デザインって難しいのです たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日は2年生の授業でプレゼンテーションが行われました、お題は「貼り紙のデザインと新しいデザインの提案」。簡単に言うと街に出て貼り紙による操作の方法の追記や注意書きが施されているものを幾つかピックアップし、それぞれなぜ貼り紙が必要になったのか?を分析するというものです。
特に駅の券売機など公共性が高く、多くの人に利用される物によく見られる「貼り紙」ですが、もとのデザインでは操作方法や指示が伝わらなかった事に補足説明として添付される事が多いようです、操作を行わなければいけない物に目立ちますが、そのほか案内看板の補足など様々なものにも追加添付された貼り紙が街の中では見受けられます。
今回はそんな中から貼り紙がされた案件を1つ選び、何故貼り紙が必要になったのかを分析してもらいました。街にあるほとんどの物は用途にあわせてデザインされていますが、それが思わぬ間違いや勘違いを産み出している場合もあります、そこで、本来のデザインのどこに問題があったのか?などを考えてもらいました。例えば操作の手順や使う人の年齢層、また置かれている周りの環境や、人の動線など多くの条件を分析しチャートにして問題解決の方法を探ってもらいました。
プレゼンテーションでは問題の案件の紹介から問題提起、そして分析結果とその解決方法(新たなデザイン案)を提案してもらいました。みなそれぞれ色々な物や事に着目していて全体的になかなか興味深いプレゼンテーションでしたが、ツッコミ所も随所にあって、まだまだ経験値が必要だなぁと思ったのが正直な感想です。
2年生という事もあってまだまだ甘い部分が多い感じでしたが、これを機に今まで何気なく使っていたものや公共の色々な物のデザインやインターフェースに関心を持ってもらえたら今後の制作や研究に役立つかなと思います。