デジタルメディアデザインコースのプロジェクトグループ「スイッチ」が企画した新作「あまもり」が、愛知県児童総合センターが企画する「アートと遊びと子どもをつなぐメディアプログラム2016[汗かくメディア]」の公募にて「汗かくメディア賞」に選ばれ、「汗かくメディア特別展 2016年受賞作品公開展示+α」にて作品を公開展示しています。
(会期)
2016年 9月10日(土)〜25日(日)10 :00〜16:00(11:30~12:30はクローズ)
(会場)
愛知県児童総合センター
愛知県長久手市茨ヶ廻間乙1533-1 愛・地球博記念公園内
新作「あまもり」は、音で再現される”あまもり”の雫が落ちる音をたよりに、バケツやタライなどで”あまもり”の場所を探します。雨音や雷の音、蛙の鳴き声の中から耳を澄まして雫の落ちる音を探してみてください、もしその”あまもり”をバケツやタライで受け取る事ができたら”あまもり”の”音”がします。
この作品は「スイッチ」にとって初の映像を使わない作品となりました、たよりになるのは音。目には見えない雫の落ちる音をたよりに雨漏りの場所を探すのは実はちょっと難しいのです。もちろん空間を自由に移動する不特定多数の人の耳にむけて音(音像)を再現するというのは技術的に困難な部分もあり、そういう意味での難しさもありますが、それを差し引いても、いわば視覚を頼らない方法で目標を見つけていくという作業は、少し普段と違う困難さが伴います。ですが作品に参加する人達はそれでもなお、なんとか雫の場所を見つけようと少ない情報からその場所を探そうとするでしょう、普段あたりまえに準備されている事が無かったとしても、私たちは”知りたい”という欲求と希望についつい夢中になってしまいます。作品はそんな普段はあまり意識しない些細な”研ぎすまし”や”探す力”を少し引き出し、”少し違った見方”、”少し違った考え方”、をしてみると”新しい発見がある”という事を知ってもらえたらと制作しました。そして雫の場所を発見したとき”あまもり”の”音”がするとなぜかみんな少し驚いた笑顔を見せます、是非体験してみてください。
制作(スイッチ)田島里紗・羽明桜子・東真由・安江佳菜・外山貴彦
8月29日(月)約1ヶ月にわたる明治村での幻影開化「ハイカラビジョン」の展示、無事終了いたしました、ご来場くださった皆様ありがとうございました。
例年はプロジェクションマッピングを行なっていましたが、今年からリアルタイムレンダリングとインタラクティブをテーマに違うコンテンツへと切り替えました、いろいろとまだまだ勉強不足な部分もあり至らぬ部分も多かったかと思いますが、今後も同テーマで更なる発展を研究開発していく予定です。来年度の事はまだ未定ですが、また夏に何か新しい挑戦が出来ればと思います。
8月5日(金)名古屋造形大学では8月のオープンキャンパスが開催されました。夏真っ盛りでとても暑い1日でしたが夏らしい晴れ!で、それもまた季節を感じられる良い日だったかなと思います! 7月のオープンキャンパスからあまり時間が経っていないのでコース全体としてはそんなに内容の変更は無いのですが、今回新たにコースに導入した製品版Oculus Rift(VRゴーグル)の体験と、クレーンやスタビライザー、4Kカメラなどの映像機器類の展示を加えました。またデジタルサイネージもオープンキャンパス用にコースをプレゼンテーションへ変更、自身の研究制作などで時間が無い中、学生達が約3分ほどのサイネージ用の映像を制作してくれました。
Oculus Rift(VRゴーグル)は設営PCの関係上ちょっと奥まった109アトリエという場所に置いていたのですが、意外と皆さん体験したいようで朝から結構な人数が来てくれていました、その他ゲームエンジンのunityなど3DCG関係の展示にも興味ある人が多くいました、世間ではゲームや映像関係もVRゴーグルやAR/MRといった新しい表現方法が加速しているので、受験生達もそういうジャンルへの関心が高くなって来ている感じですね、デジタルメディアデザインコースではVR関連の研究もこれからさらに本格的に導入していく予定です。
映像関係では、せっかくコースにある機材を知ってもらわない手は無い!って事で、あまり今までオープンキャンパスで出してこなかった機材も積極的に展示しました、クレーン撮影やスタビライザーシステムのDJIのRonin-Mも実際触って撮影してもらえるようにしました、ただRonin-Mっていうネーミングがね・・浪人って・・・受験生にとってはちょっと気になりますよね、なので最初Ronin体験ってしてたのですが、苦肉の策で揺れないカメラ体験に変えました(笑)あとはblackmagicdesignの4Kカメラや4Kテレビなども触ってもらえるよう展示、クレーン撮影などはみなさん結構楽しんでいました。
そしてあいかわらず液晶ペンタブレットは不動の人気ですね、コースでは学生達によるライブパフォーマンスとしてデジタルでイラストを描く手順を実演しもらっています、イラストレーションに興味ある人なんかは特に気になる所だと思います、今年からコミックイラストレーションゼミを開講していますので、デジタルワークフローでイラストやアニメーションに興味ある方などには最適かと思います。
夏休みとあって、結構多くの方に来ていただきました、AO入試のエントリーなども始まり高校3年生はそろそろ本格的に受験準備に入る頃かなと思います、また最近は2年生や1年生がオープンキャンパスに積極的に来るようになっていて、大学選びを早い段階から行なっているようですね、皆さんにとって行きたい大学、行きたいコースであれば良いのですが、これも縁ですよね、でも少しでもデジタルメディアデザインコースで学びたいと思ってもらえたら幸いです。
最後にオープンキャンパス終了後にみんなでスイカを食べました!ザ夏!って感じで夏休み突入です!
