大学院のレベルを視察に たかひこん@デジタルメディアデザインコース
22日(日)の午前中、岐阜県は大垣市にある情報科学芸術大学院大学IAMASの卒業制作展を観てきました。IAMASは学部をもたない大学院大学で、日本でも希少な教育機関ですね、メディア表現やメディアデザイン関係に特化している学校でもあり、日本はもとより比較的海外での認知度が高いのも特徴です。
この日は名古屋造形大学でも卒展を開催しているという事で、あまり時間が無くて足早に午前中観に行った訳ですが、会場につくとデジタルメディアデザインコースの卒業生や在校生が幾人か観に来ていて会場で偶然会いました、やはりデジタルメディアデザインコースの学生達にとってもIAMASは興味ある存在のようですね。
デジタルメディアデザインコースの卒業生が進学する事も過去にはありましたが、現在はデジタルメディアデザインコースの院生受け入れも開始しているので、どちらかというと院レベルの作品の状態をリサーチに行ったというのが正直なところです(笑)さすがに少人数で教育されている事もあって、作品の完成度も高い印象です。もちろん学部生と比べるのは違うのかもしれませんが、デジタルメディアデザインコースの学部生達にももっとレベルの高い作品を期待したいなと改めて思いました、同時にコース所属の院のレベルももっとあげて行く必要があると感じました。
展示の半数がプロジェクトや産学によるプレゼンテーションというのも特徴的でした、これも実際今後のデジタルメディアデザインコースの行く末を占うにあたって重要なポイントかなと思いました。現在でもデジタルメディアデザインコースでは産学関係のプロジェクトなどいくつか運営していますが、結果として展示やプレゼンテーションして世に発表する事、また、それに伴った事業をちゃんとした資料やパンフレットにしているところなど、多くの点で参考になる事がありました。
いよいよ終盤 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
「第21回名古屋造形大学卒展/第10回大学院修了展」もいよいよ残すところあと1日となりました。土曜日の今日は多くのお客さんで会場はにぎわっていました、そしてやはり土日は卒業生達もたくさん来てくれます!もちろん今日も多くの卒業生達が来てくれていました、デジタルメディアデザインコースだけでなく他のコースでも卒業生達が在校生達と作品談義しているシーンをあちこちでみました、卒展の醍醐味でもありますよね!
また、他大学の先生や、企業の方など、様々な方がお越しくださり、作品についていろいろと質問されたり興味もたれたりしていて、会場は充実した時間が流れていました。そしてインタラクション系の作品やアニメーション作品は小さな子供達にも人気。小さな子達でも楽しめる展示となっているので是非親子でご観覧ください!
明日は最終日となります、まだお越しでない方は是非この機会に名古屋造形大学の卒展「第21回名古屋造形大学卒展/第10回大学院修了展」にお越し下さい(注*明日の最終日は搬出の関係で17時閉館となります、ご注意ください)
デジタルメディアデザインコースの作品についての解説は以下のブログ記事からどうぞ。
https://www.nzu.ac.jp/blog/digital/archives/11445
https://www.nzu.ac.jp/blog/digital/archives/11421
https://www.nzu.ac.jp/blog/digital/archives/11409
会期/2014年 2月18日(火)〜23日(日) 10 :00〜18 :00
〈 21日(金)は20:00まで、23日(日)は17 : 00まで〉
会場/愛知県美術館ギャラリー・A 室−I 室 (愛知芸術文化センター 8 階) 入場無料
名古屋造形大学卒展情報 https://www.nzu.ac.jp/gex/
名古屋造形大学卒展BLOG https://www.nzu.ac.jp/blog/gex2014/
名古屋造形大学卒展公式twitter https://twitter.com/nzusotsuten
名古屋造形大学FaceBookPage https://www.facebook.com/nzu.ac.jp
作品紹介(1) たかひこん@デジタルメディアデザインコース
卒展も4日目を迎えました、金曜日の今日は通常より2時間閉館時間が遅く設定されていて夜の8時まで開館していました、仕事帰りにちらっと依っていただけたらという配慮という事ではあるのですが、さすがにそんなに仕事帰りの方が来られる様子は無かったですね(笑)いよいよ残り2日間は土日、卒業生達が特に多く来る土日は結構にぎわうのが毎年の光景です、もちろん一般のお客さんや美大を目指す高校生の皆さんにも是非来ていただきたいと思います!
