台風のため痛恨のエラー たかひこん@デジタルメディアデザインコース
土日に台風が接近したため、明治村は休村、もちろん「宵街映写」も中止だった訳ですが、台風上陸という事もあって事前にプロジェクションマッピング用に設置していたプロジェクター台を解体するという苦渋の選択・・・金曜日に雨にぬれながらの解体となりました。昨日はその解体したプロジェクター台の設営からという、世間はお盆休みに入るという時に炎天下の中、重労働からのスタート・・・・。
5時ころに設営を終え、敷設してあったケーブルのチェックで防水対策したつもりのいくつかのケーブルが水没していたという問題発生!特に映像ケーブルは接続部分に錆が入るほど、ところがすでに養生して敷設してるケーブルのため簡単に入れ替える事が出来ません、なのでと乾燥させて使えるかどうかをチェック、とりあえずその時は問題なく映像伝送されたのでそのまま作業を続行し投影準備をすすめました。
そして次の問題は開演15分前になっても日が高く明るい・・・いつもは前日の夜にセットアップしているので微調整で済むのですが、今回は台風で解体したため、プロジェクター台を新たに設置しなおしました。なのでこの時点で映像はズレまくってる訳です。ところが明るすぎて建物に映像が合わせられず、開演ギリギリにやっとぼんやり見え始めたころに調整開始、間に合わない焦りのなか時折映像にノイズが走りPCがプロジェクターを認識しなくなるエラーが出るように・・・水没したケーブルの方のプロジェクターの映像の調子が悪いと同時に開演の7時を過ぎてもまだ映像がピッタリあってない、結局ほぼ映像を合わせて5分ほど遅れでスタートとなりました。
そしてここから最大の試練・・・映像のノイズが酷く、上映中に片方の映像が切断を繰り返す、原因はケーブルだと思われるけど術がなく、唯一の解決方法はとにかく大学へもどりHDMIケーブルを入れ替える事、猛ダッシュでケーブルを取りに帰って入れ替えるまで約40分・・・2回目の上映は完全に映像が落ちて2面とも停止、信号無しのブルーの画面が出たときは血の気引いたって対応してた学生達が言ってました、音声のみでお楽しみください的な事になってたみたいです・・・。
ということで、3回目の上映でなんとかケーブルを入れ替えて無事に上映できたのですが、1回目、2回目の上映時にせっかくきてくださったみなさまには大変ご迷惑をおかけしました。それにしても台風め!そして今日も時折雨の降る天気の悪さ、今年は天気に翻弄される予感・・・
宵の明治村「宵街映写2014」プロジェクションナイト 開催のお知らせ。
本年も宵の明治村にて「宵街映写2014」プロジェクションナイトとしてプロジェクションマッピング作品の上映を行なっております。明治村での上映は今年で3年目を迎えました、今年は実写映像と3DCGを合成したストーリ仕立ての約7分間の作品を上映いたします。
場所は明治村内二丁目にある札幌電話交換局、初年度に投影した札幌電話交換局ですが、今年は二つの壁面に映像をマッピングします。宵の明治村開催時期は浴衣の方は男女とも入村料500円となります、是非この夏の思い出に、浴衣で夜の明治村へお出かけください!
「宵の明治村」
場所:博物館明治村 〒484-0000 愛知県犬山市字内山1番地
開催日時 8月2日(土)、3日(日)、8月9日(土)〜17日(日)、8月23日(土)、24日(日)、30日(日)
*浴衣の方は男女とも,入村料500円
「宵街映写」名古屋造形大学上映スケジュール
投影場所・明治村内二丁目、札幌電話交換局
開催日時・8月2日(土)、3日(日)、8月9日(土)〜17日(日)
上映時間・19:00、19:20、19:40、20:00、20:20(雨天中止)
ついに始まりました! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
なんだかんだと4ヵ月かけて制作していきた宵の明治村のプロジェクションマッピング「宵街映写」ついに初日を迎えました。天気が少し心配でしたが無事初日5回の上映を行なえました、天気の事もあって少しお客さんの入りも心配していましたが、たくさんの方に来ていただけて嬉しい限りです。
3年目になる「宵街映写」、例年はアニメーションなど美術系大学らしさがメインでしたが、今年は例年よりもよりプロジェクションマッピングを意識した作りを念頭におき、加えて美術系大学らしさみたいのものをどう表現するか?というところを主に学生達にアイデアを出してもらいました。またデジタルメディアデザインコースだから出来る表現もという事もあって、結果的にアニメーション表現をやめ3DCGと実写を組み合わせたストーリーのあるドラマ仕立てとなりました。
まだまだ至らない部分もありますが、学生達が4ヶ月作り続けました、そんな彼らの作品を是非みなさんの目で観ていただきたいなと思います。上映期間は8月2日(土)、3日(日)、9日(土)〜17日(日)となっています。
そうそう、今回の制作には東海テレビさんの取材が入りました、制作過程も含めていろいろと取材していただきました、スーパーニュースという番組で放送は11日を予定しています(放送日時は変更する場合がありますので、また追ってお知らせいたします)是非こちらも合わせてご覧いただければと思います!
