ゲリラで攻める!2回目 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日は坂野先生によるゲリラ授業2回目が行われました、前回とおなじく通常授業終了後の5時半からスタート、今日のお題は「黄金比」
古代より多くの数学者や芸術家を魅了してきた“最も美しい”とされる比率“黄金比”をテーマに、基本的な作図法から実際のデザインへの応用例までを多くの実例を交えながら解説、ルート計算などを実際に行いながら進行し、美しい比率を読み解きながら今後のデザイン制作に役立ててくれたらという坂野先生の愛情たっぷりな授業でした。そうそうイラストレーションデザインコースの特任教授の森田紘先生も聴講されていていました。
ゲリラ授業(黄金比) ゲリラ授業(黄金比)後半はワークショップとして、黄金比を利用した色面構成、正方形に黄金比率で5つの線を引き、出来た矩形に3色の色紙を貼る(ただし複数の矩形をまたいでも良い)という至ってシンプルな課題。
この課題の特徴の一つは黄金比という”美しい”矩形で構成されている事から、見た目のバランスは破綻しにくいという事、かなりいい加減な色面で埋めてもそれなりに見えますね。逆に言うとそれだけ色彩構成力が問われるという事でもあります、また色面以外の部分の余白を白としてどれだけダイナミックに演出できるか?という点も注目すべきところ。
最後に全員の作品を並べて合評、それぞれ個性が出たのですが、やはり評価の一番のポイントは色の使い方と余白の使い方でした、色構成といっても、色相、彩度明度、色面の面積比、矩形同士のバランスなど簡単な課題のようで実はそれなりに考える事が多いんです。そう思うとデザインすると言う事はどれだけ複雑な要素を組み合わせてもベストなバランスを見つけ出し、情報の伝達力を踏まえつつインパクトやダイナミズムを演出する事だという事がわかると思います。
ゲリラ授業(黄金比) ゲリラ授業(黄金比)黄金比は美しいとされますが、全ては比率とバランスで成り立っています、どのメディアで表現してもそれはあまり変わりません、そう思うと実はデザインは絶対的な寸法で行うのではなく相対的な寸法で計算されているという事が分かると思います、特に電子メディアはデバイスによる絶対値がバラバラなので、相対値によるバランスを追求せざる得ませんから、今日の授業の内容はデジタルメディアデザインコースの学生にとってはとても重要なポイントだったと思います。
参加した皆さん、是非今後の課題などのデザイン作業に役立てて下さい。
アドレス変更に伴うテストアップロードです。