今年のデジタルメディアデザインコースの展示はグループ制作やプロジェクトなども含んでいて、例年同様バラエティに富んだ展示となりました。作品を少し紹介しますね。
オープンキャンパスで毎回行なっているデジタルメディアデザインコースのカフェを再現した「DMDカフェ」はオープンキャンパスでのコースプロモーションで使う公式のコースキャラをあしらったそれぞれのツールを展示。また同じ場所にはコースキャラクターを使った2本のアニメーション「DMDアニメーション」が上映されています。テーブルのPCではそのアニメーションやキャラクターを紹介するWebページ「プロモーションweb」があります。
「日陰 Shadow of the moon」
インターバル撮影をした4Kサイズの映像作品、残念ながら4Kを表示するモニターがまだコースには無いため、展示では60インチのHDサイズ(1920/1080)による展示となっているので本来のきめ細かさが表現しきれていないのが残念ですが、特にShadow of the moonの月の影による撮影はとても良い光と影を捉えています。
「colorful play screen」
懐中電灯をインターフェスとしたインタラクティブ作品。棚にならんだ的に懐中電灯の光を当てると、マッピングされた映像が生成されます。
懐中電灯の光はKINECTを用いて取得しています、的の位置と光の位置と光量を取得、懐中電灯の光を重ねる事でまた違った表情を演出するなど細かな設定もされています、プログラムはProcessingとUnityをハイブリッドで使用、インタラクションとプロジェクションマッピングの組み合わせによる実験的作品で、新たなマッピング表現を実現しています。
「BLが苦手なあなたへ」
ボーイズラブというジャンルが苦手な方に、ボーイズラブのマンガの魅力を紹介する作品、様々なジャンルがあるマンガやアニメなどのコンテンツ産業ですが、それぞれ好き嫌いや苦手なものもあるかと思いますが、とにかく食わず嫌いはよくない(笑)って事で、一度BLに触れてみませんか?という問いかけです。
「day “mitoko”」
コマドリアニメーション作品、ピンク色の不思議な生物が色々なものに乗り移っては悪さ?をするコミカルなアニメーションです、上映モニターの前には映像を観るピンクの生物がちゃっかり居たりします(笑)椅子も展示台もすべてピンクに統一したブースで映像をお楽しみください。
いよいよ搬入です たかひこん@デジタルメディアデザインコース
「第21回名古屋造形大学卒展/第10回大学院修了展」の搬入作業がいよいよ始まりました、今日は作品をいったん県立美術館の保管庫に預ける前日搬入を行ないました。大学全体でコースや人数が多く作品点数が多数になるため、効率よく展示搬入が出来るように、およそ半数のコースは前日に作品を持ち込みます。
午前9時過ぎに体育館に置かれていた最終審査した作品とその関連の荷物を搬入用のトラックに積み込みました。卒展の搬入には運送業者の方に入ってもらっていて、学生達はトラックまで荷物を運ぶとあとは業者さんが効率よくトラックに積んでくれます、プロはさすがに手際がいいですね。
デジタルメディアデザインコースは年間を通じて行なわれるコース企画の各種展示を学生達自身による運営で運行しています、なので搬入や展示作業等はだいたい皆慣れているので、こういう時の手際は業者さんに負けず劣らずなかなかよくて、業者さんの手際とあいまって体育館からの積み出しはおよそ30分ほどで終了しました。
昼前に大学を出発し美術館へ移動。美術館に到着した作品をトラックから保管庫へ運びました、デジタルメディアデザインコース、イラストレーションデザインコース、グラフィックデザインコースが一緒になって作品を一気に運び込みます。結構な人数が動くのでこの時は監督が大変なのですが、年々この作業も効率がよくなっている気がします、ブログを始めた5〜6年前はかなり手際が悪くて結構厳しく指示してた印象があるのですが、今日は特にもたつく事もなく良いペースで作業を終了する事が出来ました。
さて、明日はいよいよ搬入本番、さすがに搬入展示作業はかなり手間取る風景も毎年見受けられるので気合いが必要ですね、無事展示スタート出来る事を祈りつつ、明日も頑張りましょう!
