



















3月9日(木)宮古島で開催されたBMIワークショップに参加してきました。このワークショップへの参加はもう毎年の恒例となっていますね。今年は卒業式の日程の関係で途中でまでの参加となりましたが、デジタルメディアデザインコースとしてとりあえず発表だけはしてきました。
と言っても、今年はそんなにトピック的な発表内容が設定できなかったので、VRやMRというジャンルで研究を開始していますという報告程度となりました。コースで所有しているホロレンズをとりあえず持込んで各先生方に体験していただいて、何か今後の課題に利用出来る可能性があるかという参考程度の発表となりました。
せっかくの宮古島でしたが、滞在期間中一度も晴れず・・ずーっと曇りと雨でなんだか損した気分でした(笑)
トリはペルティエ先生 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
3月29日(火)BMI(バイオメディカルインターフェースワークショップ)も最終の3日目、この日の最後の発表は今回初参加のペルティエ先生でした、デザインと感覚のお話を中心に、色や形、見え方、動きや音による認識の変化などをプレゼンテーションしました。
デザインと感性や感覚、認知の仕組みなどは結構大事な部分ですよね、私たちは外界からどのように情報を得て理解し判断しているのか、そのあたりをふまえながらデザインする事はとても重要です、BMIでは心理学の先生方も参加されているので専門的な意見など聞きながら、それこそ異分野交流から産まれるデータをもとに、デザインについて考えていけたらと思います。
午後は時間があったので、石垣島をぐるっと巡ってみました。灯台から望む西の海に夕日が沈むというのが観光案内に載ってたので夕焼けをみに行ってきました。水平線に沈む夕日を狙いたかったのですが・・・ちょっと雲があって海に沈むまえに雲に沈んでいきました。
実演してきました たかひこん@デジタルメディアデザインコース
バイオメディカルインターフェースワークショップ2日目は午前9時30分からスタート、午前中にはパネルディスカッションも行なわれ、5年目を迎えるにあたってこの会の意義や、これからの5年間のビジョンについてなどの話がされました。ますます医療・工学連携からデザインや芸術学などの異分野連携と異分野交流からうまれる新しい発想と研究の促進、さらに企業を巻き込んだ研究開発などを加速し、新しいイノベーションと医療の発展に貢献していくべくこれからも続けていくというポジティブな話で盛り上がりました。
そしてこの日の夕方にはデジタルメディアデザインコースからデザインやアートという分野として、わたくしたかひこんと4年生の可児君により「メディア表現とインタラクション」というお題で今年1年間研究発表した内容をプレゼンテーションしました。
例年はスライドと説明のみで進めるのですが、今回は具体的なインタラクションを知っていただきたいと思ったので、スイッチで制作した「Motion / Experiment version」のデモ版と、院生の近藤君と可児君によって共同研究開発された「S3D Plus」を持ち込んで実演しました。
「Motion / Experiment version」はKinectセンサーを応用した非接触インターフェースを有している事と、ビジュアルに対して自動生成される音声につて印象の変化を話ました。また「S3D Plus」はLEAP motionを応用した新しい非接触インターフェースの実験と、立体視(3D眼鏡を使うもの)との組み合わせによるコンテンツの提案としてデモを行いました。
いずれも、あくまでメディアアートやメディアデザインの観点から話すという事が大事なのですが、インターフェースを構築する上で重要ないくつかのポイントを説明しながら、こういった技術や表現の組み合わせからうまれるインターフェースの操作感や新しいデバイスとしての可能性を、医療や福祉などに役立てる事が出来るのか?という提案にも繋がって行きます。
この会の特に大きな意義は、医学や工学のエキスパートの先生から意見をいただく事が出来る事と、実際に内蔵外科医の先生にデモを操作してもらい、手術やその他の診断など医療に実際にどう役立つか?という意見をもらえる点です。実はこういったディスカッションを通じてすでに新しい種がうまれていて、具体的になるかどうかは未知数ですが、この日だけでも3〜4件のタイアップオーダーを相談していただきました。もちろんすべてが現実的な話になる訳ではありませんが、こういう切っ掛けがとても大事なんです。
実際このようなやり取りで実現したのが前の記事で紹介した渡邊先生が研究代表者で行なっている「患者面談用インフォアニメディアの創設に関する研究」で、このバイオメディカルインターフェースワークショップが切っ掛けでうまれた研究なのです。
今年は石垣島 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今年で5回目を迎えるバイオメディカルインターフェースワークショップ(BMI)に参加しました、例年は宮古島で開催されていましたが、今年は石垣島で行なわれました。
初日の3月1日は渡邊先生がインフォアニメディアについて「患者面談用インフォアニメディアの創設に関する研究」で開発している「インフォメディカルウェア」を紹介しました。今年で2年目を迎えますが、国立がん研究センター東病院の伊藤先生と連携して開発しているこのアプリケーションもいよいよ科研費の最後の3年目を迎えようとしており、完成と商品化に向けた動きが加速しています。
