5月27日(土)名古屋造形大学の50周年企画「なごや寺町アートプロジェクト」へ作品出展するために、名古屋東別院隣にある、お東幼稚園へ「なげる、あてる、ひろがる」を搬入しました。
お東幼稚園のおゆうぎ室を使った「なげる、あてる、ひろがる」の展示は実は2回目です。ただ作品の筐体は前回2世代目だったのに対して、今回は「魔法の美術館」に対応するために設計しなおした3世代目なのが大きな違いですね。また、魔法の美術館には1セット貸し出した状態なので、今回のものは「かりやKidsフェスティバル2017」に出展するために制作した複製したモデルです。
魔法の美術館に対応させた3世代目の最大のメリットは、組み立てや運営が1世代2世代とくらべて格段に違う事ですね。世代を追うごとにパッケージ化を目指してきたので、現在運営している「なげる、あてる、ひろがる」は搬入搬出がかなり楽になっているのが特徴です。展示完了までのタイムラプス撮影もしてみまたので、載せておきます。
3月28日(火)名古屋造形大学では春のオープンキャンパスを開催しました。そろそろ春らしく暖かくなってきましたね!キャンパスの桃の花にもミツバチたちがやって来ました。
コースでは在学生による展示や説明など結構な規模で行なうオープンキャンパスなのですが、ちょうど春休み中という事もあって作品展示の準備や機材の準備に学生達をあまり動員できない事と、新学期の準備などが重なっていたので春のオープンキャンパスは少し規模を縮小してA108アトリエのみで行いました。
今回展示したのは、VRコンテンツを体験してもらえるoculus rift(オキュラスリフト)を使った「360度風景画」やAR、MRを体験できるMicrosoft HoloLens(ホロレンズ)などゴーグル関連各種と、4Kカメラや4Kテレビ、クレーン撮影、ジンバル撮影のRONINによる撮影など映像に関する展示と体験でした。
本当はもっと色々なコンテンツがあるのですが、メディア系の作品は機材の準備などで人が必要な事が多くて、今回はすこし少ない展示と体験ブースとなりましたが、新学期が始まってからの次のオープンキャンパスではもっと色々な展示や作品体験などが出来るかと思いますので、また是非次回のオープンキャンパスにも起こしいただけたらと思います!
3月4日(土)中京テレビ「HACK-CHU!」にて展示してきました! イベントは10時からで、この日は参加されたみなさんがグループに別れてアイデアを競い合うアイデアソンに挑戦し、最終審査をクリアした数組だけが3月11日、12日のハッカソンに参加し、グランプリを決めるという流れだそうです。名古屋造形からの展示は、卒業式などのスケジュールの関係で4日のみの展示となりますが、イベントに訪れた皆さんはさすがにICTなどに興味もたれてる方が多くて、持込んだ作品を楽しんでいただけたかと思います(イベントはすべて終了しています)
特に今回持込んだホロレンズは実機を体験できるところが少ないというのもあって、みなさん行列を作って体験されてました。ホロレンスの日本販売も始まってますが、まだまだ日本で持っている方も少ないみたいですね。API提供でイベントに参加されていたMicrosoftの方もホロレンズ本体は持込んでおられなかったので「体験したい方は名古屋造形のブースへどうぞ」と企業プレゼンテーションで紹介していただきました(笑)
テレビ番組でおなじみのチュウキョくんも・・・色々な番組で行ったり来たりなのか若干お疲れな感じでした(笑)夕方の情報番組「キャッチ」でこのイベントが放送される予定で、そのための常に撮影クルーが入ってました、展示の撮影もされていたので、もしかしたら番組に少し我々も映るかもしれませんね!!
