滞在4日目 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
フィンランドはオウル市滞在も4日目、日本からやってきた17名の学生達もそろそろ海外の雰囲気に慣れて来た様子です。
今回のワークショップは名古屋造形大学の学生とオウル工科大学の学生の混合による4名〜5名の7つのグループに別れて「クールジャパン・クールフィンランド」というキーワードで30年後にあったらいいなという世界や企画を映像で表現してもらうという課題です。
初日こそみんな緊張した感じでしたが、ワークショップ制作も3日目ともなると大体なんとか意思疎通が出来るようになって来た感じです。初日と2日目のブレーンストーミングを経てそろそろ具体的な制作に入る段階になってきているので、この日は外に撮影に行くグループや、PCによる編集作業をそれぞれがやってました。
オウル工科大学のPCルーム(もちろん設置されているPCはMacね)を今回のワークショップの課題制作に使わせてもらっているのですが、フィンランド語と英語のインターフェース(当たり前ですけど・・・)なので、普段日本語で慣れている学生達にとっては結構大変だったみたいです。今回は映像が主体なのでAdobeのPremiereやAfter Effectsを使う事が多くなるのですが、インターフェースが海外仕様なのにさらに2年生や1年生、またデジタルメディアデザインコース以外の学生達はPremiereやAfter Effectsを使った事が無い、なんて事もあって結構苦戦してる様子もありましたが、オウル工科大学の学生達に助けられながら進めていました、さてどんな映像が出来上がってくるのか楽しみです。
写真ギャラリーの後ろにオウル市内の様子の写真をいくつかつけておきました、ちょうどこれで夕方の6時頃かな。まだまだ日照時間が長くてオウルの太陽が沈むのは大体夜の9時頃です。
フィンエアーで行く11日間! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
午前8時、中部国際空港セントレアに総勢17名の学生が集合しました、目的はフィンランドはオウル市にあるオウル工科大学でのワークショップに参加するため。
参加学生はデジタルメディアデザインコースだけでなくイラストレーションデザインコースや建築デザインコース、インテリアデザインコース、コンテンポラリーアートコースの大学院生の計17名、セントレアからフィンエアーに乗っていざフィンランドへ出発! と行きたいところなのですが・・・まずは荷物を預けるところで当たり前のように重量制限に1人引っかかる(笑)1kgオーバー分を手荷物で持ち込むようにと言われてエコバッグに詰めかえる簡単な作業・・・。
次はセキュリティチェック、16名問題無しにゲートイン・・・16人?1人足りないなぁ、って思ったらエコバックに詰め替えた即席みそ汁の味噌が液体扱いでセキュリティに引っかかり、すべて袋から出してジップロックに詰め替えさせられてたとか(写真参照)よりにもよって面倒なものを手荷物に選んでるんだから・・・
セントレア午前8時全員集合 バゲッジの重量オーバーで、オーバー分を手荷物で持ち込んだ即席みそ汁の味噌が液体扱いですべてジップロックに入れさせられたらしい(笑)10時30分、ヘルシンキ行きの飛行機に全員搭乗!9時間のフライトで無事にヘルシンキのヴァンター国際空港に到着、窓からは遠くに富士山が見えましたよ!そしていよいよ最大の難関、入国審査・・参加者のほとんどが英語苦手、そりゃもうテンパってるのからジェスチャーで必死なのからいろいろ、遠くから後ろの列に並んでるメンバーに向かって助けを求める始末(笑)入国審査のおじさん達の顔がどんどん面倒くさそうになって行くのが面白かったです。テンパったりと大変だったところで、ポーランドへ行くという日本人の女性にすごく助けられました、本当にありがとうございました!
