1年生のマーケティングの授業風景です。
課題は飲料をデジタルメディアデザインコースの4年3年に売り込むためにマーケティングし商品をプロモーションするという内容。1年生にとって先輩達はどのように見えているのでしょうね? 噂によると「日々疲れている」というイメージだそうです(笑)4年3年ってそんなに大変な毎日を過ごしていますかね?
数名の4年生がプレゼンテーションの聞き手として参加していたみたいですが、さて、肝心の飲料を買う気になったのでしょうか?欲しいと言わせればマーケティングリサーチとプロモーションの成功ですね。
デザインは表面を飾る事ではないですよね、そして商品を売るという事はマーケットに対してどう売り込むか?という事が大事、マーケティングデータとプロモーションは密接に関わってきます。そしてそれを形にしてよりユーザーに好感度を与える、買ってもらう、使ってもらう、良いと思ってもらう、にはどうすべきか?を考える力はデザイナーにとっても必要なスキルですね。
今年のデジタルメディアデザイン展のビジュアルデザインをコース内コンペ形式で決めました。デジタルメディアデザインコースは毎年様々な展示やイベントを行いますが、その都度必要な広報ツールとなるビジュアルイメージやデザインをコースの学生達で制作しています。
今年はデジタルメディアデザインコース展のメインビジュアルのコンペにむけて1年生の授業課題として始めて設定してみました。ですので例年よりもコンペに提出されたビジュアル案が多いのが特徴です。もちろん3年や4年からの応募もあり、数にして30以上の案が出そろいました。1年生の案は課題という事もあって、出来にそれぞれ良し悪しもありますが、実際に使う事を前提にしているので授業では草案でいちどディスカッションを行ったりと、何度かのリテイクを行なって出来るだクオリティを保てるようにすすめました。
投票は結構接戦で結果としてバラけた感じでしたが、おおよそ集中した5案ほどから最終決戦となり、見事今年のビジュアルに選ばれたのは課題で制作した1年生の原さんの案となりました!数があったとは言え4年や3年からではなく1年生の案が採用されたのは結構嬉しいですね。この調子で先輩達を押しのけて1年生からも遠慮せず攻めの姿勢で突き進んで行ってもらいたいと思います!
10月13日(木)1年生の授業の様子です。この授業では12月に開催予定のコース展「Digital Media Design Exhibition 2016」(ジタルメディアデザイン展)で使うビジュアルイメージ案の制作を行なっています。
毎年展覧会ビジュアルは学生から案がだされ、それを使うようにしていますが、今年は1年生の授業の課題に組み込んでみました。デジタルメディアデザインコースでは様々な基礎授業を1年2年で受ける事になりますが、グラフィックデザインの基礎も技術として必要になります。1年生の前期に岡田先生によるグラフィックデザイン基礎を受けているので、この授業では紙面デザインや印刷に関わる基礎的な部分の復習を兼ねた課題として位置づけました。
この日はとりあえず2週かけて具現化してきた案を一旦印刷し、全員の案を並べ、それぞれの問題点などを俯瞰してみました。特に必要な情報の入れ方や編集の仕方、つまり文字組みに関してはかなりいい加減で観るに耐えかねる部分もあり(笑)その辺りを気をつけて次週までに再編集してくるという事になりました。この講評会では4年や3年も参加してくれて、いろいろアドバイスしてくれていました、まだまだ未熟な部分が多いですが1年生からしっかりしたビジュアルイメージや紙面デザインを作れるようになってくれたらと思っています。
7月も末にむかって授業もそろそろ終了です、写真は杉浦先生担当の2年生のアニメーション課題の最終合評の様子と、ペルティエ先生担当の1年生のWeb技術基礎の最終合評の様子です。
デジタルメディアデザインコースでは1年2年ともに基礎授業を行い3年4年からのゼミに備えます。ICTによって世の中のデザインは大きく変わっています、もちろん社会の構造も常に変化していますから、授業もしかるべき変化に合わせて常に変化していて、1年2年の基礎授業もここ何年かでいろいろと変えてきました。現在は従来のデザインの基礎や写真をはじめWebや映像・アニメーション、それにプログラミングなどの技術授業と、デザインの思考やディスカッションを中心にした演習授業などを組み合わせた授業を展開しています。