3月3日(金)中京テレビのイベント「HACK-CHU!」に作品搬入してきました。今回のイベントは中京テレビ新社屋の1FロビーにあるプラザCという会場で行なわれるのですが、その入り口にあるエントランスにデジタルメディアデザインコースのコンテンツを幾つか展示する事になりました。
「HACK-CHU!」のイベントそのものは、公募により応募された参加者のみなさんがテーマにそったアイデアソンとハッカソンを経て競い合うというもので、名古屋造形大学はそのイベントに直接参加するのではなく、そのイベントに来られる方々に、メディア表現による作品を一例として体験していただける場を展示という形で提供するという感じです。
今回持込んだ展示作品は独楽を使ったインタラクティブ系作品の「まわる、うつる、ひろがる」と、Kinectセンシングによる「わ」、それにAR系の本年の卒業制作作品「Dive in the sea」、VR作品の「360度風景画」、それにホロレンズの体験です。
今回の搬入作業には新スイッチメンバーも参加して行なわれました、今年から新3年3名と新2年1名が加わって、スイッチとして現在8名がメンバーとして研究開発を行なっています。来年度からの活動もすでに幾つか決まっていて、今回の搬入も含め春休みも色々と活動しています。
2月19日(日)卒展の搬出作業風景をお届け!最終日に通常の6時より早い5時に展示が終了するのは、その日に搬出作業を行なわなければならないからなのです。約2時間ほどですべてギャラリーから作品や展示台を出して大学へ運ぶという作業をこなさなければならないので、搬入にくらべ搬出のほうが作業が早いとは言え、結構タイトなんですよね・・
作品をバラしながら、梱包し、搬入エレベーターまでもっていってトラックに積み込む。デジタルメディアデザインコースの卒業生は30名あまりで、作品点数も多く、さらにPCや大型テレビなどの電子機器も多いので結構大変ですが、彼等は4年間でデジタルメディアデザイン展など大きな展覧会を経験してきたので、その辺りの手際は結構良い!4年間で展示経験を積んで成長していくのはコースの特徴かもしれませんね。
2月19日(日)第24回名古屋造形大学卒展・第13回大学院修了展 無事終了いたしました。卒展に足を運んでくださったたくさんの皆様本当にありがとうございました。SNSの拡散などもあり、この卒展で多くの方に名古屋造形大学を知っていただけたのではないかと思っております。
デジタルメディアデザインコースの学生達の作品や研究は、メディアデザインを中心にしたものが多いですが、それぞれ様々な思いで作り上げた集大成でした、そしてそれらはまだまだ未熟ではありますが、若い彼等だからこそのアイデアなども盛り込まれており、場合によっては今後発展的に利用される事や拡張される事もあるかもしれない可能性があるものも多かったように思います。
卒展は4年生にとっては卒業という一つの節目であり、彼等にとって完結を意味するところも多いですが、コースではこれらを大切な資産として、時には後輩に引き継がれたり、時には拡張した研究課題へと発展させることも視野に入れながら新たな課題に取り組んで行きたいと思います。
2月17日(金)卒展記念公開講座「糸数弘樹さんによる「クリエイターとして大切なこと」(ハリウッドで学んだ知識や経験)」を開催しました。
糸数さんは1962年生まれの沖縄県久米島出身。 琉球大学教育学部を卒業後にカリフォルニアのArt Center College of Designで工業デザインを学び、Warner Bros. Companyで「バットマン」シリーズの舞台となる架空都市ゴッサム・シティのビル群や特殊効果などを手掛ける。その後、2014年までWalt Disney Animation Studiosのトップクリエーターとして「シュガーラッシュ」「塔の上のラプンツェル」など30本以上の作品に参加されています。
アメリカへ留学し、アルバイトしながらArt Center College of Designへ入学するまでの紆余曲折の話しから、大学時代のアメリカの学生達の作品に対する姿勢など、興味深い話しは尽きません!その後、映画関係のCGクリエイターとしての仕事では、2Dのキャラクターを3DCGのモデルにモデリングする難しさ、2Dをそのまま3Dにしても2Dアニメーションのように表現出来ないため、横から観た時に違和感なく3Dでレンダリングできるように観る方向によってレンダリングイメージが破綻しないよう専用のモデルを何体も作ったお話や、「アナと雪の女王」での背景のモデリングでは数百本のつららにこだわったお話など、資料とともに3DCGでアニメーションを作る難しさや魅力、それにクリエイターとしての姿勢など盛りだくさんで90分があっという間でした。
とにかくアーティストとしてプロ意識をもって仕事に取り組む事、どんな小さな仕事でも全力で制作する事、また現在はインターネットがあって色々と調べる事ができるので、とにかくリサーチが大事、十分に調べる癖をしっかり付ける事、そしてなにより、とにかくやってみる事が大事、失敗を恐れていては何も出来ないので、とにかく挑戦して失敗したらそれを糧に次へ進み続ける事が大切というメッセージを学生達に話されていました。経験に基づくいろいろな話しがあってとても良い記念講演となりました。糸数さんありがとうございました。
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