日帰りで東京〜 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
東京の五反田にあるDNP五反田ビルへ打ち合わせに行ってきました。
DNPといえば大日本印刷株式会社の事、デザイン業界ではおなじみの大手印刷会社、印刷に関係の深い美術系大学にとっても、よく知られた会社です。
今日はちょっとご縁がありまして、DNP五反田ビルへお邪魔させていただきました、DNPが手がけるデジタルサイネージ技術やルーブル美術館の観賞システム、印刷技術を応用したモバイルコンテンツなど1階にあるショールームを一通り見学させていただいた後、本題の打ち合わせへ。
まぁいろいろとありまして内容はお話できませんが、約4時間に及ぶ打ち合わせに参加させていただきました、デジタルメディアデザインコースのこれからにとっても重要な項目なので、今後も引き続き結果へつながるようにこの案件の成功にむけて頑張って行きたいと思います。
無茶ぶりに答えるという修行 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
ちょうど1週間前のとある会議で「横浜の黄金町の桜祭りの展示、出展作品決まってなくてマズいんだよねぇ、デジタルメディアデザインから何かいい作品出せない?たとえば独楽のやつとかさぁ?」って学長に無茶ぶりされ「え?いつ展示ですか?」って聞いたら4月5日〜6日で・・・って、いや、普通無理っしょ!!ってなるよねぇ〜・・・。
うん、実際のところ時間的に難しいと思いながらも「すでにある作品を改良する程度ならなんとかなるかも」って言ったのがまずかったね(笑)そのまま展示決定となりまして、ここ1週間、新学期開始とともに入学式やガイダンスといった大学の通常行事をこなしつつ作品制作をやっておりました・・・
光るボールいろいろな作品形態というものがあると思うのですが、特にPCとかプロジェクターとか使うインタラクティブ系のメディア作品展示は実際のところポンと置いてハイ完了!って訳に行かないのが現実でして・・・今回も展示に合わせて調整する事となりました。また作品を2台持ち込むという事で、1台を新たに部分的に作る必要があって、結局展示用のフレームと台座を制作、そして独楽の「まわる、うつる、ひろがる」とは別に3年前の大名古屋電脳博で展示した「ころがる、ころがる、ひろがる」をリニューアル、今回は特別に桜祭りという事で桜バージョンで制作してみましたよ!
ボール転がすと桜は出ます。という事で、新学期始まって早々、お花見に行く余裕も全くなくデジタルな花見?をアトリエでボール転がしながらしていた訳ですが、先ほど梱包を終了、なんとか間に合いそう。そして明日朝荷物とともに横浜入りして搬入する事となりました。
明日の夕方午後6時から横浜は黄金町の階段広場にて2つの作品を展示します、お近くの方は是非夜桜ついでにお越し下さい!http://www.koganecho.net/contents/event-exhibition/event-exhibition-924.html
実演してきました たかひこん@デジタルメディアデザインコース
バイオメディカルインターフェースワークショップ2日目は午前9時30分からスタート、午前中にはパネルディスカッションも行なわれ、5年目を迎えるにあたってこの会の意義や、これからの5年間のビジョンについてなどの話がされました。ますます医療・工学連携からデザインや芸術学などの異分野連携と異分野交流からうまれる新しい発想と研究の促進、さらに企業を巻き込んだ研究開発などを加速し、新しいイノベーションと医療の発展に貢献していくべくこれからも続けていくというポジティブな話で盛り上がりました。
そしてこの日の夕方にはデジタルメディアデザインコースからデザインやアートという分野として、わたくしたかひこんと4年生の可児君により「メディア表現とインタラクション」というお題で今年1年間研究発表した内容をプレゼンテーションしました。
例年はスライドと説明のみで進めるのですが、今回は具体的なインタラクションを知っていただきたいと思ったので、スイッチで制作した「Motion / Experiment version」のデモ版と、院生の近藤君と可児君によって共同研究開発された「S3D Plus」を持ち込んで実演しました。
「Motion / Experiment version」はKinectセンサーを応用した非接触インターフェースを有している事と、ビジュアルに対して自動生成される音声につて印象の変化を話ました。また「S3D Plus」はLEAP motionを応用した新しい非接触インターフェースの実験と、立体視(3D眼鏡を使うもの)との組み合わせによるコンテンツの提案としてデモを行いました。
