そろそろ研究内容決まりつつあるかな? たかひこん@デジタルメディアデザインコース
金曜日の授業の様子です。2年生は前回の記事の課題を進めていましたが、同じ頃4年3年はゼミ時間となっています、この日はSound design seminar(上山先生担当ゼミ)のプレゼンテーション日でした、あ、ちなみにプレゼンテーション日は1週間の進捗状況を各自報告し、担当教員とゼミ生全員で確認する日となっています、要するに1週間で制作した内容をプレゼンテーションする事を基本としています。
今年のSound design seminarのゼミ生は計6名、主にサウンドを中心としたゼミですが、インスタレーションやアナログ手法などを使ったメディア複合的表現など、音や音楽だけにとどまらない幅の広いゼミ展開を毎年行ってもらっています。
コースではそれぞれある程度特徴的なカテゴリ分けをした5つのゼミを運営していますが、実際のゼミ生達の研究内容はそれにとどまらない多様性が必ず発生しますので、なかなか区別して行くのは難しいですね。ゼミを横断するような内容を提案するゼミ生もいますし、全く違ったジャンルの内容を提案するゼミ生もいます、なのでサウンドを中心と言ってもかなり多様化してしまいます、そういう意味で言うとSound design seminar担当の上山先生にはゼミ生達の多様性に対応したゼミ運営を行っていただいてます。
ちょうど取材に行った時はMITの石井裕さんのタンジブルビットなどを題材にインターフェースに関わる内容についてディスカッションが行われていました、ゼミ生達の研究提案に対して適切な資料や先生の過去の経験を基にゼミが進んでる感じがとても良かったです、そしてそろそろ研究内容も決まってきた時期ではないでしょうかね。
色温度のお話 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日の授業の様子はSequential media design seminar(池田先生担当ゼミ)です。映像関連を中心とした実写映像撮影やストップモーションアニメーションなどカメラを使った制作過程が多いゼミで、今日はカメラの基礎知識の講義が行われていました、ちょうどお邪魔した時は色温度についての説明中でした。
ビデオカメラや最近のデジタル一眼カメラなどを扱うと必ず出てくるのが色温度の調整です、色温度の調整は「ホワイトバランス」という名称で呼ばれ、ここ最近のカメラはオートホワイトバランス(カメラ側が自動調整を行ってくれるもの)やプリセットホワイトバランス(おおよそどのメーカーでも太陽マークや曇りマーク、電球、蛍光灯などのマークで表されてます)が搭載されていて、撮影現場の色温度に合わせて選びます。
色温度は光源が発している光の色を数値で表したものでケルビン(K)という単位が使われます。例えば太陽光はおおよそ5000K~6000Kで電球では3000Kあたり、蛍光灯などは色が様々ですが一般的な白色でだいたい4000K~4500Kあたりとなり、撮影場所の色温度に合わせて撮影するのが基本となります、作品制作などでは特に被写体や撮影環境で色を一定に保つ必要があるのでオートではなく決まった色温度を設定しておく事が大切です。ちなみに下の写真は同じ場所で色温度を変えて撮ったサンプルで青い方が3200K、黄色い方が5400K、色温度で写真の色が変わる事が分かります。
撮影はそのほか様々な設定や経験が必要なのと、奥が深くてそうそう簡単にいい画が撮れません、こういうのはとにかく数をこなして経験値を上げていくしか無いので機材を触り倒して撮るって事が大事ですね、ゼミ生達にとって知らない事もたくさんあると思いますが一つ一つ覚えて、出来るだけ撮影数を増やして使いこなせるようになって下さい。
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