妻有アートトリエンナーレ1日目・午後

レポート

曇ってたのに日焼けでエラいこっちゃな、たかひこん@デジタルメディアデザインコース

前回に続いて妻有アートトリエンナーレ1日目の午後。
松之山温泉郷で昼ご飯、ここ松之山温泉は日本三大薬湯の1つで、ジオプレッシャー型温泉というちょっと特殊な温泉です、詳しくはここで・・・蒸気がもくもくしてました。

2009_08_08_33 松之山温泉は日本三大薬湯。 2009_08_08_34 源泉は90度以上で、湯煙がもくもくと上がってました。

午後は大厳寺高原からスタート、高原には彫刻系の作品が幾つか点在しています、そのなかでひときわ目立つ大きな断熱布でおおわれた山は、なんと雪山!真夏の雪山は作品番号 : 245「雪室宿」という作品で、雪室に泊まるというコンセプトで制作されたみたいです。

冬の間に積もった雪を保存して、春から夏にかけて野菜などの冷蔵保存に利用するのが雪室なのですが、この作品の雪室はでかすぎます。コンセプトでは宿泊だったようなのですが許可がおりなかったみたいです・・・このサイズだとさすがにかまくらのように雪だけで支えれませよね、内部は鉄筋で、摂氏0度ほど。

2009_08_08_39 作品番号 : 245「雪室宿」・山田健二 2009_08_08_40 作品番号 : 245「雪室宿」・山田健二/中は摂氏0度くらいで寒いです

作品受付のところで「豪雪津南にんじんジュース」ってのが売ってました、雪室で冷やされたのを出してくれます!味は、にんじんです(当たり前か・・)ってか、にんじんの味しかしないくらいにんじんでして、どう説明したら良いですかね?個人的には結構好きですが、まぁ、味付けがほとんど無いので、好き嫌いが分かれそうですが、津南に来たら試してください。

2009_08_08_42 にんじんジュース! 2009_08_08_43 せっかくなんで買ってみた、にんじんの味しかしません・・

オーストラリアハウスは空き家プロジェクトで、2000年から妻有と関わり続けている国の一つ、今年は3人の作家が集落の人々との協働で作品制作、プロジェクトを進めているようです。

建物の外壁から貫いたように配置された白い棒が空き家の暖炉に向けて配置されているのが象徴的でした。参加アーティストの名前を見るとお分かりだと思いますが、この展覧会には海外からの作家も多くて、そういった海外の方からみてこういった日本の古い家屋や田舎の農村はどのように映っているのでしょうね。

2009_08_08_44 作品番号 : 253「オーストラリアハウス」 2009_08_08_46 作品番号 : 253「オーストラリアハウス」

作品番号 : 249「黒倉 たまさか庵「ゆく玉くる玉」」も空き家プロジェクト。
水晶玉がレールを転がって行くだけという至ってシンプルな作品です、家の真ん中にある装置の赤いハンドルを回すと、水晶玉が上へ運ばれ、あとは重力に任せて転がって行く・・・これがなんだか単純なんだけど良いんです、部屋の中をぐるぐると回転してたかと思うと、家から飛び出して電柱をくるっと一周してまた戻って来る。

2009_08_08_52 作品番号 : 249「黒倉 たまさか庵「ゆく玉くる玉」」・中里繪魯洲 2009_08_08_55 作品番号 : 249「黒倉 たまさか庵「ゆく玉くる玉」」・中里繪魯洲

転がるスピードをできるだけゆっくりにしたかったらしいのですが、これがなかなか難しいみたいで、途中で止まるリスクを避けるために若干速めにセットしたそうです。

そうそう、夜に観る作品も幾つかあって、作品番号 : 202「ファウンド・ア・メンタル・コネクション3 全ての場所が世界の真ん中 」は集落の家に取り付けられた山笠のライトが夜になるとぽつりぽつりと灯ります。

点灯は各家の住人の方に任せられているようで、ぼわっとしたオレンジ色のライトが何とも言えない雰囲気なんです、山里の静けさと相まってすごく良いです、この日は天気が悪くて星もなく空が暗かったのと三脚を持ってなかったので写真撮るの苦労しました、ってか技術不足で全然撮れません(汗)唯一なんとか撮れた一枚で雰囲気分かるでしょうか・・・。

2009_08_08_63 作品番号 : 202「ファウンド・ア・メンタル・コネクション3 全ての場所が世界の真ん中 」マーリア・ヴィルッカラ

作品展数が多すぎて、1日を2つの記事に別けてもなお書ききれませんが、とりあえず大量に撮った写真から幾つかをギャラリーにアップしましたので、こちらもどうぞ。

(2009_08_08_妻有アートトリエンナーレ2009ギャラリー)





