1月9日 午後・アトリエD305 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
2年生のサウンド基礎の作品発表が上山先生の指導のもと行われました、課題の条件は「4ch(4個)のスピーカーを使って5分間ユーザーを楽しませること」という事。サウンドインスタレーションやパフォーマンス、それに映像と組み合わせた映像表現など、音を使うというだけでも様々な表現が可能となりますが、各グループそれぞれいろいろなコンテンツを考えてプレゼンしていました。
ちょうど廊下で1グループが発表していました、2ch(2個)のスピーカーを廊下に、そして残りの2個はそれぞれロッカーの中に入れ、ロッカーをちょうど擬人化したような構成で5分間の物語を聞かせるという作品でした、環境音と台詞をそれぞれ独立したスピーカに割り当てて、音だけによる空間を構成するという発想がなかなか面白かったです。
普段なにげなく音楽を聞いたり、環境の音を耳にしていますが、空間を構成するためにスピーカーを配置して、音を操るという作業って実はあまり経験が無いんじゃないかなと思います、スピーカを置く場所、音量、それに音質、細かい事に注意して組み立てると音だけでその場が大きく違った印象になります、映像においても音の構成一つでかなり印象が変わるので、この授業で2年生達は、これからの制作に音がどれだけ重要な要素であるかを体験的に経験したのではないかなと思います。