炎天下作業! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
8月2日から始まる「宵の明治村」でのプロジェクションマッピング「宵街映写」のための搬入を明治村にて行いました。今年は札幌電話交換局の2つの壁を使った作品を制作しました。
炎天下の中、プロジェクションマッピング用のプロジェクター櫓を建てるところからスタート。今年はアルミフレームで専用の物を制作、明治村でのプロジェクションマッピングではプロジェクターを敷設したままに出来ないため、毎回上映前に設置、映像を建物に合わせて終われば撤収するという行程が必要になります、ご存知の通りプロジェクションマッピングは建物に映像をぴったり合わせる事が一番重要、その肝心要の各プロジェクターを毎日移動させるというのはプロジェクションマッピングにとっては一番厄介、そこで毎回プロジェクターを決まった位置に置く事が出来るように専用台を作ってズレを最大限なくすという方法を考えた結果、専用の設置櫓を作ったという訳です。
炎天下の中で、アルミフレームやネジなどが熱々になってて、火傷するレベル(笑)若い学生達もさすがにこの炎天下での作業はこたえるみたいで、かなり大変そうでした。櫓の設置が終われば配線を敷設、これも会場を囲むように音声や映像のケーブルを取り回す必要があり、かつ防塵防水などの処理も必要になります、出来るだけ最短で敷設するように幾度となく現場に入って検討しましたが、実際には当日現場合わせというのが現実ですね、これも結構大変でした。
今回の搬入には明治村制作チームとは別に幾人かにも手伝いで入ってもらいました、うだる暑さで大変でしたが搬入作業は比較的スムーズに終了、暗くなってからの投影テストも問題なく、あとは本番をまつばかりです。
宵の明治村は8月2日、3日、9日から17日までの11日間開催されます、是非この夏休みにお越しください!
蒸し風呂・・・ たかひこん@デジタルメディアデザインコース
いよいよ宵の明治村まで時間が無くなってきました。制作メンバー達はプロジェクションマッピング用の映像制作だけでなく、プロジェクターの設置や配線などもすべて設計して作らなければなりません、やる事はまだまだたくさんあります。
この日はプロジェクターを設置するための台座を借り組しました、この2年間でいろいろな設営方法を試行錯誤しましたが、今年はアルミフレームを専用設計で発注して、それにプロジェクターを設置する事にしました。一番の問題は日中プロジェクターを敷設したままに出来ないという事です、なので上映前に必ずプロジェクターを台に設営する必要があるのですが、プロジェクションマッピングは建物と映像を合わせる事が最大のポイント、つまり毎回の設営で映像がズレると、その都度調整が必要となり、本当は一度設営したプロジェクターは動かさないのがベストなのです、しかしそれが出来ないので、極力調整が要らない方法を検討した結果、アルミフレームで組み立ててみようという事になりました。
まだ骨格だけ組んだだけなので、これからプロジェクターの台を設計して、毎日プロジェクターの設置と取り出しをする事がスムーズに行くかやらなければなりませんし、雨対策も必要です、いやぁ間に合うのか?って感じです・・・
こういう作業をアトリエ内で出来ればいいんですけど、いろいろ手狭で廊下で作業。しかもこの廊下、風通りが悪くかつ最上階で屋根から吸収した建物の熱がこもっていて蒸し風呂、もう暑すぎて作業続けるのが嫌になるくらい、もう少し良い開発環境があればいいんですけどね・・まぁ従来美大でこんな事するなんてなかったから、こういう事をやるように設計されていないからしょうがないと言えばしょうがないけれど、もう少し今時のラボ的な感じに改装してくれないかなぁ(希望)
そろそろ追い込み! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
連休最終日の21日、営業終了の夕方から明治村に入り「宵の明治村」にむけたプロジェクションマッピングの4回目のテストを行いました、明治村マッピング制作チームは祝日返上で作業に取り組んでいます、本番まで10日を切りましたからね、そろそろ作業も追い込みです。
午前中に西別院の搬出をしたスイッチメンバーも昼に合流し(明治村制作と両方に関わってるメンバーも居るので)そのまま明治村入り、この日は特にシステムを構築する上でのケーブルの取り回しをどうするかが課題。プロジェクターやスピーカーの位置を決めて電源ケーブル・映像ケーブル・音声ケーブル等をどこを通して、どれくらいの長さが必要になるのかを計りました。
昨今のプロジェクションマッピングの事を思えば札幌電話交換局はかなり小さい被写体ですが、それでもまわりを取り巻くように機材を配置するので結構な長さのケーブルが必要になります、また昼は普段通りに営業されている事もあって、敷設する場所も結構限られてきます、計算して分かったのは・・・これ、結構大変かも・・・って事。
日が暮れたころから投影の実験もついでに行いました、画像を壁面に合わせる事はここ何回かのテストで簡単になってきましたが、一番の問題は映像に映っている物がちゃんと見えるか?というところ、例えば文字が入ると建物の起伏で潰れてしまいますので、文字を画面のどこに入れるかとかも微調整が必要です、それに色味やコントラストも重要な要素、PCモニターで観るとちょっと派手?ってくらいに強めの色とコントラストを付ける感じで、とにかく常に投影した状態で制作できないのがプロジェクションマッピングの難しいところですね。
気合いと根性!! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
3度目の明治村マッピング投影テスト、前回の問題点を改善しつつ、様々なレンダリング結果や3DCGのカメラ設定による見え方の違いなどを現場でテストしました。特に前回問題だったのは、図面から起こしたベースの画像が厳密に建物を合わないという問題・・・これが合わないと意味ない・・。
と、いうことで、図面でも合わないならしょうがない、写真で合わせたろじゃないか!ってことで、最終手段は気合いと根性!!プロジェクター出力の画素数と建物の大きさを計算しながら、写真をひいてピクセル単位でレンガ1個1個まで全部書き出したった!!訳でございます。プロジェクションマッピングは根性、根性、ど根性!
結果レンガやレリーフ全部ぴったり合うど根性マッピングのベースが出来ました(笑)投影テストでもぴったり合ってたので、これをベースに素材を作ればそれっぽいマッピングが出来るはず!あとは残り1ヶ月で3DCGやエフェクトの映像を作り続ける不眠不休の作業を残すのみ!! つまり本当の地獄はこれからです・・・。
← Previous Page — Next Page →