



















すごく良かった! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
7月20日に映画「サマーウォーズ」の細田守(ほそだまもる)監督と、映画内のバーチャル世界”OZ”をデザインされた上條安里(じょうじょうあんり)さんをお招きし、公開講座「SUPER LECTURE 2010「サマーウォーズ、アニメーション映画の監督とデザイナーの仕事内容」」が開催されました。
名古屋造形大学で1番収容人数が多いD305教室で行われましたが、なんと立ち見が出るほどの人気、学長ブログにも書かれていますが、およそ800人近くの人が来場、デジタルメディアデザインコースの学生達もほぼ全員が参加している感じでした。
最初に映画冒頭部分を上映、その後お二人の簡単な紹介の後、細田さんからの「サマーウォーズご覧になった方は?」という会場への質問からスタート、会場のほとんどの人が手を挙げてる感じ、スゴイです。
司会進行は我がボスこと渡邊先生。渡邊先生が聞き手となって細田さん、上條さんの3名による対談形式で行われ、OZの製作秘話から細田さんの絵コンテの話など、どれも魅力的な話ばかり。美術監督としての上條さんが、監督の要望を聞きながら設定を提案していった様子や、OZの世界が完成するまでの紆余曲折など、資料とともに映画に出て来なかったボツになった設定なども多く紹介され、学生達にとってかなり刺激になったと思います。
細田さんの絵コンテの話では、上手く書くというよりも、映画に携わる多くのスタッフが絵コンテを観て魅力的に感じてくれるか、楽しめるかという事が大事です、と語ってくれました、これはクリエイションの世界に共通する大切な事ですね。提案しようとしている事が相手にとって魅力的であるかどうか?という事はデザインでもアートでも同じだと思います。またデジタルメディアデザインコースで多いプレゼンテーションなどでも同じ事が言えますね、常に相手に魅力と感じでもらう為の仕組みや方法を考えそれを形にしていく事こそが、実はプロの仕事でもあるのでしょうね。
そうそう余談ですが、こういう講演会って時間配分を上手く設計して時間内に終わらせるのって結構難しくって、時間の流れが見える方が話やすいのですが、実は会場には時計がありませんでした、そこで急遽手元にあったiPadに時計アプリをインストール、実は途中から会場前にコッソリiPad時計を仕込んでました、iPadの有効利用(笑)
そして約90分の講演はあっという間に終了。
細田さんと上條さんが学生達と少し話しがしたいと言う事で、講演終了後にデジタルメディアデザインコースのアトリエを訪問されました、アニメーションを制作しているゼミ生達はどうやら作品を観てもらったようです!うらやましい。さらに2年生のアトリエではサイン会状態・・・ホワイトボードに残された学生達の落書きにも興味津々なご様子、よく見たらキングカズマとかが描かれてたり・・・
最後に記念撮影、みなDVDや本にサインもらっててうらやましい、僕も欲しかった・・・。
なんのコースだいったい? たかひこん@デジタルメディアデザインコース
いよいよ夏のオープンキャンパスが今週末となりました、デジタルメディアデザインコースの各ゼミが一気に慌ただしく動き出しました、今日から1週間泊まり込みの制作が続く予定です、皆怪我しないよう適度に休憩しつつ頑張りましょう!
昼間ギュイーンっと大きな音を立ててるアトリエをのぞいてみると、なんとロッカーを工具で切断中。彼女はロッカーを使ったインスタレーション作品をオープンキャンパスで展示する予定で、譲り受けた要らなくなったロッカーの裏のパネルを工具で切断していました、いやはや琢磨しい!さすがに作業がハードなので非常勤講師の上山先生が手伝ってくださったみたいです、ほんとデジタルメディアデザインコースは講師陣の熱心な支援によって成り立っていて感謝です!でも、ほんと怪我だけはしないようにお願いね。あと回転系の工具を使う場合は手袋しないほうが安全だね。
まぁしかし金属加工やったりといったい何のコースだここ?って状態でデジタルどこいった??って感じですが(笑)物を作っていくというのはカテゴリ云々じゃなく、純粋に表現するべきために手段を選ぶ訳ですから、場合によっては木も切るし鉄も切るし電子部品も組み立て、プログラムも組む訳です、それはデザインであれアートであれ同じ事で、最終結果の為に必要な作業をこなしていく事が僕たちの仕事なのです。
(PS)
夜は細田守さんと上條安里さんと明日のスーパーレクチャーの打ち合わせに行ってきました、色々と面白い話がわんさかで結局4時間くらい話してました(笑)明日はついに本番、楽しみです、みなさんの起こしをお待ちしております!
