異分野と たかひこん@デジタルメディアデザインコース
ここ数年、医学・工学・芸術学連携としてバイオメディカルインターフェースワークショップに参加するなかで、様々な研究を行なう先生方と知りあう事ができ、それが切っ掛けとなって、今日は関西学院大学総合心理科学科の片山先生の研究室へお邪魔してきました。
関西学院大学先生の専門は生理心理学、脳波から得られる様々なデータから知覚・注意・記憶といった認知過程の解明などの研究をされています。その他、文学部心理学の小川先生、広島大学の林先生を交え、今回は現在研究と開発を行なっているインフォームドコンセントのシステムにおける一つの課題として、表現に使われているデザインやイラストが与える心理的問題点をどう解釈して行くべきか?という我々の問題を題材に、デザインや芸術の評価や、その判断等を心理学的な側面から数値化できるのか?等、様々なコラボレーション研究の可能性を雑談を交えながらディスカッションしました。
心理学の実験質(防音室) 脳波測定のインターフェースもちろんこれという研究課題がすでにある訳ではなく、異分野連携を視野にいれながら、心理学・芸術学、あるいはデザインと医療における問題解決の方法などの模索など、それぞれの先生方の興味が繋がって新たな研究課題が産まれると良いですね、というざっくりとしたお話をしただけですが、来週は名古屋造形大学に皆さんをお招きして、デジタルメディアデザインコースの研究内容をご紹介しながら2回目のディスカッションを行なう予定です。
異分野連携から産まれる研究って目から鱗的な発見や驚きがあるので、今後も引き続きこういった関係を続け、いつかちゃんとした研究課題として立ち上がって行くと面白くなりそうです。
春でした! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今年の「宵の明治村」のための視察に15日明治村に行ってきました、2年間続けた「宵の明治村」でのプロジェクションマッピングですが、今年も何かしら参加する形で話をすすめています。
この日はとりあえず何が出来るか?を検討するために、施設内を見学してまわりました。去年、一昨年と行なった場所を基本としながら、新しい表現が可能かどうかを含めて検討しました。この時期の明治村は春の陽気でとても暖かく過ごしやすい!とても観光日和!春の明治村なかなか良いので是非行ってみてください〜
約2時間ほどうろうろと見て回りました、去年と違った手法や表現が出来たらと思っているのですが、なかなか野外でのインスタレーションはハードルが高くて、出来る事が限られているのも事実、そのなかでも最大限新しい事に挑戦したいとは思っていますが、まだまだ検討の余地がある事が多くて、どうなるかはまだまだ未定。とりあえず計測したデータや建物の設計図とにらめっこしながら可能性をみながら現在図面を書いています、来週早々にまた現場で投影テストを行なって、具体的に何が可能かどうかを検討して行きたいと思います。
またまた散らかしてる たかひこん@デジタルメディアデザインコース
先週、横浜の展示を終えたばかりですが、授業開始早々のアトリエはすでに次の展示に向けてまたまた散らかしている今日この頃です。
5月6日に刈谷市は刈谷市総合文化センターにて開催される「アイリス映像祭2014 キンダーフィルム・フェス in刈谷」にて展示する事になりました。その展示のために早速作品の調整するためアトリエに「なげる、あてる、ひろがる」のアルミフレームを一部くみ上げました。
展示ではスイッチの作品3作を持ち込む予定をしています、そのため5月までに順次作品を調整する予定です、また会期が近づいたらブログで報告したいと思います、子供達に楽しんでもらえると良いなと思います。
2日間ありがとうございました。 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
4月5日〜6日の2日間のそれも夜18時から21までという短い時間の展示でしたが、お越し下さった皆様本当にありがとうございました、桜祭りのさなかで夜桜見物に屋台など夜の黄金町はまったりとした雰囲気でした、でも2日とも少し寒かったですね。
2日目は昼に結構な雨が降っていて搬入が出来ないかと心配だったのですが、夕方には雨もやみ、ちょうど搬入時間の5時頃は晴れ間ものぞく天気に回復していました、ただ雨上がりで現場はかなり冷え込んでいて、薄着で名古屋から出て来てしまったメンバー全員、実は寒さが一番辛かったのでした(笑)
5時頃から倉庫に片付けてあったアルミフレームを持ち出し、階段広場に設置、それぞれプロジェクターやPCなど必要な物をセッティングして展示スタート、日が長くなっていて18時だとまだちょっと映像が見えにくくてベストは19時頃からかなという感じでした。
展示始まるころから卒業生達がたくさん来てくれました、せっかくなのでお祭りの屋台で食べ物を買ってきて展示前の階段広場の階段でメディア談義(笑)皆それぞれIT関連の業界で働いているので、そんな話で盛り上がってましたよ。この日はお祭りも終わりという事で、お客さんはちょっと少なかったのですが、お祭りの関係者の方々が結構観に来てくれました。
予定通り21時に撤収開始し11時前に黄金町を後にしました。荷物とともに名古屋造形大学に到着したのは午前3時、翌日から授業が始まるのでどうしても愛知に帰る必要があって、今回の展示はかなりハードなスケジュールでした、それにも関わらず展示を遂行してくれたスイッチメンバーの皆さん本当におつかれさまでした。また黄金町の皆様ありがとうございました、今後とも名古屋造形大学をよろしくお願いいたします。
無茶ぶりに答えるという修行 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
ちょうど1週間前のとある会議で「横浜の黄金町の桜祭りの展示、出展作品決まってなくてマズいんだよねぇ、デジタルメディアデザインから何かいい作品出せない?たとえば独楽のやつとかさぁ?」って学長に無茶ぶりされ「え?いつ展示ですか?」って聞いたら4月5日〜6日で・・・って、いや、普通無理っしょ!!ってなるよねぇ〜・・・。
うん、実際のところ時間的に難しいと思いながらも「すでにある作品を改良する程度ならなんとかなるかも」って言ったのがまずかったね(笑)そのまま展示決定となりまして、ここ1週間、新学期開始とともに入学式やガイダンスといった大学の通常行事をこなしつつ作品制作をやっておりました・・・
光るボールいろいろな作品形態というものがあると思うのですが、特にPCとかプロジェクターとか使うインタラクティブ系のメディア作品展示は実際のところポンと置いてハイ完了!って訳に行かないのが現実でして・・・今回も展示に合わせて調整する事となりました。また作品を2台持ち込むという事で、1台を新たに部分的に作る必要があって、結局展示用のフレームと台座を制作、そして独楽の「まわる、うつる、ひろがる」とは別に3年前の大名古屋電脳博で展示した「ころがる、ころがる、ひろがる」をリニューアル、今回は特別に桜祭りという事で桜バージョンで制作してみましたよ!
