アか?ヤか?どっち??・・デジタルメディアデザインコース@たかひこんです。
先週で1年生グラフィックデザインの基礎授業が終了しました、2ヶ月間でPhotoshopとIllustratorというソフトウエアを中心に、デザインの基礎的なノウハウを学んできた訳ですが、最後の週の課題は「ダイヤグラム」制作でした、ダイヤグラムはいわゆる図式で表された表の事をさします、ダイアグラムと記載されている事もありますが、どちらも英文字で「diagram」なのでこれは日本語故の曖昧さなのでしょうかね?どちらが正しい日本語なのかちょっと分かりません・・・・。
グラフィックデザインといっても多種多様で色々なものがあります、前回の本の帯など文字を組む事もまさにグラフィックデザインですし、電車の吊り広告やポスターなどの広告もグラフィックデザインです、多くのグラフィックデザインであふれている世の中ですが「必要な情報をどのように提示するか?」という大前提がデザインでは行われています、そんな中でもダイヤグラムは特に「情報」をどのよに再編して魅せるか?という事が顕著に現れます、難しいのは「飽きさせず分かりやすく伝える事」それと「なるほど!」という驚きを伝える事ですね。
前者は、ダイヤグラムでは必須だと思います、なにより情報を分かりやすく伝える事が出来なければ意味がありませんからね、デザインする前に扱う情報が何者なのかによりますが、だいたいは何かの集計結果として数字の事が多いので、それを一目でわかるような感覚的な表現に仕立てる事がデザイナーの腕の見せ所でしょうか、後者も内容にもよりますが、だいたいは見えなかったものが見えてくる、という驚きがあるものでして、それがまたダイヤグラムの面白い所です。
その他、駅の路線図など実務的でなおかつ公共施設にあるもの等は、かなりシビアな設計が必要になってきます、地図を含むものは実際に作ってみるとかなり難しい作業だったりします、今回の課題ではそれぞれ自分の好きな項目を調べ、それをダイヤグラムにしたようです。
色々と面白い作品が出来上がっていました、なにより情報をどう魅せるか?という点においては、たった2ヶ月間の授業でかなり習熟度が上がっているように感じました、それぞれ課題にした内容に合ったデザインでなおかつ魅力的に編集する事が出来ているように思います、最後の発表と合評もなかなかいい雰囲気でした。
みかん生産では中国が世界1位だって事しってました?
名古屋造形大の女子の・・・・以下省略。
ギターの歴史。
修羅場・・・デジタルメディアデザインコース@たかひこんです。
3年生が修羅場です・・・何故って前回も少し書きましたが「LG MobileDesign Competition2009 私の形態」のコンペと、来週から学内ギャラリーで展示するコース展に向けた制作が大詰めだからなんです、特にコース展に向けては各グループB1サイズ4枚という紙面にここ2ヶ月制作してきた携帯電話のプランをまとめなければならず、構成からデザイン、さらに修正と印刷と工数が多いわりに時間が極度にタイト、特に印刷する時間や施設の関係で数日前からアトリエは修羅場状態です。
各グループそれぞれ個性的な提案が出そろってきましたが、出た案を決まったメディアや情報量にどうやってまとめて行くか、という作業は実は経験がかなり必要なのです。
実際に構成を考える時は、情報の重要性などをふまえてある程度差別化して考えて行きます、情報の階層化が完了すれば構成も終盤で、あとはそれに乗っ取ってレイアウトを考え、最終的にデザインに落とし込んで行くだけです・・・と、書いてみると出来そうなんですが、実際はなかなか難しい作業なんです。
情報量が多いと頭の中で考えているうちに混乱するので、慣れないうちは適当な紙に書き出して行くのが近道ですね、とくにデジタルメディアデザインコースの学生はPCで作業する事が多いので、PCの前でもんもんと考えを巡らして手が動かないなんてシーンをよく見かけます、そういう時は初心に戻って「紙頼み」で行きましょう。
レイアウトがある程度落ち着いてくれば、必要な素材も見えて来るので、写真やイラストの作業も必然的に必要となってきますね、デザインの段階ではPCを前にしてグループメンバー同士の指示が飛び交ったり、素材の撮影をしてたり、テストプリントのペーパーがあふれかえってたりと、週末までこのドタバタは続きそうです。
最近はWEBのレイアウトに四苦八苦中・・デジタルメディアデザインコース@たかひこんです。
前回の1年生の「帯」の課題、実は担当の坂野先生と2人で夜にスタジオでわざわざ撮影しました、本来はそういう事も率先して学生達がやるべき事だと思うのですが、さすがに1年生はまだ写真の授業も受けていないのでスタジオで機材をセッティングして撮影するというのは酷な話ですね・・ですが作品等は撮影の仕方一つで格段と良く見えるので、せめてそういう意識を持ってもらいたいと思います。
先の記事で、最初に「失敗も必要だし遠回りも必要」と書きましたが、ブログ用に写真を編集してると本の手前が暗い事に気がつきました、ぶっちゃけ手前の光量をミスった訳ですが(汗)レフを入れるべきでした。「失敗は成功の素」なんて言いますが、そういう失敗こそが次に繋がるという事が最大のメリット、次回から気をつけます・・・。