この1年の大きな流れは「インフォメディカルウェア」の開発に新たに企業もパートナーとして加わり、かなり現実味をおびて来たという事があげられますね。様々なプロジェクトを運営しているデジタルメディアデザインコースですが、この「インフォメディカルウェア」開発はコースの中でもかなり今後が楽しみなプロジェクトです。
3月25日 午後・琉球大学医学部 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
宮古島でのバイオメディカルインターフェースワークショップを終えたあと、那覇に移動して琉球大学医学部にて行われた「バイオメディカル・インターフェース」〜医療を支える新学術〜 と題したミニシンポジウムに出席してきました。このミニシンポジウムは4年間続けてきたバイオメディカルインターフェースワークショップに参加している代表的な研究者が、現在どのような研究を行っているのかを発表するというものです。
デジタルメディアデザインコースからは渡邊先生が現在すすめている「患者面談用インフォアニメディアの創設に関する研究」について発表しました、この研究はバイオメディカルインターフェースワークショップのなかから生まれた案件で、現在国立がん研究センター東病等の伊藤先生と進めているプロジェクトです。
4年目を向かえたバイオメディカルインターフェースワークショップでは、国立がん研究センターはじめ医療関係の方も多いのですが、大学関係や企業の方もかなり増えています、そしてこの発表を通じて琉球大学ともなにか連携できれば良いですね。
そうそうこのミニシンポジウムの前に琉球大学の敷地内にある「おきなわクリニカルシミュレーションセンター」を見学してきました、ここは医療系学生や医療従事者を対象としたシミュレーション教育を行う施設です。マジックミラー越しに処置室や病室が設置されていて、訓練の様子をオペレーションスペースから見る事が出来ました、医療用のシミュレーターっていろいろあるんですね。海外制の上半身のロボットくんはかなりムキムキでした。
4回目となりました たかひこん@デジタルメディアデザインコース
バイオメディカルインターフェースワークショップにて研究発表を行って来ました、今年でこのワークショップも4年目となり宮古島での4回目の研究発表会となりました。
バイオメディカルインターフェースワークショップは、もともと東京理科大学・国立がん研究センター・名古屋造形大学による医学・工学・造形学という異分野交流を基に「がんの可視化」に新たなイノベーションを産み出す研究を行うというところが発端となったワークショップで、今では多くの大学や研究機関、企業などが参加するワークショップとなりました。
4年目の今年はデジタルメディアデザインコースからは渡邊先生が「患者面談用インフォアニメディアの創設に関する研究」の「インフォメディカルウェア」β版の現在の状況を報告しました、この「患者面談用インフォアニメディアの創設に関する研究」は実は2年前のバイオメディカルインターフェースワークショップのディスカッションのなかから産まれた研究で、まさにこのワークショップがあったからこそ産まれた良い例の案件です。
この他にもこの4年間で各方面の研究者の方々とのコラボレーションが続々と産まれていて、デジタルメディアデザインコースとしても参加する事にとても意義のあるワークショップとなっています。
ちなみにわたくしたかひこんは「インタラクションとインターフェース」というタイトルで、スイッチによる活動を報告しました、去年のワークショップで医療の現場にスイッチが研究している考え方、あるいはデザインやメディアアートの考え方が応用できる可能性がありそうだという会の皆様からの意見をいただき、今年はそれをメインにインターフェースのお話をさせていただきました。
3年目 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
3年目3回目のバイオメディカルインターフェースワークショップが宮古島で行われました、今年も名古屋造形大学からデジタルメディアデザインコースの教員2名が参加、日頃の研究などを発表してきました。今年は宮古島滞在期間中ずっとあいにくの天候だったのが少し残念。
バイオメディカルインターフェースワークショップは簡単に言うと、医学・工学・芸術等、領域を超えて連携する事で新しいイノベーションが産まれる可能性を研究者達が集まってディスカッションするというワークショップです。
各方面の研究者が日々の研究や問題点などをそれぞれプレゼンする事によって、意外な繋がりやアイデアが産まれます、デジタルメディアデザインコースの僕たちは主にデザインやアートという切り口から普段取組んでいる作品制作やインターフェース研究、手法としてはアニメーションやイラスト、サウンド、ムービーなどを医療に役立てる事ができないか?という視点でプレゼンテーションを行いました。
例えばスイッチによる作品「まわる、うつる、ひろがる」や「なげる、あてる、ひろがる」「ころがる、ころがる、ひろがる」などを医学や工学の研究者の方々に報告すると、研究内容の違いからすごく興味を持ってもらう事が出来ました、それらに使っている方法論や考え方などを応用出来る可能性が無いか?などと言う意見なども多方面からあり、デジタルメディアデザインコースとしとても有意義なワークショップとなりました。またいろいろな方との繋がりを新たに持つ事ができ、来年度からの活動がさらに楽しみになりました。
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