スカンジナビア半島上空、湖が多いね! ヘルシンキ無事着。 入国審査は・・・いろいろね、大変でした(笑)そしてトランジットのためのセキュリティチェックでまた事件、重量オーバーでセントレアで手荷物にさせられた荷物の缶詰がひっかかって係員にダメだって注意されてる・・・セントレアはクリアしてたのにヴァンターではダメなのねって事で、破棄。すべてのチェックに引っかかってて彼はかなり冒険したね(笑)いろいろあったけど無事に国内線に乗り換えて現地午後5時にオウル空港に到着、ここでコーディネーターの内田さんと先に現地入りしていた渡邊先生、それにワークショップを行うオウル工科大学のヘイッキ先生と合流、タクシーにのって全員無事オウル市内のホテルに到着できました。
買い物のシステムを現地で学習する図、これからは自分たちだけで買い物しなきゃだからね、レジの通し方とか覚えました。さて、到着してそうそうですが、これから11日間生活するにあたって、買い物とか自分たちでしなければなりませんよね、なので全員で近所のスーパーへ行って買い物レクチャー、量り売りの買い方とレジの通し方を一通り経験、日本とは仕組みがちょっと違うけど、これでみんな自分たちで食材とか買い物が出来るね!とうことでこれから9日間をオウルで、最後2日間をヘルシンキで過ごします!
4月15日(土)名古屋東別院にて今年度も新入生研修が行なわれました。今年は桜が少し遅かった事もあって境内の桜はまだ咲いていました。13時すぎから本堂にて、学長の挨拶、御輪番の講話を聞き、約30分ほどで全体研修は終了しました。集合時間はあいにくの雨でしたが、研修を終えて本堂から出ると雨がやんでいて晴れてきました!
その後はコースに別れての研修で各コース別々に移動、今年は愛知県美術館で行なわれている「フィンランド・デザイン展」へ行きました。フィンランドと言えば4年前にフィンランドはオウル市にあるオウル工科大学へ学生達と行ったこともありコースとしては身近に感じる国でもあります。イッタラやマリメッコといった有名なデザインブランドの展示をはじめ、フィンランドのデザインの歴史なども紹介されていました。まだ1年生達にはあまり馴染み無いかもしれませんが世界のデザインに触れる事が大事ですからね!
1年生はこれから色々な展示やデザインに触れて行く事になるかと思いますが、デザインを学ぶにはデザインブランドなどの商品に触れる事、経験や体験できる事、使う事が大事です!たとえそれが100万円の椅子であっても座ってみないと良さがわかりません!積極的なことは良い事だと思います!
ちなみに最近はリプロダクト家具として意匠権の切れたデザインを正規メーカー以外のメーカーが生産して安く販売しているモデルもあります、ジェネリック家具とも言われています。正規とは違うのでもちろん善し悪しもありますが、有名デザインに安く触れる機会があるのは良い事かもしれませんね。
そろそろ慣れてきた たかひこん@デジタルメディアデザインコース
新緑の季節になりましたね、キャンパスの緑も新芽が芽吹いて凄く鮮やかな緑であふれています。そしてそろそろ新学期にも慣れて来たところかなと思います。今日は2年生の授業と1年生の授業の様子をお届けします。
2年生アトリエ・授業風景 2年生アトリエ・授業風景2年生はアニメーション基礎の授業、この日は絵コンテの書方のレクチャーでした、名古屋造形大学にはアニメーションコースがあるので本格的にアニメーションを制作するという事ではなく、アニメーションを制作する手順をおいかけながら、コンテンツの設計や手順をトレースし、そんな中からロジカルに物事を組み立てて行く訓練を行っています。絵コンテが描けるようになると動きや内容を分かりやすく第三者に説明する事が出来るようになります、そういう意味で実はアニメーション制作を経験する事で特に時間軸に沿ったコンテンツを設計するのに役立ちます、もちろん今後3DCGやPVといった映像コンテンツにアニメーション技術は欠かせません、なのでこの授業はデジタルメディアデザインコースには必須なのです。ちょうど今はフィンランドからの留学生が受講していて、中国、韓国、フィンランドの学生が同じアトリエで製作中、なにげに国際的。
