いっぱい撮る事が上達の秘訣と思う! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日は中野先生の1年生写真基礎の授業におじゃましてみました。
ちょうど写真スタジオでポートレイト撮影中でした、写真は光を記録する機械、なので光を操る事が最大のポイント、スタジオ撮影は人工的に光を造り出して演出できるので様々な表情の撮影が行えますが、逆にいうと光の調整がとてもシビアになります。
被写体とフラッシュの位置、フラッシュの光量、そしてカメラの露出とシャッタースピード等々、色々な要素が複雑に組み合わさって撮影の結果が出ますので、実際はかなり経験が必要な作業なのですが、とにかくやってみない事には分かりませんよね、という事でそれぞれ友人を被写体にして交代で撮影を行っていました。
中野先生指導のもと、フラッシュの位置やレフ版の位置などを動かしながら効果的な撮影を行う基礎を学んでいました、ライティングだけでもトップライト、フロントライト、フットライトなど様々な使い方がありますし、灯体を幾つ使うかやレフの使い方でも大きく表情が変わります、レンブラントライトという明暗をはっきりさせた技法も取り込みつつレクチャーが行われていました。ちなみにレンブラントは光を巧みに使ったオランダの画家の事で、キーライトの位置を斜め45度に置くというのが基本のようです、ただこれも多説あるみたいで、ざっくり言うと明暗をはっきりさせたドラマティックな画造りを行う技法で、映画など映像の分野でも用いられています。
ちょうど名古屋市美術館で「レンブラント 光の探求/闇の誘惑」展が行われていますので、興味ある方はこの機会にレンブラントの作品を観てみてはいかがでしょうか。