リボン たかひこん@デジタルメディアデザインコース
卒展に合わせていろいろと作る機会があるついでに、卒展オープニングとかでも使えるかも?っていうのでなんとなくリボンを作ってみましたよ。
大学のロゴと大学のキーカラーを使った2種類、緑のカラーに白のロゴを並べた硬派なデザインをしたら事務のお姉さんに「これ可愛くない」とあっさりお断りされたので・・・”女子力高め”をもっとうに水玉とストライプにしてみました(良いか悪いか別にして)
とりあえずそんだけ。
せんべい たかひこん@デジタルメディアデザインコース
いよいよ来週から「第21回名古屋造形大学卒展/第10回大学院修了展」が始まります。今年の卒展のビジュアルイメージは学生コンペディションにより選ばれたイラストレーションデザインコース益田さんの作品となっています、そしてそのイメージは卒展の顔として様々なツールに利用される訳ですが、せっかくなので学生達も巻き込んで今年はいろいろと学生主体の企画などもすすめ、今まで作ってこなかったツールもいくつか作ってみました。
まず今日紹介するのは卒展せんべい! 最近は食べ物に印刷する事が出来るのですよね!以前にコースキャラクターをあしらったクッキーを作った事がありますが、今回は卒展のビジュアルイメージを印刷したせんべいを作ってみました!
さてどこでこれがもらえるかは卒展に来てのお楽しみという事で、手に入れる事が出来たらラッキーですね、数にも限りがあるのですが、ヒントは金・土・日のみ使います(あんまりヒントになってないか・・・)
来週からの卒展みなさん是非お越しください!
会期/2014年 2月18日(火)〜23日(日) 10 :00〜18 :00
〈 21日(金)は20:00まで、23日(日)は17 : 00まで〉
会場/愛知県美術館ギャラリー・A 室−I 室 (愛知芸術文化センター 8 階) 入場無料
名古屋造形大学卒展情報 https://www.nzu.ac.jp/gex/
名古屋造形大学卒展BLOG https://www.nzu.ac.jp/blog/gex2014/
名古屋造形大学卒展公式twitter https://twitter.com/nzusotsuten
名古屋造形大学FaceBookPage https://www.facebook.com/nzu.ac.jp
雪! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
久しぶりのブログ更新、ごぶさたしております。さて卒展に向けて大学はいろいろと動きがあるのですが、まぁそれはまた来週からという事で、バレンタインの今日は雪の中東京へ行ってきました〜。
朝から全国的に雪で新幹線はやっぱり遅れ、予定より1時間遅くなりましたが、とりあえず雪降り積もる六本木へ。目的は国立新美術館で行なわれている「第17回・文化庁メディア芸術祭」
文化庁メディア芸術祭はアートを始め、エンターテイメント・マンガ・アニメーションなど、多彩な現在を代表するメディア表現を集めたコンペディション、今のメディア表現やこれからの表現を占う上でも参考になる展示となっています。
デジタルメディアデザインコースももちろん社会の動向やこういったメディア表現の動向をみながら今後の展開を常に模索していく必要がありますからね、とりあえずコース主任の渡邊先生と2人でひと通りみてきました。
六本木に来たついでに森美術館で行なわれているポップアートの巨匠「アンディ・ウォーホル」展にも行ってきました、作品点数がかなりあって見応えあります、美術史を語るうえで必ず出てくる有名な作家ですので、ご存知の方も多いと思いますが、改めて実作品を見ると当時の勢いや社会に対する作家の表現に対する態度などが垣間みれて面白かったです。
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