ボール転がすと桜は出ます。という事で、新学期始まって早々、お花見に行く余裕も全くなくデジタルな花見?をアトリエでボール転がしながらしていた訳ですが、先ほど梱包を終了、なんとか間に合いそう。そして明日朝荷物とともに横浜入りして搬入する事となりました。
明日の夕方午後6時から横浜は黄金町の階段広場にて2つの作品を展示します、お近くの方は是非夜桜ついでにお越し下さい!http://www.koganecho.net/contents/event-exhibition/event-exhibition-924.html
新年度前だけど・・ たかひこん@デジタルメディアデザインコース
新年度のためにアトリエをここ1週間かけて奇麗に整理し、やっと昨日片付けが終わったのですが、次の展示のためにすでに今日アトリエを散らかしてしまいました・・・そんな今日この頃ですが皆さんお元気ですが?たかひこんは元気です(たぶん)
もうすぐ新年度ですね、そして入学式!なんて感じでキャンパスの桜も咲き始め!・・・なんていう時期ですが、そんな事を待たずして来週早々に横浜での展示のためもうアトリエは制作と作品調整で写真のような有様です・・・。
横浜は黄金町での展示が4日前に決定し、慌てて現在仕込み中です、さて展示に間に合うのでしょうかね(不安)とりあえず展示に関する詳しい事はまた後日ブログで紹介したいと思います!
明日は入学式!気持ちを新たに2014年度も頑張るぞ〜!
レーザーで切るんです たかひこん@デジタルメディアデザインコース
プロトタイピングやラピッドプロトタイプなんて言われて久しいですが、特にプロダクトデザインのような”物”を扱うデザインプロセスで最近は動作するプロトタイプを早く作るという事で、ラピッドプロトタイプなどという言葉があります。
IT技術によりUI(ユーザーインターフェース)の重要性、特に画面で操作するGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)が当たり前になりつつある事、さらにセンサー技術など人と関わる接点としてのインターフェースの使い心地、操作感、さらには”物”としてのもちやすさや扱いやすさ、それに感覚的、感情的にインターフェースを捉えるUX(ユーザーエクスペリエンス)や、より自然な感覚で操作する事を目指すNUI(ナチュラルユーザーインターフェース)など、インターフェースに関する捉え方が多角的になった事で、これらをより効率よく実現していくためのプロトタイプを早く簡単に、かつ安価に制作する事が必要となってきました。
こうした現実に対して、物を作る機材の技術進歩もめざましく、特に3Dプリンターやレーザーカッターという工作機器の進歩がプロトタイピングやラピッドプロトタイプを加速し、今やこうした機器を導入してプロトタイプを日夜制作し検証しながらより新しいものを産み出す事が当たり前のようになってきました。
レーザーカッターはアクリルや木材、それに布や紙、皮などを精度よくカットしたり彫刻(刻印)する事が出来ます、レーザーカッターも高価なものから安価な物まで様々で、業務用になると2000万ほどするかなり大きなものもありますが、名古屋造形大学で導入したのは小さめのフロアタイプのものです(といっても高級車買えるくらい結構なお値段します・・)
このレーザーカッターはレーザーワークスの製品で、結構あちこちで導入事例があります。CADやIllustratorのベクターデータから切り出す事ができ、プロダクトデザインのプロトタイプはもちろんですが、デジタルメディアデザインコースではセンサー等を使ったインターフェース設計や展示台の部品製作、また建築などでは建築模型の部品切り出し、グラフィック領域では紙の切断や切り抜き、それにパッケージの展開図切り出し、またグッズなどの小物制作にも使えますので、これ1台で精度の良い作品制作が可能になります。
プロトタイピングといえば、あとは3Dプリンターが必要ですが、まだ3Dプリンターは導入が遅れています、しかしながら今や当たり前となりつつある工作機械ですので現在検証中で近いうちに導入して行きたいと思っています。
写真はとりあえず導入されたレーザーカッターの操作レクチャーを受けた後に復習するために試し切りしているところです、とりあえず最初はムービーに撮ってみたりするのはお約束ですね(笑)さてこれで今後の色々な制作が楽しくなりそうです!
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