いずれも、あくまでメディアアートやメディアデザインの観点から話すという事が大事なのですが、インターフェースを構築する上で重要ないくつかのポイントを説明しながら、こういった技術や表現の組み合わせからうまれるインターフェースの操作感や新しいデバイスとしての可能性を、医療や福祉などに役立てる事が出来るのか?という提案にも繋がって行きます。
この会の特に大きな意義は、医学や工学のエキスパートの先生から意見をいただく事が出来る事と、実際に内蔵外科医の先生にデモを操作してもらい、手術やその他の診断など医療に実際にどう役立つか?という意見をもらえる点です。実はこういったディスカッションを通じてすでに新しい種がうまれていて、具体的になるかどうかは未知数ですが、この日だけでも3〜4件のタイアップオーダーを相談していただきました。もちろんすべてが現実的な話になる訳ではありませんが、こういう切っ掛けがとても大事なんです。
実際このようなやり取りで実現したのが前の記事で紹介した渡邊先生が研究代表者で行なっている「患者面談用インフォアニメディアの創設に関する研究」で、このバイオメディカルインターフェースワークショップが切っ掛けでうまれた研究なのです。
今年は石垣島 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今年で5回目を迎えるバイオメディカルインターフェースワークショップ(BMI)に参加しました、例年は宮古島で開催されていましたが、今年は石垣島で行なわれました。
初日の3月1日は渡邊先生がインフォアニメディアについて「患者面談用インフォアニメディアの創設に関する研究」で開発している「インフォメディカルウェア」を紹介しました。今年で2年目を迎えますが、国立がん研究センター東病院の伊藤先生と連携して開発しているこのアプリケーションもいよいよ科研費の最後の3年目を迎えようとしており、完成と商品化に向けた動きが加速しています。
この1年の大きな流れは「インフォメディカルウェア」の開発に新たに企業もパートナーとして加わり、かなり現実味をおびて来たという事があげられますね。様々なプロジェクトを運営しているデジタルメディアデザインコースですが、この「インフォメディカルウェア」開発はコースの中でもかなり今後が楽しみなプロジェクトです。
レーザーカッター便利! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
先にお知らせした「文化庁メディア芸術祭 愛知展」の愛知関連企画に出展するためにスイッチ制作の独楽の作品「まわる、うつる、ひろがる」の新しいバージョンを現在制作中です。
2013年は数多くの展示を行なう事ができました、多くの方にデジタルメディアデザインコースの研究成果や作品を体験いただく事ができた事はとても良かったと思います、そしてそのおかげもありましてといいますかなんといいますか・・・展示回数が多かったのでデバイスの破損が目立ち「まわる、うつる、ひろがる」は独楽の内部の電子基盤のほとんどが実は割れてしまいました・・・ところが、唐突に「文化庁メディア芸術祭 愛知展」への出展が決まってしまったので年末差し迫るこの時期に急遽作り直しているという訳です(間に合うのだろうか?、というか机の上の散らかりようったら・・・)
これで電子基板は3回目の完全リニューアル、せっかくなので仕組みも大きく変えました(見た目あんまり変わってないけれど)センサー関係はジャイロと加速度の両方を搭載し、より精密な動きを取れるようにしました。あとそれぞれLEDで色分けした3色あった独楽ですがフルカラーLEDに切り替え、独楽のIDとカラーを自由に設定できるようにした事と、軽量化のため電池を4本から2本で動作するようにしました。
基盤の割れが激しかったので内部にアクリル板の構造を入れました、本当は基盤もユニバーサル基盤ではなくちゃんとプリント基盤をオーダーしたかったのですがそこまで手を入れるにはちょっと時間切れ。プロダクトデザインコースが持っているレーザーカッターを借りて内部のアクリル板と独楽のふたを切り出しました。レーザーカッター便利ですよねぇ!以前はサンドブラストで表面加工を施してましたが今回はレーザーで刻印、細かい模様が描けるという事でついつい”ドット”柄にしてしまいました(メンバーには気持ち悪いと不評・・・)んーコースにもレーザーカッター欲しい!というかものつくりの大学にレーザーカッターはもう必需品ですね、ワークスペースのデカイ業務用是非導入して欲しい!
