桜とコマとボール。 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
横浜の黄金町で行なわれている「のきさきアートフェアat桜まつり」の関連として、階段広場にて夜限定ですが「スイッチ」の作品、「まわる、うつる、ひろがる」と「ころがる、ころがる、ひろがる」の展示を行なっています。桜祭りが開催される5日と6日の2日間という短い時間ですが、是非この機会にお立ち寄りください!
朝に名古屋造形大学を出発し、桜祭り真っ最中の黄金町に着いたのが2時過ぎ、そこからとりあえず会場とは別の場所にてアルミフレームをまず組み立てました、2台を組み付けたのち5時に階段広場に移動、そこから日が暮れる6時頃までに搬入を終え、開催予定より少し遅めの6時20分ころから展示を開始しました。
ちょっと今日は肌寒かったですよね、階段広場が桜並木のメイン通りからみて裏手になるので、桜祭りや夜桜をみに来られたお客さんからだとちょっと分かり辛い展示場所だったのですが、それでもお客さんはそれなりに来てくれました。特に子供達が楽しそうに遊んでくれたのがなによりでした。それから美術家の会田誠さん、それにライゾマの石橋素さんが観に来てくれました、あとデジタルメディアデザインコース卒業生も何名か観に来てくれました、その他、展示に来てくださった皆様ありがとうございました。
レーザーで切るんです たかひこん@デジタルメディアデザインコース
プロトタイピングやラピッドプロトタイプなんて言われて久しいですが、特にプロダクトデザインのような”物”を扱うデザインプロセスで最近は動作するプロトタイプを早く作るという事で、ラピッドプロトタイプなどという言葉があります。
IT技術によりUI(ユーザーインターフェース)の重要性、特に画面で操作するGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)が当たり前になりつつある事、さらにセンサー技術など人と関わる接点としてのインターフェースの使い心地、操作感、さらには”物”としてのもちやすさや扱いやすさ、それに感覚的、感情的にインターフェースを捉えるUX(ユーザーエクスペリエンス)や、より自然な感覚で操作する事を目指すNUI(ナチュラルユーザーインターフェース)など、インターフェースに関する捉え方が多角的になった事で、これらをより効率よく実現していくためのプロトタイプを早く簡単に、かつ安価に制作する事が必要となってきました。
こうした現実に対して、物を作る機材の技術進歩もめざましく、特に3Dプリンターやレーザーカッターという工作機器の進歩がプロトタイピングやラピッドプロトタイプを加速し、今やこうした機器を導入してプロトタイプを日夜制作し検証しながらより新しいものを産み出す事が当たり前のようになってきました。
レーザーカッターはアクリルや木材、それに布や紙、皮などを精度よくカットしたり彫刻(刻印)する事が出来ます、レーザーカッターも高価なものから安価な物まで様々で、業務用になると2000万ほどするかなり大きなものもありますが、名古屋造形大学で導入したのは小さめのフロアタイプのものです(といっても高級車買えるくらい結構なお値段します・・)
このレーザーカッターはレーザーワークスの製品で、結構あちこちで導入事例があります。CADやIllustratorのベクターデータから切り出す事ができ、プロダクトデザインのプロトタイプはもちろんですが、デジタルメディアデザインコースではセンサー等を使ったインターフェース設計や展示台の部品製作、また建築などでは建築模型の部品切り出し、グラフィック領域では紙の切断や切り抜き、それにパッケージの展開図切り出し、またグッズなどの小物制作にも使えますので、これ1台で精度の良い作品制作が可能になります。
プロトタイピングといえば、あとは3Dプリンターが必要ですが、まだ3Dプリンターは導入が遅れています、しかしながら今や当たり前となりつつある工作機械ですので現在検証中で近いうちに導入して行きたいと思っています。
写真はとりあえず導入されたレーザーカッターの操作レクチャーを受けた後に復習するために試し切りしているところです、とりあえず最初はムービーに撮ってみたりするのはお約束ですね(笑)さてこれで今後の色々な制作が楽しくなりそうです!
新しいインターフェースの可能性 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
去年から話題になっていた手や指の動きで操作できるLEAP MOTIONがついに販売となり、早速デジタルメディアデザインコースにも届きました!完全に非接触でPCなどを操作する事ができます。
MicrosoftのKINECTは全身の動きを取るのに特化したゲーム用デバイスとして発売されましたがLEAP MOTIONは手の動き、とくに指の微細な動きを取る事に特化した設計となっていて、基本はPCの前において操作します。とりあえずインストールしてデモを動作させてみましたよ!指の本数も読み取れるので、何本の指で操作しているかなどの振る舞いで変化をつける事ができます。とりあえずWebブラウザなどを操作してみました、が、これが結構難しかったです・・・・特に腕を上げた状態で操作していると二の腕がプルプルしますね、二の腕ダイエットには向いてるかも(笑)
デジタル機器を操作するうえでの新しい概念が産まれてきそうな予感がするLEAP、とりあえずゼミで早速SDKを導入しopenframeworksとの連携などしながら何か新しい表現やデザインに使えないか実験を開始しました!とにかく新しい事に挑戦してみる事が大事ですからね、失敗しても何かの役に立つはず!夏休み中に良い発見ができたらなぁと思います。
贅沢な環境 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
いろいろと遅れていた新型のPC導入も業者さんの頑張りでほぼ全台コースに納品されました!一番お待たせしていた2年生の生活端末もこの週末に導入され、今日から実習授業やアトリエでの制作に使える状態となりました。
デジタルメディアデザインコースは4年から1年までの在籍人数が100人を超えていますが、その全員にPCが行き渡るように環境を整備しています。機材の老朽化やリースの交換時期が重なっていた事もあるのですが、今回の新型iMac27インチの導入はなんとコースだけで100台近くとなっています。
でも逆に自分の環境でいつでも制作や研究が出来るというのは学生にとってかなり良い事ですよね、アトリエを開ける事が出来る時間は常に制作環境があるので、それぞれ存分に使いこなして欲しいと思います!
