医療とデザインの話 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
先月10月30日の事ですが、あいちサイエンスフェスティバル2012の関連イベントさかえサイエンストークにて名古屋造形大学デジタルメディアデザインコースの渡邊敏之教授によるプレゼンテーション「患者さんにやさしいデザインをめざして」が行われました。会場は栄のシンボル名古屋テレビ塔のスカイデッキ、夜景が奇麗な場所ですねぇ。わたくしたかひこんは残念ながら参加できなかったのですが参加した職員さんや学生からの写真がありますのでご紹介しておきます。
ファシリテーターは名古屋造形大学イラストレーションデザインコースの足立ゆうじ先生、プレゼンテーションの内容は以前から東京理科大や国立がん研究センターの先生方と進めている医療関係の案件の一つで、インフォームドコンセントのためのシステム開発について、この件は本年度から「患者面談用インフォアニメディアの創設に関する研究」として科学研究費助成に採択されています。
情報デザインという観点から患者さんにやさしいデザインとはどういう事なのか?を中心にお医者さんが描くインフォームドコンセントのための資料をソフトウエアで補助する事を最大の目的としていて、造形大学の学生達が得意とするイラストレーションやアニメーションといった技術を応用し「患者にとってやさしくてわかりやすい説明用ツールづくり」をめざしています。今回のプレゼンテーションでは質疑応答が結構あったみたいで皆さんの関心の高さが伺えます、参加して下さった皆様ありがとうございました。
あと1週間! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
デジタルメディアデザインコース展までもう残すところ1週間となりました、来週の今頃は梱包が終了している予定です、コースアトリエでは連日ドタバタと学生達が制作を続けています。個人制作はもちろんですが、全体運営に関わるツール制作を担当する人や展示計画を検討する人、電源容量や配線を考える人、展示台などの木工を手配する人、等々様々な作業が繰り広げられています。
日々寒くなって来ているので皆風邪ひかないように体調管理してしっかりと展示に向って作業してください!
もうすぐ11月やん・・ たかひこん@デジタルメディアデザインコース
10月も残すところあと1日、そして11月はデジタルメディアデザイン展があるという事でコースは展示に向けて日々ドタバタと動いております。昨日は1年生を中心に水張りのレクチャーがありました、指導はグラフィックデザインコースのアルバイト職員の海道くん。
ここ最近はデザイン関連の仕事もデジタルによる出力となり、イラストでさえもデジタルペイントが主流となりつつあるので、紙を水張りする事が滅多に無くなりましたね、それにともなって美大に在籍しながら水張りを知らないという学生達も多くなりました。
水張りとは、紙を水で湿らせて膨張させ木製パネル等に貼付け自然乾燥させると紙が縮む性質を利用して紙面をピンと張らせる作業です、昔はポスターカラーなどで直接紙に描いていた事もあって制作の一番最初はまず水張りからっていうのがデザイン教育でも定番の作業風景でしたが、DTPなどPC作業に取って代わった現在ではほとんど水張りする事がなくなりましたね。
デジタルメディアデザインコースで唯一水張りをするのはB1の木製パネルを利用する時です。作品は印刷機で出力するのが基本ですが、それをスチレンボードに貼ってパネルに仕上げます。さらにそれを強固な木製パネルに貼付ける場合に事前に木製パネルに水張りをします、理由は単に木製パネルを再利用するため。直接スチレンパネルをのり付けすると木製パネルから奇麗にはがせなくなるので水張りをしておくという訳です。
恒例風景 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
デジタルメディアデザインコースが何かしら大規模な展示を行うと必ずといって良いほど恒例となった大量の展示台用木材入荷、今年もデジタルメディアデザイン展に向けた展示台用の木材が大量に搬入されてきました。
展示の規模としても歴代で一番人数が多い100人90作品の展示となり、コースで持っている展示台では到底まかなえず新たに制作する事になっています、もちろん今年も入荷した木材(シナベニヤ)が30枚を超えました。
来週早々にこれらの木材を切り出し展示台制作に入るとのこと、11月13日からのデジタルメディアデザイン展に向けて毎日慌ただしいコースアトリエですが、連日夜遅くまで作業している学生達も多くなってきました、いよいよという感じです、開催まであと17日、気合入れて頑張りましょう!
