



















9月1日(金)一昨日に引き続き、大名古屋電脳博覧会の劇場パフォーマンス「dialogue」のため名古屋学芸大学に来ています。この日は学芸大学で仕込みをする最終日、搬入を行いなんとか劇場の状況を再現する事ができたので、システム構築と投影映像の可否をチェックしました。投影するオブジェクトと呼ばれる鉄の格子は遠くからみると結構細く、映像がその細い線にちゃんと乗るようにマッピングする必要があるのですが、その映像の線は床面へとシームレスに続くので、床面に投影する映像のテイストも重要になります。
もともと「dialogue」ではグリッドを基にしたビジュアルデザインが愛知県立芸術大学の森先生によって用意されていたので、それを基にオブジェクトと床に投影される映像のラインの細さやカラーの選別をその場で色々試しながら決めて行く作業を行いました。またKinectを実際の状態に吊って舞台上の動きを取得できるのかどうかのテストもこの機会が最終となりますので、どこまで可能かどうかをチェックしました。
実際の演技では、演者が鉄製のフレーム(枠)を持って舞台上を歩き、回すというシーケンスがあり、その回転運動に映像がちゃんと追随するかどうか?が最大のポイントとなります。写真では分かり辛いですが、連続撮影したものなので順にみるとその動きがなんとなく分かると思うのですが、再帰性反射材を使う事でなんとかリアルタイムに追随させる事に成功しています。
8月30日(水)昨日に引き続き、大名古屋電脳博覧会の劇場パフォーマンス「dialogue」のための搬入作業を名古屋学芸大学にて行いました。と、その前に午前中はアトリエで作業、大名古屋電脳博覧会には別に作品出展と、デジタルサイネージの映像の制作という作業がありまして、ゼミでは実は「dialogue」と同時進行で3つを動かしています。写真は第1展示室で展示予定の新作「Vision」の制作と株式会社タケナカさんが提供してくださるキューブ型のLEDサイネージの映像制作風景です。
午後からはアトリエでの制作チームと別れ、「dialogue」の制作チームは名古屋学芸大学へ移動、この日はケーブルの接線と機材関係の動作チェック、それと肝心のパフォーマンスの進行のチェックなどを行いました。実はまだこの時点でどのような映像を投影するかとか、どのタイミングでどのシステムを使うか?など細かい部分が決まっておらず、現場をみながら決めていくというかなりアバウトな状態、なんとなくこういう現場ってその場で決めて行く感覚もあるのですが、対応する学生達はなかなか仕様が決まってこない事に苛立と不安を感じてました・・・でもワタクシはこういう場当たり的な感じ嫌いじゃない(笑)
8月18日(金)大名古屋電脳博覧会の劇場パフォーマンス「dialogue」で使用する業務用プロジェクターの投射テストに参加しました。今回の「dialogue」では株式会社タケナカさんの全面的なご協力により、本格的なプロジェクションマッピングなどで使用される業務用のレーザープロジェクターをお借りする事ができました。
設営から映像ソースのスイッチング、分配までをすべてやっていただいたうえに、輝度等も申し分無い高価なプロジェクターを2台使うという贅沢な仕様。デジタルメメディアデザインコースでは液晶の業務用プロジェクターでプロジェクションマッピングなど行なってはいますが、この輝度のクラスのプロジェクターを使ったのは初めてです。
この日は2台を設置して映像を舞台にマッピングできるかどうかのテストでした。投影面は床面と奥の舞台上の金属オブジェクト(舞台セット)で2つの映像がシームレスに繋げることができるか? さらに「dialogue」のイメージとなるグリッドのデザインの映像をオブジェクトと床にピッタリと投射できるかどうか?もポイント。企画段階で出来ると言った手前・・・なにがなんでも合わさないとですよね(笑)合わせる自信はありましたけど、合わなかったらなんて言い訳しようか考えていたのはナイショです。
金属オブジェクト(舞台セット)のフレーム幅にピッタリ合わせるには解像度(ピクセル数)の関係もあってグリッドデザインの段階から厳密に計算してイメージを作っていただいていました、最終的には4ピクセルの線が奇麗に乗るように微調整をかけ、おおよそ大丈夫だという事が分かったので一安心です。
8月16日(水)大名古屋電脳博覧会の劇場パフォーマンス「dialogue」のためのテストを東文化小劇場にて行いました。本番はまさのこの劇場で行なうのですが、当日まで常に劇場を使う事が出来る訳ではなく、むしろ限られた日程しか使えないので本番を想定した本格的なテストやリハは数回しかできません。今回はその貴重な劇場での2回目のテストとなります。
今回我々がテストしなければいけない最大の部分は、インタラクティブを導入するため、人の動きや舞台装置の動きをセンサーによって取得可能なのかどうか?というところです、もしこれが無理な場合、パフォーマンスそのもののシナリオなどにも影響してきますので、このタイミングで可否を決定する必要がありました。
なにをやったかというと、まず劇場のキャットウォークからKinectセンサーを吊る事が可能かどうか?という事、それとKinectセンサーで吊り下げた場合、舞台のどの範囲を取得できるのか?という事、それによってはパフォーマンスエリアが決定されたりプロジェクションの範囲を決定する事になるので、このタイミングで何が出来て何が出来ないのかをはっきりさせる事が重要です。
結果的に、若干不安定な部分はありますが、Kinectが想定位置にだいたい吊り下げる事が可能だったのでパフォーマーの動きの取得と舞台上の小道具の動きの取得は技術的には出来るだろうという結論になりました。ただし、舞台エリアをカバーするにはKinectが計4台必要というのが最大の問題点となります、今回は時間的に1台吊るのがやっとだったのでまだ未知な部分がある状態ですが、まぁとりあえず今までの経験をふまえて見切り発車で何とかなるかなぁ〜 という若干爆弾抱えた感じでテストは終了しました。この現場感ある感じがたまらないですねぇ〜(違うって?)
8月9日(水)大名古屋電脳博覧会で劇場を使ったパフォーマンスを行なう事になりました! 大名古屋電脳博覧会は2年ごとに、この地域の美術系大学が集まって開催するメディア系の展覧会で、例年はギャラリー矢田にて各大学の展示エリアを設けた作品展覧会を開催しております。そして今年はそれに加えて新たにギャラリーにある東文化小劇場を使った複数大学コラボレーションのパフォーマンス企画をやれないか?という話しがもちあがり、実行委員会で水面下で「dialogue」の企画を練ってきました。
この日は、おおよそ各大学が具体的に何ができるのか?が見えて来たので、それぞれの先生方や関わる学生達を集め、劇場での顔合わせと、企画の大まかな説明などを行いました。名古屋造形大学はパフォーマンスの舞台演出を受け持つ事となっており、映像関係の制御とプロジェクションマッピング技術、それにインタラクティブ技術の持ち込みを検討していく事になっています。
全体のディレクションは名古屋学芸大学の伏木先生が担当し、舞台設計は井垣先生、イメージとなるダイアグラムデザインは愛知県立芸術大学の森先生、サウンドデザインに名古屋芸術大学で非常勤講師されている牛島先生、そして舞台の映像演出として外山が担当する事になりました。実はデジタルメディアデザインコースとしても他大学の先生方と布陣を組んでコンテンツを作るというのは初めての事で、開催まで1ヵ月とかなりタイトなスケジュールですが、この先の制作が楽しみです!
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