で、本題です、前回のブログの記事を読んだ上級生からすると、1年生のレイアウトがそれなりに出来上がっている事に関心してました、そこで担当の坂野先生に上級生向けに特別に授業終了後の時間を設けてもらって、紙面デザインのレイアウトなどの相談会を開いていただく事にしました。
4年生はもちろんですが3年生も就職活動が始まっています、そして就職の祭に必要となるのが自身の作品集となるポートフォリオです、だいたいが紙面で構成して持って行く事が多いので、点数が多い人は本のようにページものになる訳ですが、人事の方や面接官にそれなりにインパクトを与えつつ、内容を理解しやすく読みやすレイアウトとうのが必要になってきます、実際は「帯」の記事に書いたようにデザインという業界では常日頃からそういう事を意識してデザイナーが作業を行っているのですが、学生レベルではどうしても詰めが甘いものになりがちです。
今回はそんな就職を控えた何名かのポートフォリオや紙面構成の極意みたいなものを、現役のデザイナーの目線でレクチャーしてもらいました、いやはやさすがプロですね、指摘が的確です、これによって皆のデザインがいますぐにでも格段に良くなるとは思いませんが、今回聞いた内容をしっかりふまえて今後制作に役立ててもらって、序所にデザインのレベルが上がっていけば良いなと思います。
ちなみにデジタルメディアデザインコースなのに、何故か最近紙面デザインのネタが多いと感じている方もおられるかもしれませんが、勿論コンピュータを主体としたモニタ出力系のWebや映像、写真やインタラクティブコンテンツに関しても行ってます、ですが結局のところ「表現に最適なメディアを選ぶ事」が重要な事ですので、紙メディアでの表現が最適、あるいは妥当と考える場合は、紙面デザインで最良の結果を導きだす必要があるという事になります、ですのでどのメディアでも結果を出せるように紙のデザインにおいても力を入れてコース運営を行っています。
出来ない事が出来るようになる、その瞬間のために失敗も必要だし遠回りも必要。
デジタルメディアデザインコース@たかひこんです。
文字をレイアウトする事、それはデザインの仕事においては必須とも言える作業の一つです、紙面においてはもちろんですがWEBなどインターネットやPCの画面、携帯の画面に至っても必ず付いてまわる文字のレイアウトとデザイン、逆にいうとこれを無くしてデザインを学ぶというのも不可能に近い事なのかもしれません。
みなさんは日々の生活の中で文字についてどれほど注意深く観察する事があるでしょうか?普通はそんなに気にしないですよね、なんとなく自然と読んでしまっている文字も、デザインを志す者にとっては、とても注意深く観察しなければならない項目なんです、なぜなら実は文字をレイアウトしデザインして行く事はとてもスキルのいる仕事だからなのです。
先の記事で坂野先生の1年生のグラフィックデザインの基礎授業で文字について行っていると書きましたが、その成果が上がってきました、それが以下の写真です。
なんだかお分かりですか?・・・実はこれ、みなさんも良く目にしている本の「帯」です、本屋さんに並んでる本の下にだいたい巻き付いてる一枚の紙で、その本についての紹介などがキャッチなコピーとともにデザインされている事が多いあれです。
この課題では、どんな本かは各自が設定を決め、その設定に乗っ取ったキャッチコピーや必要な情報を取捨選択し「帯」という限られたスペースと、その役割を十分にふまえた上で文字を組み立てるというものです、また文字のみで1色刷りという制限が設けられていました。
ここで重要なのは設けられた制限です、つまりデザインとは自由に好きな絵を書いたりする事を求められる事よりも、むしろある制限内で必要な情報を的確に伝えられるかどうか、という事が求められがちなのです、逆に言えば制限内で最大限の情報提供が出来れば、それはデザインとして適う訳ですね。
本の設定は各自が決めているので、あとはその本がどんな内容なのか?とか、興味を引く為に何が必要なのか?などを考えながら文字を組み立てていきます、実はここで情報のヒエラルキーというものが存在していて、何もかもが主張するのでは無く、情報を差別化し、読者に何を伝えるべきか?という事を考えます、次に紙面への配置ですが、これも実はかなり経験が必要で、気にしなければ行けない項目はたくさんあります、紙面面積に対しての文字量だとか、文字と白紙のバランス、マージン、さらに文字の詰めやフォントの選択、細かいところまで言うときりが無いですが、たかが「帯」されど「帯」と言ったところで、デザイナーはそんな細かな部分に気を使いながらレイアウトを行っているのですね、本屋さんに行ったら、ちょっとそんなつもりで見てもらえると面白いかもしれません。
まだ1年生という事なのですが、最初の課題と比べると、1週間あまりで文字のレイアウトやデザインは格段にレベルが上がっていました。「出来ない事が出来るようになる」その瞬間のためにも色々な事を授業でやりながら時には失敗も必要だし遠回りも必要で、その集大成として結果が出れば最高だと思います。
今回の課題、細かい点を言えばまだまだ色々ありますが、兎に角手前味噌ではありますが、良いレベルに仕上がったと思います、全員の作品を載せれないので、幾つかピックアップしておきます。
「文字をみると詰めたくなる」と思い始めたら本物です!