イラストって難しい! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
2年生の授業に取り込んで案出しを行った11月に開催予定の「デジタルメディアデザイン」展のビジュアルイメージ、50案程度のなかかから最終的に学生達の投票が一番多かった案が採用となり、それを基にブラッシュアップを繰り返してきました。最大の難関はコースキャラクターを用いた新たなビジュアルイメージを作りつつも投票時の案のコンセプトを出来るだけ守る所、これがなかなか大変・・・まず最初に2名のキャラを登場させるまで決め、そこからどういうシーンを想定する?や、どういうポーズにするか?の議論がなかなか落ち着かず、最終的なイラストが上がるまで一週間以上かかってしまいました。
2年生の授業の案(上)からブラッシュアップしたラフ案(下) イラストのラフをあてた文字校正案本当はビジュアルイメージが完成する前に制作段階をみせないのが良いのかもしれませんが、イラストがどのように完成してくるのか興味ある方も多いかなと思うのと、実際に使うビジュアルイメージやデザイン制作は学生が開発しているって事を紹介したいと思ったので、完成前にあえて少しだけここでご紹介します。
今回のイラストもキャラクターデザインを行った卒業生のアベさん、最近「スーパーおねぇちゃん」が学生CGコンテストにノミネートされ勢いのある彼女、今回も彼女に2名のキャラクターが何か制作しているシーンをお願いしました。ラフ画の段階でデザインチームがタイトル文字のデザインや構成、文字組を行い、アベさんからの完成線画が上がると同時に4年生のタカハシくん中心に着彩の案制作、写真は着彩の一連の流れになります。
多数の着彩案を校正して最終のイラストの上がりをどれにするか選択しますコミック系やアニメーションのイラスト集などを参考に、どういうテイストが良いのかパターンを作りながら最終イメージへ近づけて行くのですが、今回のイラストはキャラクターだけでなく背景に要素が多いという事でかなり難航・・・いろいろなパターンを作って見比べる作業をひたすら続け最終的な方向性が決まったのがなんと午前4時!
学生達が参加して本気でビジュアルイメージやデザインを組み立てているのでアトリエは学校というよりもむしろ仕事の現場に近い感じ、この日はたまたま泊まり申請をしていたので、出来上がるまで粘って作業した結果深夜を超えてしまいました、もちろんわたくしたかひこんもビジュアル制作に参加しているので午前4時までアトリエで一緒に作業してました、いやぁ老体にはキツいです・・・。
ビジュアルイメージの完成までもう少し、WebやDMも同時進行で制作しているので、今週中には完成したプロモーションツールをご紹介する事が出来るかと思います。
毎日慌ただしい たかひこん@デジタルメディアデザインコース
デジタルメディアデザイン展まで残す所1ヶ月を切り、コース内は展示に向けた準備で慌ただしくなってきました、特に全体を統括している4年3年を中心とした代表者や様々な担当者は毎日慌ただしく調整作業を行っています、2年1年はまだ若干不慣れなところがあってどうしても作業効率が上がらない部分もあるみたいですが、先輩から後輩へといろいろな案件がバトンされ徐々にいろんな事が分かり始めている頃かなと思います。
いままでにない総勢100名もの展示という事で相当いろいろな部分で問題が出たりしているみたいですが、学生達は展示に向けて日々奮闘しています、写真は2日前に行われた全員への報告会、それぞれの学年や役割別に動いている担当者から様々な指示や報告がなされていたようです、かなりの大所帯でちょっと混沌とした感じでしたが・・・
こういった展示の運営なども学生主体で動くように学生達自身も意識するようになっていて、4〜5年前の事を思うとかなりみんなの意識も変わってきていているのを実感しています。まだまだ色んな問題が浮上してくるでしょうけど、良い展示が出来るように頑張りましょう!
11月10日に向けて たかひこん@デジタルメディアデザインコース
日曜日にNODEが主催するNODE WORKSHOP SHOWCASE 2012の「プロジェクションマッピング ワークショップ」にコースの学生ヨシオカくんとクノくん、たかひこんの3人で参加してきました。プロジェクションマッピングのノウハウや制作方法のレクチャーをうけ、実際に名古屋市の長者町にあるビルに作品投影までを行うというワークショップの流れで、11月10日(日)に実際に実地予定です。
今回わたくしたかひこんは8月に行った明治村のプロジェクションマッピングの案件があったので、NODEの河村さんにその当時の事を話して欲しいとう依頼があってアドバイザーとして参加させてもらったのですが、コースの学生達がワークショップに参加するという事もあったので制作にも終始参加させてもらいました。
最近東京駅で大規模なプロジェクションマッピングが行われ世間的にも認知度が上がってるプロジェクションマッピングですが、実は3年以上も前から海外では行われている技術で最近ではそれに特化したアプリケーションなどもリリースされています。今回はそんなアプリケーションの紹介やアプリケーション連携によるインタラクションムービーの投影方法なども含めた内容のレクチャーだったので、これからプロジェクションマッピングに挑戦したいという人にとってはかなり実践的なノウハウを得る事ができる内容となっていました。
5時間という長丁場のワークショップでしたが11月10日の投影に向けてこれからが制作の本番、デジタルメディアデザインコースからはヨシオカくん、クノくんのチームがコンテンツを制作して発表予定です、どんな作品が出来上がってくるか今から楽しみです!
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