6月15日(水)熊本現代美術館で開催される「魔法の美術館」出展のため、「なげる、あてる、ひろがる」の新しい筐体の組み立てと、実装実験を行いました。新しい筐体はアルミフレームを中核としたボディで旧モデルより薄く、およそ70%ほどスリム化し重量も約50%ほどにまで落としました、専用設計のため融通の効かない部分もありますが、運搬はかなり軽減されるモデルとなっています。
ただスリムにするための設計なので設営時の部品の取り付け行程が多くなり、搬入作業自体の手間は増えたのが欠点ですね。前回の仮組で問題点が幾つかあったので、それらを修正した設計のアルミフレームを発注し組み立てました。おおよそ予定通りに組み上がり、実装実験も問題なく動作。2日間で組み立てとインストール作業まで終えたペースはなかなか優秀ではないかと自画自賛です(笑)そしてアトリエの散らかり様は毎回の事ですね・・・
6月6日(月)次回の「魔法の美術館」に出展するため「なげる、あてる、ひろがる」の改良を行なっています。この作品は歴代これで3度目の大きな改良ですね、初代の2010年のモデルは木製で、搬入度に少しづつ歪みが出て接合部分の精度が出なくてパネルを均一に並べるのに苦労してました。二代目はアルミフレームをボックスに構成にして組み替えて使えるような設計にし精度が出ました、またパネルもレーザーカッターの導入で複雑な設計が出来るようになったので、前面にあったネジをみえなくし、センサーパネルの反発をバネから強力磁石に変えました。
そして今回の三代目は搬入搬出の負担を軽減する事を目的にフレキシブルに組み替える事を前提にしていた二代目の正方形の構成をやめ、パネルに特化した専用設計として軽量化と薄型化しました。この日はちょうど設計した部品の1ユニット分届いたので、とりあえず組み立ててみました。設計が良いかどうかまだわからなかったのでまず1ユニットだけの導入です。
パネルを薄くしたぶん安定して自立させるため前後に筋交いが入り台座が大きくなるのが欠点ですね。また粘性の強いアルミは衝撃に対してねじれが大きく出るのでパネルが揺れるという弊害も起こります、で、結論として筋交いが小さく揺れとねじれを吸収出来ないという事が判明・・・台座を設計変更するという結果となりました。やってみないとわからない事もあるし、失敗もある、まぁそんなものでしょう、完成まであともうすこし。
29000人! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
5月16日(月)「魔法の美術館~光と遊ぶ超体感型ミュージアム~」の搬出に行ってきました。静岡市清水文化会館マリナートで行なわれた約1ヶ月間の展示、ご来場くださった皆様ありがとうございました。無事に我々スイッチの作品「なげる、あてる、ひろがる」もなんとか長期展示を乗り切る事が出来ました、スイッチとして過去にない長期展示で、かつ美術館側のスタッフさんにおまかせという今までやった事ない方法だったので、不安要素もたくさんありましたが、壊れる事もなく搬出を迎える事ができました!
報告によりますと、今回の来場者数は約29000人だったそうです、長蛇の列で待ち時間も発生していたみたいですが、多くの方に作品を体験していただけたかと思います、その証拠に約300球あったスポンジボールは写真のように全てボロボロになりました(笑)作品を撤去すると床もスポンジ屑でスゴイ状態でした、制御用のノートPCも屑だらけ・・・作品の特性上、どうしても安全に体験していただくためには柔らかいボールの必要があり、これは致し方ないのですが、スポンジ屑の量は想像以上でした。
搬出作業は予定通りスムーズに行なう事ができ、翌日には無事大学へ帰ってきました。「なげる、あてる、ひろがる」は次回の展示にむけて軽量化のための改良に入る予定です、とりあえず夏に九州方面で展示予定となっております、詳しい事が決まってきましたらまたお知らせします!