この夏も戦争だっ! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
以前からコースブログの右上にあったバナーでお気づきの方も多いと思いますが、名古屋造形大学が主催する公開講座「SUPER LECTURE 2010」で映画「サマーウォーズ」の細田守監督と、映画内のバーチャル世界”OZ”をデザインされた上條安里さんをお招きし「サマーウォーズ、アニメーション映画の監督とデザイナーの仕事内容」と題した公開講座を7月20日(火)14時30分から開催いたします。
「サマーウォーズ」はちょうど1年前に公開され大ヒット、後に「第13回文化庁メディア芸術祭」アニメーション部門大賞など、数々の賞を受賞、あまりに有 名なのでなかなか講演に来ていただく事が叶わないのですが、今回デジタルメディアデザインコース渾身のオファーによりついに実現しました!(ちょっと自慢)なのでコースとしても大々的に宣伝と思い、バナーも新たにし、紹介ページも別に作ってみました!右のバナーからページが開きます。直リンクはこちら。
もちろん公開講座ですので、学外からの参加も大歓迎です(講座さんかに申し込みが必要です)なにぶん人気なので学内の学生達もかなりの人数が集まる可能性が高いです、参加ご希望の方は早めにお申し込みください!詳しくは専用ページか名古屋造形大学のスーパーレクチャーオフシャルページをご覧ください。
では、みなさんの起こしをお待ちしております。
豪華なセッション・・・たかひこん@デジタルメディアデザインコース
森本千絵さんによるスーパーレクチャー「森本千絵のCMプランニング」が行われました。スーパーレクチャーは活躍する著名な方を名古屋造形大学にお呼びして、公開授業を行ってもらうというもので、毎年数名の方に来ていただいています。
森本千絵さんは、武蔵野美術大学を卒業後、博報堂に入社、2007年に「株式会社goen(ゴエン)」を設立し独立。日産自動車「NOTE」、DIC企業広告、三菱地所企業広告「創造力会議」などの広告や、Mr,Children、キマグレン、坂本美雨、ゆずなどアーティストのPV、アートワークを多く手がけるなど、CM、広告等で大活躍のアートディレクターです。
今回のスーパーレクチャーはCMや広告といったメディアデザインを手がける方という事で、デジタルメディアデザインコースのボスこと渡邊先生のもとで企画を進めていました、そしてレクチャー開始早々の挨拶で見覚えのある方が登場!あれ、あのスキンヘッドは!?って思った学生も多かったのではないでしょうかね(笑)そうです、なんと去年スーパーレクチャーでCMプランナーとして講演していただいた中島信也さんの登場です!中島信也さんは森本千絵さんの先輩で、森本さんの引率で付き添ってきたら会場まできちゃった・・なんて事言ってましたが、かわらずの関西弁が良いですね〜わたくしも関西出身なんで、中島さんのトークを聞くと落ち着きます(笑)
森本千絵さんは人との「縁」を大事にされると何かの記事で読んだ事がありますが、実は我がコースのボスと森本千絵さんと中島信也さんは、武蔵野美術大学繋がりなんです、つまり先輩後輩の関係。今回のスーパーレクチャーが豪華なトークセッションとなったのも「縁」によるものなんでしょうかね〜。
講演は森本千絵さんと中島信也さんのトーク形式でスタート、Mr,Childrenのベストアルバムの広告を手がけた際のエピソードでは、プレゼンでの失敗談や制作に携わる様々な人によってクリエイションされていく様、沖縄の堤防に歌詞を描いた時の地元の人の暖かさなども織り交ぜながら、それぞれの「縁」で物が出来上がって行った事を紹介してくれました。
そのほかMr,Children「SUPERMARKET FANTASY」の制作裏話では、プレゼンの祭に準備した資料なども紹介、デジタルメディアデザインコースでも最初にプロポーザルを作ったりしてプレゼンに臨む事が多い訳ですが、実際の仕事で作られた表に出ないこういう資料がみれるのも良いですね。またPVの撮影現場の裏話では、天蚕糸(テグス)でオブジェクトをぶら下げて撮影しているなどCGでできる事が増えている中でも、あえてアナログな手法で撮影を行っている事など、興味深い内容もたくさんありました。
三菱地所の「創造力会議」やDIC企業広告「イロニンゲン」の制作には、従来の手法とは少し違ってワークショップから導きだすプランニングの説明もありました、プランを立てる時は自分の中から色々と掘り出してきて考えて行く訳ですが、それには自ずと限界があります、しかし世の中には多くの人がいて、色々なところにヒントや知恵が落っこちているものですよね、森本千絵さんはプランニングのプレゼンの祭に一番押したいプランを3番目以内に入れるらしいのですが、それまでにも数多くのプランを出しているようです、さらに加えて子供達や学生達とワークショップを行う事で、発見できる色々な事があるみたいで、それらを匠にプランニングに利用している点などはさすがです。
終止、森本千絵さんと中島信也さんのトークセッションで楽しい80分はあっという間でした、最後は何故か講義室の端っこで記念撮影・・・端っこで少し暗かった事もあって、実はほとんど手ぶれ(爆)10枚中見れるの3枚ほど、急な無茶ぶりでもその場にあったセッティングをすぐ導きだせる撮影技量が要る・・・精進します。
(2009_10_1_森本千絵のCMプランニング・ギャラリー)
絵がスラスラ描ける人ってスゲーなぁ・・デジタルメディアデザインコース@たかひこんです。
今日は漫画家、浦沢直樹さんのスーパーレクチャー「浦沢直樹のマンガスピリット」がありました、さすがに大人気で会場は満員、月並みな感想ですが、名古屋造形大学で浦沢さんの話が聞ける事がとても凄い事だと思いました。
さて、肝心の講義ですが、会場の学生の心をつかむようなとても身近な感じで話されていて、とてもリラックスした雰囲気でスタート、実物投影機を使って絵をそのままスクリーンに投影できるのですが、その機能に驚いておられたのが意外で面白かったです。
で、実物投影機に白い紙を置いて、ペンでスラスラと絵を描いてしまうのに感動してしまいました、凄いですね、さすがです、こんなにいとも簡単に絵を描いてしまうなんて、と思ってしまった僕は素人すぎるんでしょうか?漫画家ってこれぐらい描けるのがあたり前なんですかね?