新型はいいね たかひこん@デジタルメディアデザインコース
少しドタバタしていて遅れていた新型のコンピューターがアトリエに届きました! 今年からデジタルメディアデザインコースに導入されたのは新型のiMac27インチ! 特に2年生1年生は今までのPCルームへ移動や貸し出しのノートPCを廃止し、それぞれのアトリエに生活環境として1人1台のiMacを導入しました。
ワイド2560pixを誇る27インチモデルはハイビジョンサイズを超える画像ピクセルサイズを持っていますので、映像編集まで網羅するスペックを考えて4年3年のゼミ用iMacも含めてコースに導入した新型は全て27インチとしました。
これで以前とは比べ物にならない環境が用意された事になります、なにより普段の学生生活の拠点となるそれぞれのアトリエに常に自分用のコンピューターがあるというかなり贅沢な制作環境、これでマシンスペックが足りないとかコンピュータ使える時間が無い、なんて言い訳出来なくなりましたね(笑) なので今年のデジタルメディアデザインコースの学生達の作品のクオリティは格段に上がるはず!です!(とプレッシャーかけとく)
Do It Yourself! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
オープンキャンパスが終わったと同時に残してた仕事がわんさか・・その一つが何故か本棚制作。いやはやアトリエを使いやすくするのは大変なんです、ほら最近流行でしょ?Do It Yourself!つまりDIYってやつですな、自分で作れるものは自分で作る訳っすね(なんか違う気もするけど)
まぁ美大だけにいろいろ作れないとダメな訳でしてね、本棚くらいお手のものじゃないとね☆!って事でアトリエのPCテーブルにフィットするように設計、既製品でピッタリサイズをみつけるのはなかなか難しいっすよね、それに結構高かったりしますが、ほら自分で作るならいろいろ融通が効く訳ですよ!
と、言う事で、8個も本棚を作った訳ですが・・・正直疲れましたわ、作業しながら僕の職業はいったい何だった?って自問自答してたのはナイショです。写真にはないけど実はついでに靴箱も作ってたりします(笑)アトリエの壁の色塗りから始まり、ライトレールの設置、ピクチャーレールの設置、それに暗室のカーテンの設置、そして本棚、やっぱり職業が違う気がするんですけど・・・これでも一応デジタルメディアデザインコースの専任講師です。
失敗の連続だった・・ たかひこん@デジタルメディアデザインコース
オープンキャンパスの準備まっただ中ですが、それとは別に普段からゼミや制作で使うアトリエの整備も同時に行っています、今日は忙しい合間をぬいながら映像撮影用でも特にストップモーション撮影(コマ撮り撮影)用の暗室をアトリエに設置しました。
この暗室、実は東京藝術大学大学院の映像研究科のアニメーション映像専攻の校舎を卒業制作展見学の祭に案内してもらった時に、ノンリニア編集室内に暗幕のカーテンで仕切った簡易の撮影用暗室をみせていただいたのですが、それを参考にさせてもらいました。
とりあえず限られた予算とアトリエスペースしかないので、現在コースで使っているアトリエの一部を何とか暗室にして使う方法を検討。とにかくスペースが無いので、カーテンで仕切る事で暗室が必要無い時はカーテンを開けてアトリエとして使える柔軟性を重視しました、またカーテンレールの並びとカーテン幅を工夫する事で3つの暗室として使ったり広めの2つで使ったり、あるいは1番広いスペースとして1つにして使う事ができます。
設置の検討は1ヶ月前ほどからしていたのですが、いざ設計して部品を購入して設置してみるとアトリエ天上の形状や構造などで様々な問題に直面、一部設計ミスも手伝って最後は天上の天板を外してその場その場で対応策を講じながらの工事となり、実際は取り付けに相当苦労しました、いやはや何もかも自分達でやるのは良いのですが、インスタレーション作品設置とは訳が違ってなかなか難しいですね・・・
結局設置に1週間もかかってしまいましたが、今日、無事終了し明日から撮影に使ってもらえるようになりました、優れたアニメーション作品がここから産まれて来る事を期待したいなと思います。
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