7月10日(日) 名古屋造形大学では7月のオープンキャンパスが開催されました、そろそろ受験を控える高校3年生は本格的に入試対策を考える時期になってきているかと思います。年末年始にかけて様々な入試方法がありますが、とりあえず8月末のAO入試が最初の試験という事もあって、この時期の相談で一番多いのはやはりAOですね、主にはどんな試験内容なのか?とか、何を評価するのか?というあたりが皆さん気になるようです。ちなみに今年のデジタルメディアデザインコースのAO入試の課題は去年から変更となっています、詳しくは入試情報をご覧下さい。https://www.nzu.ac.jp/exam/list/ao/
今回のオープンキャンパスでは昼から実習授業の公開授業も行ないました、デジタルメディアデザインコースの公開授業は1年生の写真基礎。一眼カメラでスタジオ撮影と自然光撮影の物取りに挑戦していました。その他、各ゼミからは体験講座やワークショップなどを出展、コース在籍のゼミ生達が高校生達にいろいろと説明していました、こういう場合教員がいろいろ説明するよりも、等身大の学生と話すほうがやはり良いみたいですね。
何度もオープンキャンパスに来てくれている方もいて、すでに学生達と面識があるなんてことも最近は多くてフレンドリーな感じがデジタルメディアデザインコースのオープンキャンパスの特徴ですね、次回8月にもオープンキャンパスを開催します、その時はAO入試のエントリーもその場で出来きますので、受験を考えている受験生の方は次回是非参加ください!
結果出せばいいのです たかひこん@デジタルメディアデザインコース
5月12日(木)の1年生の授業の様子です、デザインロジックというタイトルの授業で、ざくっと言うと、とりあえずデザインについて考える授業です。今回は世の中にある「問題」をグループで探し、それの改善をどうすればいいか?を考え、デザインという切り口で何ができるかをまとめプレゼンテーションするという流れです。
この日は授業の導入、とりあえずグループに別れてから、それぞれテーマ(幾つか大きなテーマはあたえられています)から現実の問題を探すという作業を行ないました、写真はその様子。やり方はそれぞれのグループにおまかせですが、まぁ寝転がりながらやるのは居るはで好き放題(笑)
授業といっても、もう大学生ですからね、特に整然と机を並べて・・・なんて事は必要ないかと思ってます、常識の範囲というのはありますが結果をしっかり出せばそれで良いと思います、アトリエにプレイルーム的なエリアやソファー、キッチンがあっても良いとおもってるくらいですから(物理的に今のアトリエ環境では不可能ですが・・) ただレクチャー中はちゃんと話しを聞き、必要な作業はちゃんとやる、それが必須条件です。
アナログ作業 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
4月25日(月)キャンパスでは1年生がドローイングの授業でスケッチを行なっていました。デジタルメディアデザインコースで設定されている授業でもしかしたら唯一PCを使わない授業と言っていいかもしれません、美大らしいといえば美大らしい風景ですが(笑)昨今はPCによる制作が中心となってきているので技術習得から研究開発までおおよそPC環境を必要とします、なので従来の美大で習得課題だった絵の具によるレタリングなどのアナログ制作はデジタルメディアデザインコースでは一切やっていません。
しかしながら、そういった技術が不必要か?といわれるとそうでは無く、適材適所でアナログとデジタルを往来する事が重要です、デジタルメディアデザインコースでドローイングの授業を設けている理由は大きく2つあって、1つは昨今の受験事情でデッサン等の画力で入学してくる学生が4割を切っている事、なので少なくとも鉛筆を使った基礎的なスケッチは経験してほしいという理由。もう1つはデジタル化したからといって「対象を見る目」は養う必要があるという事、例えばアニメーションの背景のパース、キャラクターデザインをやるうえでの人間の骨格、3DCGソフトで描く世界の見え方、など行なうためには、実際の現実空間を切り取り何かに変換する力が随所に必要です、そういう鍛錬をするのにスケッチやドローイング、デッサンなどは有効な手段になります。
絵が上手いという事にこした事はないですが、それ以前に対象をどう写し取っているか?あるいは対象がどのような構造にあるか?などを紙に鉛筆を走らせながら思考する事がとても重要です。この日の授業では透視図法などを利用したパース取りを基本とした空間の切り取りを行なっていました、慣れてる学生もいれば、ほぼ初心者という学生も居ますが、いずれPC作業を行なう時に役立つエッセンスがこの授業にはあります。
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