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妻有アートトリエンナーレ1日目・午前

レポート

2日間で913km走りました、たかひこん@デジタルメディアデザインコース

土日に新潟県は妻有地方で行われている「大地の芸術祭。越後妻有トリエンナーレ2009」へ行ってきました、名古屋造形大学からは「やさしい美術」と渡辺泰幸さんが参加しています。

この展覧会の特徴はなんと言っても作品を展示している範囲が広いという事と作品展数が多い事。作品数は全部で約350個、それが760キロ平方メートルに点在していて、移動はもっぱら車、全部見ようと思うと1週間は必要です・・・今回は1泊2日だったのでそんなにまわる事ができませんでしたが、それでも50作品ほど見てきました。

作品には無料と有料がありますが、パスポート購入がおすすめ。これで有料の作品や施設も見れるので気兼ねせずにまわる事ができます。作品にはそれぞれ番号が付いていて、パスポート裏面にある作品数字に印鑑を押して行きます、いわゆるスタンプラリー・・・これがまた埋めたくなるんですよ(笑)今回記念すべき最初の作品は104番「記憶・記録」

2009_08_08_01 作品番号104「記憶・記録」足滝の人々・霜鳥健二 2009_08_08_02 作品番号104「記憶・記録」足滝の人々・霜鳥健二

美術館と違って、こうやってフィールドに作品が点在しているのが特徴なんですが、もう一つは妻有地方にある古い空き家を利用した「空き家プロジェクト」と廃校を利用した「廃校プロジェクト」、先に紹介したやさしい美術も空き家プロジェクトの一環として行われています。

2009_08_08_06 作品番号103「Wind Chimes 風鈴」・伍韶勁(キングスレー・ング) 空き家 2009_08_08_04 作品番号103「Wind Chimes 風鈴」・伍韶勁(キングスレー・ング)

過疎化と対峙しながら、高齢化などの社会問題と向き合う一面もあって「場」を意識したアートプロジェクトとして9年、今回で4回目を迎える訳ですが、過疎によって朽ちて行く農村の家、むしろ不便さを排除する現代社会の遺産のような家を再利用しながら、新しい息吹を感じたり、芸術が社会に何を訴えているのかを考えたり、また純粋に農村の日本の生活や風景を楽しんだりと、様々な見方で鑑賞できるのも大きな特徴です。

そうそう、朝、作品見てたら後から声をかけられて・・・こんなところで誰??と思ったら、名古屋造形の事務の方でした!まさかのすごいタイミング(笑)作品番号 : 102「国境を越えて」の牛と記念撮影しておきました。

2009_08_08_09 作品番号 : 102「国境を越えて」・林舜龍(リン・シュンロン) 2009_08_08_10 事務の方と偶然会いました〜、牛と写真が撮りたかったようです・・

作品が点在してるので、地図とガイドブックを片手に計画的に・・これが結構難しいのですよねぇ、地図は平面だけど実際は山の中なので起伏も激しくて、迷うとエラい目に遭います(笑)とりあえず近いところから順にという事で、マウンテンパークエリアへ。スキー場に作品が点在してるので、ここは比較的見やすいです、真夏のスキー場を歩くのは暑さと湿気で地獄ですけどね・・・

2009_08_08_19 作品番号 : 96「森」・本間純 2009_08_08_21 作品番号 : 95「0121-1110=109061」・李在孝(イ・ジェヒョ)

スキー場の上では作品番号 : 100「やまもじプロジェクト」・滝沢達史、が展開されてました、布と墨汁が用意されてて、自分の願いを書いてぶら下げるという事で、せっかくなのでわたくしも願い?が思いつかなかったので絵を描いて来ました〜コラボレーション・・・・

景色がいいので、絵心も開放的で最高の仕上がりっすね〜(教員展と同じと言ってはイケマセン)山肌にぶら下げて来たので、行く機会のある方は探してみてください!

2009_08_08_26 作品番号 : 100「やまもじプロジェクト」・滝沢達史 2009_08_08_28 やまもじプロジェクトとコラボレーション?景色が良いのです。 2009_08_08_27 やまもじプロジェクトとコラボレーション?願いを書いて吊り下げます! 2009_08_08_29 やまもじプロジェクトとコラボレーション?ぶら下げて来ました、現地で探してみて下さい(笑)




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