ということで年内最後の梱包を済ませ、先行して今日荷物がアトリエから搬出されて行きました。あとは4日の搬入までに独楽を動くように量産しなければ!さて僕たちに正月は来るのでしょうか?・・・・
もうギリギリもいいところ・・・ たかひこん@デジタルメディアデザインコース
先月末にスイッチによる学内ギャラリーを使った展示を行っていた訳ですが、実はその展示途中から昨日にかけての短い間に新しい作品の制作をしていました、途中11月2日には実技推薦入試なども大学でおこなわれ(受験生のみなさんおつかれ様でした)厳密に大学での制作時間はさほどなく、今回の制作は相当タイトなスケジュール、本音を言うと実は半ば完成を諦めてました・・・
今回の作品は明日から開催される日本木工機械展「ウッドエコテック展2013」に出展するため。話の発端は今年からプロダクトデザインコースに就任された下尾先生からのウッドエコテック展の大学ブースへの出展にデジタルメディアデザインコースでやってるインタラクティブコンテンツ技術とコラボレーション出来ないか?という相談から。という事でプロダクトデザインコースから提供される木材見本を使った木琴をインタラクティブコンテンツにするという作業をおこないました。
なんだかんだとお互いコース内でいろいろな事が同時進行していて、とにかく何に付けても時間がなく、プロダクトデザインコースが制作する肝心の木琴部分ががデジタルメディアデザインコースのアトリエに来たのが展示3日前・・・今回は展示やイベントが重なり過ぎていたのもあって約48時間でこれにセンサーとデジタイザ、それにプログラムを書き込むという地獄のようなスケジュール(汗)もちろん3連休なんていうものはなく、ひたすら制作し続け最終的に動作したのは搬入当日の午前5時・・・・いやぁ、毎回ながらスリリングな事ばかりですね、もう少し余裕あればとこれまた毎回思う訳ですが、何故かこういう事って立て続けに重なるのが世の常と言いますかなんといいますか、とりあえずギリギリなんとかなった(なんとかした?かも)感じです(こんなスケジュールにもかかわらず今回の制作に関わってくれたメンバーありがとう)
動作の様子は以下の動画から。
完全屋外は初めて たかひこん@デジタルメディアデザインコース
10月26日、岐阜市は殿町で行われた「殿町ハロウィン」というイベントに「まわる、うつる、ひろがる」を出展してきました、プロジェクションマッピング技術を使った出し物という感じで紹介されていますが、そんなだいそれた感じじゃないですね(恐縮)かなり小さい物なので印象が違ったかも知れませんが、独楽を追随して映像を投影しているので、まぁ技術的にはプロジェクションマッピングと言えるかもしれませんね。
今回は初の完全野外展示、スイッチとして出展をいろいろやってきましたが、屋外というのは去年の明治村以来、そして今回は屋根すらない完全屋外、台風一過で搬入時の青空から夕空までがやたらと奇麗でしたよ!でもちょっと台風の影響で風が強いのと寒くて実は結構つらかった・・・ハロウィンのお祭りは午後3時から始まっていたので、僕たちの搬入途中から結構な数のお客さん達が公園を訪れていました、作業していたのでお祭りにはほとんど参加しませんでしたが、家族連れに子供達にと盛況なスタートでしたよ!
僕たちの展示はプロジェクターを使っているので暗くなる夕暮れ以降の5時過ぎからと思って準備をすすめていたんですが、テストで動かしているとあれよあれよと子供達が集まってきちゃって、プログラム調整中から無し崩し的にスタートしちゃいました(笑)まだ辺りが明るくてそんなに画像が見えない状態でも、独楽をまわすと映像が出る事がわかるとどんどん集まってきてしまって、結局キャリブレーションを取る間もない状態、なので実は動作不良も結構起こしていたんですけど、ま、いっか!ってな感じでした。
6時頃は辺りも暗くなって映像もはっきり見えるようになりました、今回は「殿町ハロウィン」専用のバージョンを仕込みました、独楽をまわすとおばけとキャンディーが出るようにしました、これが結構子供達が楽しんでくれた感じですね、今回はこれを機会に映像だけじゃなくプログラムも完全に書き換え、音声もサウンドプログラムを別途組み込むなど、実は見た目以上の改良を加えています、あまり皆さんには分からない部分かもしれませんが、常に進化させているといったところでしょうか、僕たちの最近の制作は主に改善と進化が多いですね、パッケージ化とともに改良と新しい表現で次の可能性を探っているといったところです。
この日はちょっと寒かったというのもあって、終了間際の7時頃にはお客さんもほとんど居なくなっていて、逆に公園にぽつんと建つ作品の風景が不思議でした、またこのような機会があれば是非展示してみたいなと思います。また、今回のイベントを運営された殿町ハロウィン実行委員の方々にも感謝いたします、ありがとうございました。
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