話は漫画を描くにあたっての心得という感じで進み、キャラクターの演技が重要だとおっしゃってました、顔の表情だとか仕草一つで話の盛り上がりや、ユーザに与える印象が変わるという事で、テーブルを挟んだ男女の絵を題材に簡単なストーリを作るという展開はとても新鮮でした。
しかし男女の絵を描いた後に、学生を適当に指名して、その学生に台詞を考えてもらうという、まさにライブな進行で、さらに学生が考えた台詞が「好きです」という唐突な展開だったのに、あんなに上手く講義が進んで行くのには驚きました、ほんと才能ある人って凄いです。
その後は、その男女の表情や台詞を幾つかのパターンで展開させてみて、違いを実演する形で一通り行って、最後にネームが出来上がってました、浦沢さんの”技”を垣間みました、名古屋造形大学には今年からマンガクラス(来年度からマンガコース)が設置されていますので、クラスの学生や漫画家を目指す学生にとって本当に最高の講義だったと思います。
最後は質疑応答、ここではちょっと書けない事も(笑)飛び出したりして、面白かったです、最後に「また来ます」と一言、とても忙しい方なのは重々承知ですが「また来ます」なんて言ってもらえると嬉しいですね。
人間動物園 デジタルメディアデザインコース@たかひこんです。
昨日は「SUPER LECTURE 2008 久里洋二・アニメーションの世界2」がありました。久里洋二さんといえば日本のアートアニメーションの巨匠、実験的なアニメーションを多く手がけ、あの手塚治虫さんが鉄腕アトムなどの「子供のアニメ」を作ったのに対し久里さんは「大人のアニメ」を作り続けたという手塚さんとのやり取りの話など面白い話が飛び出します。
おっとりとした独特の話口調で終止穏やかな感じでした、良いおじいちゃんという感じで学生達の年齢だともう孫にあたりますね。
アニメーションと言っても、テレビなどで放送されている商業アニメーションとは似ても似つかない実験アニメーションですので、現代っ子にとってみればちょっと異質なのかもしれませんが、映像の世界は奥が深くて商業ベースで独自のアニメーション文化を築き上げた日本のいわゆるアニメとはまた違う世界があります、過去を振り返ると「映像」というメディアは色々な実験が繰り返されて多くのジャンルを産み、それぞれに独自の面白さがあります、世界には様々なアニメーションと呼ばれる作品があり、それは制作される経緯も技術も違っていてとても面白いのです。
デジタルメディアデザインコースの学生さんには是非、久里洋二さんのアニメーションを切っ掛けに、まだ観ぬ様々なジャンルの映像を観て感じてほしいと思います、手塚治虫さんも実は実験映像を多く作っていたって知っていました?アニメーション好きで知らなかったって人は、もっと視野を広げてみてください、きっと新しい映像表現に出会う事が出来ると思います。
関西弁、情報デザインコース@たかひこんです。
今年度の「SUPER LECTURE 2008」第3回目 「中島信也CMの手の内」が今日ありました、会場は満員で立ち見が出てました、前回の福田繁雄さんも人が多かったけど今回もかなり多かったです。
中島信也さんについては、以前の日記でもしばしば書きましたが、CMデレクターとして有名です、今日はそんな中島信也さんが80年代から現代まで手がけてこられたCMを題材に、いままでどのようにCM制作をされて来たのかを紹介くださいました、関西弁の混じる講演は関西人の僕にとってとても親近感がありましたよ、なんか懐かしさを感じたのでした(しみじみ)
CM制作もデジタル技術によって大きく変わって行ったという技術的な話から、CMプランナーが注目される切っ掛けとなった話やCM制作における思想の変化や心得、実際のCMを参考にプランニングや制作方法など、現役ならではのリアルな話は学生にとってとても有意義だったと思います、またお茶目な仕込みも随所にあって、笑いを取るのが上手いんです、絶えず笑いのある講演はさすがです、ほんと80分があという間。
講演終了後は、Dギャラリーで現在開催中の「中島信也CM 絵コンテ原画展」の会場でサイン会、サインをするCMデレクターってあまり居ないんじゃないでしょうかね(笑)サインしながら学生に話かけてるのが印象的でした。
せっかくなので、僕もサインもらいましたぁ、うらやましいでしょ〜。
ちなみにサインしてもらった本は中島信也さんの絵コンテ集、興味ある方は是非ご購入を!
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