展示に向けて日々研究と制作! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
年末年始ですね、皆様いかがお過ごしですか?そろそろ帰省される方もおられると思います、デジタルメディアデザインコースの学生達も冬休みをそれぞれ楽しんでいる事だと思います、大学は完全に休みモードでほとんど人影がありません。ただ、デジタルメディアデザインコースのD306アトリエだけはいつも通り通常運行です、何故って年始早々に始まる「文化庁メディア芸術祭 愛知展」に向けての制作が間に合わないからでした。
今月中旬まではCBC創立63周年記念式典プロジェクションマッピングに向けてアトリエは映像コンテンツ制作のため3DCGレンダリングマシンなどが散らかりまくっていましたが、今度は電子部品やアルミフレームが散らかりまくっています(笑)毎回取り組んでいる内容によって常に流動的にアトリエの作業状況を変えますが、共通しているのはいつまでたっても片付かず基本は散らかりまくっているという事・・・んーどうして毎回こうも散らかるのかなぁって思いつつも、毎回こうなるので、たぶんこれは永遠の課題なのかと。
とりあえず独楽の中身を新しいバージョンに変え、必要な数がなんとか完成、あとはビジュアルイメージとサウンドプログラムを残すのみ。ハードウエアはとりあえずなんとかなったので、正月はPCだけで制作できるソフトウエア開発という感じになりました、アトリエに来なくても制作できるまで進めたので、お正月を過ごせそうです(こたつでプロフラムは書き続けなきゃいけないけど・・)来年1月4日が搬入なので、3日までになんとかプログラムが間に合う事を祈りつつ制作メンバーは年末年始を迎えます。
レーザーカッター便利! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
先にお知らせした「文化庁メディア芸術祭 愛知展」の愛知関連企画に出展するためにスイッチ制作の独楽の作品「まわる、うつる、ひろがる」の新しいバージョンを現在制作中です。
2013年は数多くの展示を行なう事ができました、多くの方にデジタルメディアデザインコースの研究成果や作品を体験いただく事ができた事はとても良かったと思います、そしてそのおかげもありましてといいますかなんといいますか・・・展示回数が多かったのでデバイスの破損が目立ち「まわる、うつる、ひろがる」は独楽の内部の電子基盤のほとんどが実は割れてしまいました・・・ところが、唐突に「文化庁メディア芸術祭 愛知展」への出展が決まってしまったので年末差し迫るこの時期に急遽作り直しているという訳です(間に合うのだろうか?、というか机の上の散らかりようったら・・・)
これで電子基板は3回目の完全リニューアル、せっかくなので仕組みも大きく変えました(見た目あんまり変わってないけれど)センサー関係はジャイロと加速度の両方を搭載し、より精密な動きを取れるようにしました。あとそれぞれLEDで色分けした3色あった独楽ですがフルカラーLEDに切り替え、独楽のIDとカラーを自由に設定できるようにした事と、軽量化のため電池を4本から2本で動作するようにしました。
基盤の割れが激しかったので内部にアクリル板の構造を入れました、本当は基盤もユニバーサル基盤ではなくちゃんとプリント基盤をオーダーしたかったのですがそこまで手を入れるにはちょっと時間切れ。プロダクトデザインコースが持っているレーザーカッターを借りて内部のアクリル板と独楽のふたを切り出しました。レーザーカッター便利ですよねぇ!以前はサンドブラストで表面加工を施してましたが今回はレーザーで刻印、細かい模様が描けるという事でついつい”ドット”柄にしてしまいました(メンバーには気持ち悪いと不評・・・)んーコースにもレーザーカッター欲しい!というかものつくりの大学にレーザーカッターはもう必需品ですね、ワークスペースのデカイ業務用是非導入して欲しい!
ということで年内最後の梱包を済ませ、先行して今日荷物がアトリエから搬出されて行きました。あとは4日の搬入までに独楽を動くように量産しなければ!さて僕たちに正月は来るのでしょうか?・・・・
最近さぼってます・・ たかひこん@デジタルメディアデザインコース
最近ブログの更新が全然できてなくてご無沙汰しております、さぼってる・・訳ではなくて、書く時間があまり無くかつネタも少ないという事で、気がつけばなんと今年ももうあと1週間、そして12月は3回しか記事更新してませんね。
ということで昨日で名古屋造形大学の今年の授業が終了しました、つまり大学はもう冬休み、なのでさらにネタが無い訳ですが、とりあえず先週の授業の様子をお届けします〜。
写真は先週木曜日の2年生の授業、この授業ではポートフォリオ制作を行なっています。大学生の就職活動は3年生からで特に美大はなんとなく皆遅めにはじめる傾向があるので、遅い人は4年から就活なんて事もありますが、デジタルメディアデザインコースではちょっと早めに2年生からポートフォリオの制作を行なっています、もちろん使えるレベルの物までには若干作品数などが足りず、授業で完成したものが即就活に役立つかと言えばそんな事は無いのですが、まずは意識付けというところでしょうか。来年から就活やインターンが始まるという事を意識して、そんな場合でも慌てずポートフォリオを用意出来るように、事前に一旦手をつけておくという感じです。
この日は年内最後という事で、一旦編集したデータをプリントアウトしてファイリングした状態で皆でそれぞれのポートフォリオをチェック、気になる点などを書き出す作業を行いました。ざっくりと全員のをみて皆で批評を行なって最終編集へ入ります、年明けの授業で手直しをしてある程度使えるものになれば来年度少しは楽になるんじゃないかと思います。
大変でした たかひこん@デジタルメディアデザインコース
CBC(中部日本放送株式会社)でのプロジェクションマッピングについて前回記事を書きましたが、今日はそこまでに至った道のりを少しご報告してみようと思います。