7月30日(土)幻影開化「ハイカラビジョン」の搬入に行ってきました、プロジェクションマッピングと違って建物内での設営ですので去年と比べるとかなり楽な作業となります(なんといっても千早赤坂小学校講堂はエアコンが効いてる!)今回は2台のプロジェクターを使って壁面全体を映像にしています。
インタラクションはKinectにより距離を取る事にしました、初めての事が結構多かった今回の制作、実現しようと思った事がいろいろな部分で不可能となったりで紆余曲折あり苦労がありましたが、なんとか動作するものを組み込む事ができました。
7月26日(火)同朋高校(商業科)の生徒さんを招きデジタルメディアデザインコースによるワークショップを開講しました。去年はデジタルサイネージを作ってみようという内容でしたが、今年はレーザーカッターでパッケージを作るワークショップにしました。
1日だけの短い時間ですので、あまり凝った事は難しいのですが、高校生のみなさんにレーザーカッターを使ってどんな事が出来るのか?とか、それによってデザインの分野がどう変わりそうなのか?みたいな事を感じてもらいえたらと思い企画しました。今回はコース2年生の授業でやっているレーザーカッターによるパッケージデザインの学生課題から2点をピックアップし、そのデータを基にしたサンプルの展開図を配布、高校生の皆さんにはそこに自由に絵を描いてもらう事にしました。つまり絵の形に切る抜かれるという事ですね。
データはIllustratorというソフトを使うのですが、高校の授業で使っているという事でみなさんそんなに手間取る事もなく使いこなしていた感じです、コースからはサポートとして4年3年から数名が参加、4年の長瀬さんや松本さんは同朋高校商業科の出身なので先輩として手伝ってもらいました、また商業科で教えている掛布先生もデジタルメディアデザインコース卒業で、松本さんや長瀬さんは彼の教え子でもあります、デジタルメディアデザインコースの卒業生や在校生が繋がっていて、こういうイベントが開かれるのは嬉しい事ですね!
さて、肝心のレーザーカッティングの方ですが、データ作成はサポートの学生達の健闘もあって予定通り進みましたが、レーザーカッティングはというと・・・レーザー加工機の調子が今ひとつで何度か途中で止まるというエラーで思うように作業がはかどらず、本当は入試広報のキャンパス見学を行なっている間にカッティングを終わらせる予定だったのですが全く進まず完全に見積もりを誤った形となりました(初めてのワークショップなのでという良い訳)結局時間切れとなり1名分だけ完成させて皆さんに披露するのがやっとでした、ということで皆さんのデータは責任もってカットして後にお届けします〜 参加してくれた同朋高校のみなさんお疲れさまでした。
Ps: 高校生の皆さんが帰ったあとに全員分のカットを行ないましたが、まぁ見積もりの甘さが露呈してしまいましたね(笑)レーザーカッターが止まるというエラーもあいまって結局夜の11時過ぎまでかかってしまいました、次回やる時はもう少し効率良く行なえるよう改善したいと思います。
7月24日(月)今年の宵の明治村のための現場確認へ行ってきました。例年「宵の明治村」といえば札幌電話交換局を使ったプロジェクションマッピング「宵街映写」だったのですが、今年はプロジェクションマッピングをやめ、違う展示作品を入れる事になりました。
この日は会場となる千早赤坂小学校講堂に設営のチェックに来ました。ここは展示などが出来るよう内部はギャラーリーに改装されており、いろいろな展示などが行なわれていて、我々の前にも展示が行なわれていたため部屋の中が無いも無い状態をみに来たのはこれが初めてでした。
とりあえず心配だったプロジェクターの設置方法、最初は天吊りを考えていましたが、建物は明治時代のもので内装がギャラリーに改装されているとはいえ、天井は当時の構造で、照明レールが入っているものの重量物をぶら下げるのは少し危険、なにより映像の画角を考えると吊れる場所はおのずと限定されるのでちょっと難しいと判断し、建物に傷をつけずに済むのもあって今回はプロジェクター床に置く事にしました。
1時間ほどでだいたいの位置を計測し、今回は終了。早めに終わったので赤坂小学校前にある甘味どころ「京甘味処なか井茶寮」で抹茶かき氷を食べました、美味しいので明治村おこしの祭は是非どうぞ、ちょうど会場の真っ正面です!
7月21日(木) ナゴヤドームで開催された「夢ナビライブ」に参加してきました! 名古屋造形大学からは、建築・インテリア、プロダクトデザイン、アニメーション、マンガ、イラストレーションデザイン、それにデジタルメディアデザインのコースと入試広報課職員フルメンバーが参加、大学ブースでは各コースの内容説明はもとより、それぞれの専門領域でどのような事が学べるのかを学びステーションで高校生達に解説。またマンガ、デジタルメディア、プロダクト、建築・インテリアから各教員が夢ナビライブで講義も行いました。
名古屋造形大学は去年に引き続き2年目の参加です、多くの高校生達が訪れ会場は活気に満ちていました!いろいろな職業があるのと同じように大学もいろいろな専門分野があります、受験の事よりもむしろその専門分野で何を学んで、どのように目標の分野に就いていくのかがみんな興味ある感じですね、こういう機会に気になる専門領域の事をいろいろと聞いてみると良いと思います!
そうそう、入試広報にはこの3月にデジタルメディアデザインコースを卒業した横山さんが従事しています!高校生と年齢が近いので彼女のようなOGの存在は受験生にとってより身近にいろいろ聞けるいいお姉さん的存在ですね!相談に訪れる高校生達と話しも弾んでいました!彼女の活躍はコースにとってとても心強いです!
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