ロゴデザインとかもやりますの!たかひこん@デジタルメディアデザインコース
実は去年の秋の話になるんですが、東京理科大学の「がん医療基盤科学技術センター」のロゴをデジタルメディアデザインコース内でコンペ形式で制作しました。その結果、採用となりました。
決定ロゴコース内コンペという形式で募った結果、各学年から多数の応募がありました。ロゴを決定するにあたってはがん医療基盤科学技術センターに一存し、先方からの集計結果をもとに、2年生の阿部さんの案が採用となりました。
(今更気がついたんですが、がん医療基盤科学技術センターのページに採用されたロゴ、フォントが違うやん・・・あれ?フォントも指定したし、アウトラインデータも送ったけどなぁ?変えちゃったんかしら?)
左の画像は最初に採用された案、決定したロゴと若干違いがあるのがお分かりかと思いますが、採用が決定してから実際にはもう一仕事があったんです。
採用されなかった学生達には無かった仕事が、採用された阿部さんにはブラッシュアップという形であったんですね〜、先方の意向を聞きながら文字の位置や大きさなどの調整、さらにはロゴそのものの大きさや比率、色といった事を細かく調整しました。
最終的にはイラストレータデータのパスの整理まで行って、バランス調整なども行っています、例えば、分かりにくいのですがCを2個重ねた円が最初の案にはばらつきがあって、中心を確実にそろえて円の切れ目の角度を正確に調整したりと、あまり気がつかないような所も細かく設定しています、まぁ細かく言ったらきりがないのですが、デザインの仕事ってこういう地味な事が実際は多いんです(笑)
ブラッシュアップ案せっかくなんで、こっそり紆余曲折した途中のデータを上げときます。デザインを行う上では色々と試しに作ってみるって事も大事で、原案から先方の意見を聞きながら、あーでもないこーでもないと、こうやってパターンを作る事が経験となってデザイン力に繋がると思います。
ロゴの話のついでに、そういえば昨日買ったデザインノートNo28号がロゴ特集でした、ロゴデザインに興味ある方はどうぞ。
デジタルメディアデザインコースっていったい何をやってるコースなん??みたいなところがあるかと思います、コース名称からして漠然としてるので、なかなか理解しにくいかもしれませんが、世の中にある”デザイン”という仕事は、色々な物事に沿ってるので、逆にいえばどんな事でもデザインの介入があるという事なんです、特に昨今はコンピュータを中心とした作業がデザインと呼ばれるあらゆるカテゴリーで採用されているため、デジタル化によるデザインの効率化が進んでいます、それに加えさらに新たなメディアや機器の登場で今までになかったデザインの領域も生まれているので、実際のところ古いしきたりのデザイン論では追いつかないのが現実です。
つまり何が言いたいかというと、デジタルメディアデザインコースでは新旧に捕われる事なくデザインを捉え、必要な事は必要として造り上げる、ぶっちゃけると何でもありみたいな所もあるのですが、デザインを合い言葉にして世の中に出して行く物事を考え、クリエイトしていく事が大切だと考えています。時にはロゴデザインも制作するし、映像やアニメーションも制作します、携帯コンテンツも制作します。
多様性に対応する事こそが今のデザインに求められているので、コースもそれに対応して動いています。(あ、でもビルを建てるとかロケット作るとか、無茶は出来ませんので、節度ある範囲で・・・)