バグを改善するために! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
4月27日(水)魔法の美術館が開催されている静岡へプログラム修正のため急遽日帰りで行ってきました。
搬入時の記事にも書いたように「魔法の美術館」に作品展示するためにいろいろと修正した部分が逆に仇となり、通信関係のバグを内包してしまって起動から1時間あまりでシステムが落ちるという問題を抱えていました、今回はその修正のため10時の開館前に現場入りしプログラムを書き換えました。
プログラム更新を完了して、10時に開館、そこからは無事に問題なく動き続けるか検証するために会場にて待機。そしておおよそ4時間ほど落ちる事なく動作し続けていました、その間お客さんも途切れる事なく来場されていて、特に問題になる挙動もなかったので、大丈夫だろうという事で午後3時ごろに現地を離れました。いやぁなかなかこういう展示はバグ等が大変ですね、何事も無く動かし続けるのが一番難しいのかもしれません。
その後、会場からエラーの連絡もなく、なんとか無事動き続けているようです。
会期は5月15日までとなっていますので、お近くの方は是非ボール投げに遊びに行ってください!
「魔法の美術館~光と遊ぶ超体感型ミュージアム~」 にて、デジタルメディアデザインコースの教員・学生によるユニット「スイッチ」の「なげる、あてる、ひろがる」が体験できます。見て、触って、楽しめる体感型アートを是非ご覧ください!
ブログアップデートが遅れ今更の告知ですが、清水にある静岡市清水文化会館マリナートで開催中の「魔法の美術館~光と遊ぶ超体感型ミュージアム~」に作品を出展しています、お近くの方は是非ご来場ください! 会期は5月15日までとなっております。
http://www.sut-tv.com/event/exhibit/mahounobijutukan_shizuoka/
会期:4月23日(土)~5月15日(日)10:00~17:00
(土日祝は9:00~17:00)※最終入場は16:30まで)※会期中無休
会場:静岡市清水文化会館マリナート
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問題無い!訳なかった・・・ たかひこん@デジタルメディアデザインコース
4月21日(木)魔法の美術館の搬入2日目。トラブルも無く!と言いたいところですが、どうも動作が安定しません・・・36枚のセンサーからの入力をPCが受け取る仕組みなのですが、センサーの価をとるためのArduinoというI/Oを3台使っていて、それぞれから信号を受け取っています。
プログラムが走りはじめて約40〜60分程度でArduinoが突然停止、一旦停止すると復帰せずセンサー値をとる部分は再起動せざる得ないという状況が続きました、ケーブル等の接続や作品の震動、電力容量などいろいろと要因があるので、USBケーブルを新品に変えたりと現場で出来る事は行いましたが、それでもどうも安定せず時間切れとなりました。
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結局、様子みながら本番を迎えるという事になったのですが、後にその原因が無線通信から安定する有線通信に変更した際に書き直したデータのやり取りに関するプログラム部分の問題だという事がわかりましたが、その原因を見つけるまで展示現場では何度か作品が落ちていたみたいで、現場のスタッフさんには逐一リスタートしていただいていました。
今までの展示は常に自分達がスタッフとして現場にいたので、ある程度適当でもなんとかなって来たのですが、今回はすべて現地のスタッフさんにおまかせになるので、しっかりとシステムを組み立てなければならないという難しさを実感しました。
清水にて たかひこん@デジタルメディアデザインコース
4月20日(水)魔法の美術館の搬入のため、静岡県は清水にある静岡市清水文化会館マリナートへ。「魔法の美術館」は日本全国を回顧するメディアアート作品など体験型の作品を集めた展覧会で、今回初めてスイッチの作品「なげる、あてる、ひろがる」を出展させていただく事になりました。
初めての出展は静岡市にある静岡市清水文化会館マリナート。あらかじめ作品は運送会社によって運び込んでいただいていたので、この日はメンバー3名で現地入り、会場に届けられていた作品の梱包を解き組み立てです。
規模が大きな展覧会なので、搬入期間も3日間あります。我々はそのうち2日間で設営を計画、一部搬送中にネジが欠落したらしく、部品が無くて買いに行くというハプニングがありましたが、この日はくみ上げから動作チェックと調整までおおよそ順調に設営を終える事ができました。
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