11月中旬の「デジタルメディアデザイン」展のさなか、実はその会場で「CBC創立63周年記念式典」のプロジェクションマッピングについて打ち合わせを行っていました。この時期に使う音楽がだいたい選別され、デジタルメディアデザイン展の終了とともに、メンバーを招集、そこから3週間ぶっ通しで制作してきました。
はっきり言って時間がない! という事でかなりタイトなスケジュールで制作し、完成までの3週間実は土日なく毎日D306アトリエで制作を続ける姿がありました、大学のアトリエというより映像プロダクションみたいな風景になってますが(笑)とにかくレンダリングの繰り返し・・・
会場のCBCホールで何度か投影実験も行いました、途中経過の映像を投射しながら、式典のディレクターさんと打ち合わせ、要望に合わせた変更なども結構あって、実は結果的に当初組み立てた映像ソースの大半が入れ替わってます、おそらく一番最初にレンダリングしたソースは全体の20%もないくらい(笑)
とにかく適宜細かく調整を行なう事で作品の質が向上していくという事でもあるし、厳しい制作状況ではあったものの映像のプロであるテレビ局へ納品する訳ですから、それだけ要望も高いのは当然と言えば当然ですよね、それにしても3週間過酷な制作に耐えた学生達に感謝です。
プロジェクションマッピング行いました たかひこん@デジタルメディアデザインコース
12月16日、CBC(中部日本放送株式会社)局内にて行なわれた「CBC創立63周年記念式典」にて舞台演出としてプロジェクションマッピングを行ないました。制作したのはCBCホールの舞台奥の壁と床に投影するためのオープニングと、式典のコンテンツである各賞の映像、それにエンディング映像。
デジタルメディアデザインコースの院生から1名、学部生3名、それに教員1名という態勢をとり実質約3週間で仕上げました。院生の近藤君はおもに3DCGパートを受け持ち、2年の一柳さん、宮田さんが、絵コンテと3DCGのアシスタントを、3年の浅野くんが映像エフェクトと各賞の映像制作、それに本番のオペレーションを行いました。
プロジェクションマッピングという事で、3DCG映像による錯視などを盛り込みつつ、音楽のテンポに合わせて切り替わる映像を基本に、今回の式典のディレクターさんと途中何度も映像効果による演出を打ち合わせ、修正を繰り返しながら制作。時間が少なかったため時には大学に泊まり込みを続けながらという過酷な日々もありましたが、そんな紆余曲折を経て完成した映像は制作こそ大変ではあったけれど皆さんに喜ばれる作品になったのではないかと思います。
式典も滞りなく進み、プロジェクションマッピングの送出も予定通り順調に終える事が出来ました、オープニングや各賞への映像の切り替えは3年生の浅野君が行いました、インカムから聞こえてくるタイムキーパーとディレクターの指示に従って的確なタイミングで映像を送出して行くのは相当緊張した事だと思いますが、なかなかそんなライブの現場を体験するなんて事も少ないですからいい経験になったのではないかと思います(写真提供・CBC)
せんせい!! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日、デジタルメディアデザインコースの歴史に新たな1ページが書き込まれましたよ!なんとデジタルメディアデザインコース卒業の館さんが名古屋造形大学の非常勤講師として教壇に立ちました! 彼女が初めて教えるのはマンガコースの2年生、デジタル技術を使ったドローイングやペインティングの基本をもとに、デジタルによるマンガ制作やイラスト制作のノウハウを授業で展開します、今日は学生達のマンガ原稿をスキャナーで高解像度スキャンし、そのデータを編集するというところで授業終了。
初めてにしては手際がいいのですよね、それもそのはずで、2年前まで彼女はデジタルメディアデザインコースの研究室職員として3年間仕事をしていました、なので学生の扱いはお手のもの、学生時代から数えると7年間このキャンパスで過ごした事になりますから、実は慣れ親しんだ職場という訳です。
現在彼女は定職につきながらもフリーのイラストレーターとしても活動中、さらに今日から授業にも来てもらうという事でかなり多忙な毎日となると思いますが、卒業生という事で先輩の活躍ぶりを目の前にしながら授業を受ける在学生達にとっては、将来の希望にもなりますよね。彼女は学生達にすごく慕われるので先生としてはもちろんのこと、魅力ある授業になると思います。マンガコースの学生達がらやましいですね!是非次はデジタルメディアデザインコースの授業も受け持ってください!
11月25日と26日・金沢で授業 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
11月25日と26日の2日間、金沢美術工芸大学にてスポット授業を行ってきました。去年も同じような授業をやらせていただいたのですが、今年は2日間で完結するように内容に組み直しました。Arduinoとセンサーを使ったインタラクティブコンテンツ制作の導入というのはほぼ同じで、とりあえずArduinoはじめようキットをトレースする形でArduinoを動作させるところから、LEDの点灯や点滅などをプログラムで書き込むところ、それからセンサー入力を反映するところまでを1日目に行って、2日目はProcessingによるビジュアルプログラムの基本と、センサー入力の値を代入するところまでを行いました。
短い時間なので、そんなにたいした事は出来ませんでしたが、Arduinoなどのデジタイザを使ってセンサー入力や出力の関係を知ってもらって、インタラクティブコンテンツ制作の基礎的な部分は理解していただけたのではないでしょうか、これを機会に是非インタラクションのあるデザインやコンテンツ作品を制作してもらえたらと思います。
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