デジタルメディアデザインコース@たかひこんです。
グラフィックデザインの基礎を受講している1年生は今日から文字に関する内容に入っていました、特に紙面デザインを行う上で文字を扱えるかどうかはとても重要なポイントとなります。
デザインにおける文字は、配置する場所、書体、サイズ、段組、詰め、など様々な要素をそれぞれ微調整し「見た目も良く識字しやすい」事がポイントとなります。美術系の高校に通った事のある人などは授業で文字のレタリングというのをやった経験があると思います、レタリングは面相筆や烏口、溝引き定規など使って紙に「文字」を描くという作業ですが、コンピュータはそれらの文字(書体)を「フォント」というまとまったデータを使って表現しています。
現在の紙面や書面は、そのほとんどをコンピュータで編集します、こういったコンピュータでデザインから印刷まで行う一連の編集作業をDTP(デスクトップパブリッシング)と呼びますが、今やコンピュータで編集する事が当たり前になり、デザインの現場で文字を手で書くレタリングや、活版印刷などはほとんど使われていません。
そこでコンピュータで文字を扱うために幾つか知っておく必要がある事があるのですが、それを書き出すときりがないので、詳しくは知りたい方はデジタルメメディアデザインコースに入学して習ってください(笑)
フォントには色々な書体があるのですが、書体を変える事で文字のイメージを大きく変更できます、単純に分かりやすい例だと明朝体とゴシック体といったところでしょうか、書体を変えるだけで文字幅が変わったりもしますので、それぞれデザインや意図にあったフォントを選び、さらにそのサイズなどを細かく設定して行く事が必要です、文字と文字の間の「詰め」にまで気を配り、文字を美しく魅せる技術がデザインには必要になります、授業では文字や印刷の歴史からはじめ、実際にフォントにはどのような特徴があるのかIllustratorを触りながら経験する感じで進めていました、たかが文字と思うかもしれませんが、実はかなり奥が深い内容なのです。
ナビでも迷った・・・デジタルメディアデザインコース@たかひこんです。
碧南にある「碧南市哲学たいけん村無我苑」で行われている『増殖体都市』 高北幸矢グラフィック展に行ってきました。
碧南駅近くにある施設だから駅前辺りで看板なり何か情報が手に入ると安易に碧南駅まで向かってみたものの、まったく道中でも駅前でもそれらしい情報を得る事が出来ず・・・結局予定より30分もロス、携帯で電話番号を調べて改めてカーナビで検索し再スタート、で、そろそろ近くと思ったら、カーナビったら「目的地付近です、案内を終了します」と切ない一言を残して終了、周りは田んぼと住宅しかなくてそれらしい建物が無い・・・迷いました、本気で。
気を取り直して 『増殖体都市』 高北幸矢グラフィック展、そう高北先生といえば名古屋造形大学学長です、毎日欠かさず記事を書いている学長ブログ(更新は毎日ではありません)はもうよく皆さんご存知だと思います。
グラフィックの仕事、シルクスクリーンの作品など70点の作品が館全体を使って展示されていて見応えがあります。7月29日から9月28日までと長期の展示だったのですが、結局最終週に駆け込みでした・・・明日、明後日の土日で展示終了となりますので、お時間ある方は是非ご覧下さい、特にグラフィックデザインに興味のある学生さんには行って欲しいですね。
ボスが出張で九州です、お土産なんだろなぁ〜 情報デザインコース@たかひこんです。
今日は2年生の授業を紹介します、以前から何回かこのブログで紹介してきた「紙面デザイン」の課題の最終日でした。
今回の課題は合計3回に渡ってプレゼンテーションを入れました。
3回ものプレゼンテーションを入れた結果、それぞれのデザインに対して全員でディスカッションを行ったり、良い所、悪い所、改善点などを客観的にとらえる事ができたかと思います、またプレゼンテーションで合評を繰り返す度にデザインが良くなっていくのが目に見えたという点と、どのようにデザインを仕上げていくべきかという指標にもなったのではないでしょうか。
以前までは課題を出したあとは制作期間を設け、最終プレゼンだけを行うというやり方をしていたのですが、そうすると最終的に出来て来たものが悪かったとしても、合評時に口頭で説明して終了してしまい、改善を実践するとう事が出来ませんでした、問題点を改善する事を実践的に作業としてやらない限り身に付きにくいという事は以前から感じていたので、作業時間が割かれて時間が厳しくなる事が難点ですが、細かなチェックを全体で入れるためプレゼンテーションを毎回行うようにスケジュールを組んだ授業展開を進めています。
今回の課題はそれが良い結果を産んだように思います、最終的に出来上がって来た全員のデザイン案を見渡してみると、なかなか良く出来ています、見た目のデザインはもちろんですが、文字組や情報の整理、マージンのとり方、カラーの選択など、細かな所にも気配りが出来ていたと思います。
2年生の皆さん、お疲れさまでしたぁ〜・・・でも間髪居れずに次回の課題へ突入しますよ(笑)
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