海外の大学を見学したかったのです たかひこん@デジタルメディアデザインコース
オウル工科大学にせっかく訪問しているので、大学内の施設を見学させていただきました。今回見学させてもらったのはSchool of Music, Dance and Mediaの校舎。映像、音楽、音響、舞台、ダンスに特化した施設を導入しています。コンピュータールームも複数あって、ちょうど3DCGの授業が行われていました、3DCGを生業としている企業からこられている若い非常勤の先生が教えておられました。
映像スタジオはかなり本格的なものが導入されていてバーチャルスタジオに対応していました、音響関係も充実したスタジオがあり、録音室もかなり大きなものが入っていました、そしてスピーカーはGENELEC、さすがフィンランド!ですね。でも録音機材やビデオ関連機材は日本のメーカーの物の導入が多くて、日本ってスゴイなって改めて思いました。
PCルーム 映像スタジオあと、実習中だったので写真撮れませんでしたが、大きなホールや舞台などもありました、デッサンやペインティングなどの授業もあるらしく、グラフィック関連の授業で使っているアトリエもありました、少し狭いですがフレキシブルに対応してなんとかしているとのこと、狭いながらも工夫をされている様子でした。
ここでは昼食を少し早めにとって、午後2時には必ずコーヒーブレイクを入れるのが習慣だそうです、コーヒータイム用の部屋がちゃんと別にあって、2時に行くと先生方がみんなマグカップ片手にディスカッション交えた談笑されているのが印象的でした、あ、あと4時に授業が終わるのですが、ワークタイムがはっきりしていて4時、5時を過ぎると仕事を終えるのが基本。
レコーディングスタジオ CAVE最後にCAVEシステムを見学させてもらいました、CAVEは20年ほどまえからあるシステムで日本では岐阜に正立方体の6面が映像というCOSMOS というのがありますね、あと東京は初台にあるICCギャラリーにもCAVEを使った作品が展示されていますので、体験してみたい方はICCに行かれると良いと思います。オウル工科大学に導入されていたのはラウンドネススクリーンのもので前面3投影の物でした、床面が覆うように投影されないので少し立方体のCAVEとはおもむきが違います。しかし、このシステムで何が出来るのか?とう事に関しては20年たった今でもなかなか見つけられない感じがするのは否めないですが・・・処理するPCが安価になった事を考えると、昔よりも特定の場所にはなるでしょうけどVRシステムを使った新たなコンテンツに繋げる事は可能かもしれませんね。