の動きで映像の表情が変わるインタラクティブコンテンツとなっています、是非ご来場いただき体験してみてください!
11月1日に無事終了 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
名古屋造形大学D1、D2、D3ギャラリーで2週間に渡って行っていた「Takahiko toyama with Switch Exhibition「外山貴彦withスイッチ展」」無事に終了いたしました、来てくださったみなさまありがとうございました。
今回は会期中に岐阜の殿町ハロウィンへ作品を持ち出すなどアクロバティックなスケジュールでしたが、会期中にハロウィンバージョンを制作したり、明後日から開催のウッドエコテック用のプログラム開発を行ったりと、展覧会をやりながらも随時いろいろと動作した状態で展示時間や展示後の夜中に実験や実装ができ、なんとかいろいろ今後に繋がる問題点や改善点なども見えたかなと思います。
D2、D3ギャラリーで展示していたMotionは次回11月中旬に開催予定のデジタルメディアデザイン展(Digital Media Design Exhibition 2013)に改めて展示予定です、5月の大名古屋電脳博覧会で展示したスタイルで内部のプロフラムを変更したものを発表予定です、是非こちらもご高覧くださればと思います。改めまして今回の展示に来てくださった皆様ありがとうございました。
自主制作アニメ「May」アップロード たかひこん@デジタルメディアデザインコース
5月のゴールデンウイークに開催された大名古屋電脳博覧会に名古屋造形大学デジタルメディアデザインコースの卒業生として出展していた阿部詩織さんの新作「May」がYouTubeにアップロードされました!大名古屋電脳博覧会でご覧いただけなかった方には朗報ですね!是非こちらでご覧下さい。
キャスティングも名古屋造形大学関係者が多く出演しています、主人公の女性の声優はデジタルメディアデザインコース卒業生で2年前まで研究室職員として働いていた館さん、あまりに違和感なく馴染んでいるので実は同級生達にも気づかれないレベルです(笑)
はなぢこと阿部さんは現在フリーでアニメーションやイラスト制作で活動中、もしお気に入りの絵柄がありましたら是非お声かけください!http://www.pixiv.net/member.php?id=313634
5月中旬 D306アトリエ たかひこん@デジタルメディアデザインコース
2月末にFaceBookを通じてプロジェクションマッピングによる演出が出来ないか?という案件が舞い込んできてから、何ができるかをクライアントさんと実は打ち合せを重ねていました。その間に大学行事として卒展や卒業式、入学式、それに大名古屋電脳博覧会など外部の展示などもあり、休む間もなく怒濤のようにここ数ヶ月が過ぎ、プロローグ展の対応をこなしていると、気がつけばプロジェクションマッピング本番2週間を切っていました。
今回の案件はRAURAという化粧品メーカさんの新商品発表と1周年記念を兼ねたパーティーでのサプライズ演出としてプロジェクションマッピングによる映像表現をするという事で、わたくしたかひこんが中心となって運営しているプロジェクトチーム「スイッチ」がそれを手掛ける事となりました。
4月初旬にマッピングする現場を実測した時の様子 4月初旬にマッピングする現場を実測した時の様子スイッチはゴールデンウイーク中に開催された大名古屋電脳博覧会に「Motion」という新作を発表したばかりという事からもお分かりいただけると思いますが、4月はその制作と完成に費やす必要があり、今回のRAURAのプロジェクションマッピング制作に純粋に関われるのはゴールデンウイーク開けてからの3週間というタイトスケジュール。しかも本来はスイッチが得意とするセンサ等を応用したインタラクティブコンテンツとマッピング技術によるコンテンツを提案していたのですが、会場の制限によりそれがNGとなり、スイッチで経験のない純粋な映像コンテンツのプロジェクションマッピングという初めての挑戦となりました。
とにかくまずは音楽を準備し、それに合わせた映像の演出を考える。そしてそれらは2台のプロジェクタから送出され、壁面と天上面に投射されるというところまで決めて、あとは画角の調整、壁面の特徴に合わせたマッピングスケールなどをマスキングして制作していくという流れです。そして準備した音楽がなんと16分もあってこれが大変・・1分作るのに何日もかかるのに16分って(汗)という事で連日スイッチメンバーはアトリエに籠もりながら制作地獄、写真は午前2時ころの様子だったりします(笑)それでも完成させるためメンバーは毎日毎夜頑張ってくれました!本当に良い作品を作るというのは大変な努力が必要だと言う事ですね、スケジュールにも無理がありましたが、やると言った以上は完成させる!を目標に気合の2週間でした!(あ、気合以外にも別件の制作が並行していたのでレッドブルが大量に投入されてたけど 笑)
5月10日 深夜 体育館 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
大名古屋電脳博覧会の展示を終えたばかりのスイッチですが、実はもう次の発表が5月末に控えていて新しい作品制作に追われています。今回の案件はプロジェクションマッピング、特にインタラクティブ的な要素等もなく一般的な映像と音によるプロジェクションマッピングなのでそんなに難しい制作でも無いかと思いきや、投影面に画像をマッチさせるのがやはり難しく、この技術こそがプロジェクションマッピングの神髄とも言えるのでしょうね、やっぱり大変です(汗)
投影する場所がいつでも使える訳じゃないので、今回は壁面の特徴を全て計って同じ寸法の壁を擬似的に体育館に作りました。本番の壁は幾つかのユニットに別れているのですが、そのユニットと同じ形に凧糸を体育館の壁に張り巡らせて、それにプロジェクターを投影し、投影距離と位置、それにユニットサイズにあったマスキングとピクセル数を割り出す作業を行いました。
体育館を利用する理由は、なによりも現場と同じ大きな壁面が必要という事に尽きる訳ですが、暗くないとプロジェクターの投影実験が出来ないので結局この日は深夜12時まで体育館で作業してました。案件の詳細はちょっとまだ控えておきますが、今月末発表なので当分過酷な毎日が続きそうです。
Prologue exhibition 2013
the 1st week
Sequential media design seminar &
Sound design seminar
デジタルメディアデザインコース4年生・3年生による「Prologue exhibition 2013」が、学内のD2.D3-Galleryにて行われています。
「Prologue exhibition 2013」は名古屋造形大学デジタルメディアデザインコースのゼミ生が1年間をかけて行う研究や制作する作品のテーマおよびプラン発表と位置づけ、4年生は卒業制作に向けて、3年生は進級制作に向け展示とプレゼンテーションを3週に分けて3回の展示で行います。
第1週目はSequential media design seminar(池田先生担当ゼミ)とSound design seminar(上山先生担当ゼミ)の学生作品の展示です、キーカラーはイエロー。今年は大名古屋電脳博覧会とゴールデンウィークがあって会期前に記事アップできませんでした、今日から展示始まっています、今年の彼等の研究内容やテーマを是非ご覧下さい。
[会期] 2013年5月7日(火)〜5月10日(金)
[時間] 10:00〜18:00
[会場] 名古屋造形大学 D2.D3-Gallery (入場無料)
*なおSequential media design seminar(池田先生担当ゼミ)のゼミ生による公開プレゼンテーションを9日(木)、Sound design seminar(上山先生担当ゼミ)のゼミ生による公開プレゼンテーションを10日(金)、両日とも午後1時からを予定しています。またその様子をUSTREAMで配信予定です。http://www.ustream.tv/user/nzu_dmd
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