1年生アトリエ・授業風景 1年生アトリエ・授業風景1年生は「デザイン」をロジカルに捉えようという感じの授業を行なっています、今はちょうどデザインについてざっくりと話しているところ、たとえばインタラクティブコンテンツやインターフェース設計、GUIやNUI、それにアフォーダンスといったデザインを捉えるのに必要な単語や概念をまずは知ってもらうというところから初めています、この日はいくつかのキーワードについて、自分で調べてレポートを作成してもらっていました。自ら調べて、それが何かを自分なりに理解を深め、それを分かるように文章化するという訓練も兼ねています。とりあえず何でも貪欲になる事がデザインを学ぶ上での第一歩だと思うので、いろいろな事に興味を持って、知りたがる、調べる、まとめる、を日頃から実践して出来るようになってくれればなと思います
。バスに乗って2 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
「文化庁メディア芸術祭 愛知展」6日目、この日は1年に引き続き2年生全員がバスツアーで展覧会を観に来ました、もちろん3年4年のゼミ生も便乗可ということで何名かのゼミ生達の姿もちらほら、さらに留学生の2人も参加してました。
メディア芸術祭と言っても芸術作品ばかりではなくデザインやアニメーション、マンガ、ゲームなど多種多様なメディア表現を対象としている文化庁メディア芸術祭ならではのバリエーションで、様々な今のメディア表現の可能性を垣間みれます、2月には第17回文化庁メディア芸術祭の受賞作品展が東京で開催されますので、それこそ今現在進行形のメディア芸術や表現、エンターテイメントといった作品群を観る事が出来ると思います、ここ愛知で開催された「文化庁メディア芸術祭 愛知展」を切っ掛けに学生達にも是非興味持ってもらえたらと思っています。
愛知関連企画の展示では自動土下座珈琲がやっぱり学生達に人気(笑)みんなプライドなんて全然ありません、珈琲の為なら土下座なんてへっちゃらさって勢い、フィンランドから留学しているインガさんは、珈琲のみた〜い! 土下座した〜い! って言って土下座してました、異文化交流ですかね・・・ま、いっか。
「文化庁メディア芸術祭 愛知展」は連休の1月13日まで開催しています、是非ご来場ください。
[会期] 2014年 1月5日(日)〜 1月13日(月)
[場所] 愛・地球博記念公園 地球市民交流センター(入場無料)
[時間] 10:00 〜 18:00(最終日は17:00まで)
[主催] 文化庁
[公式Webページ] http://www.mediaarts-aichi.jp/
1年があっという間でした たかひこん@デジタルメディアデザインコース
2013年も最後の日となりました。いわゆる大晦日、今年はみなさんにとってどんな年でしたか?デジタルメディアデザインコースは今年、例年にないペースでいろいろな行事があった年になりました。特にプロジェクションマッピングというキーワードがここ愛知県で盛り上がりを見せたように思います。年始辺りから問い合わせが増え、気がつけばプロジェクターを使った行事が多かったのも今年の特徴かなと思います。
年内最初のプロジェクションマッピングは2月の名古屋音楽大学で浅野くんが行なったコンピュータミュージック、映像音楽
卒展と言えば、今年からビジュアルイメージを学生からのコンペに変えました。学生による卒展を打ち出すべく今年から卒展の広報活動も現役の3年生が中心となって動いています。まだまだ始まったばかりですが大学がつくるのではなく学生がつくる卒展にしたいものですね。2014年の卒展のビジュアルイメージはイラストレーションデザインコースの益田さんによるものです。そしてそれに伴って今年から卒展の専用ページが出来ました!
4月は新たに1年生を迎えスタート。デジタルメディアデザインコースでは1人1台のPCを導入。学年全体を網羅するべく99台もの27インチiMacを導入しました。1年2年も自分専用のPCがあるという環境を整え、よりクリエイティブな作品や研究を行なえる環境つくりを行いました。4年3年はゼミがスタート。恒例のプロローグ展では1年間の研究発表が行なわれました。同時期に愛知県下の芸術系大学を集めた「大名古屋電脳博覧会」もありましたね。ビジュアルイメージを手がけたのは卒業生の館さん。館さんといえば今年からマンガコースの非常勤講師として教壇に立ちました。卒業生が成長し戻って来て学生達に教えるというのはとても嬉しいニュースです。
プロジェクションマッピングでは企業との共同研究もいくつか行いました。5月は化粧品メーカー「RAURA」のRAURA 1st Anniversary & ECL Release Partyにて唯一1回だけの上映という貴重なマッピングも行いました。また8月には博物館明治村で「宵の明治村」にて約1ヵ月におよぶプロジェクションマッピングを行い、「イッポウ」というCBCの番組の取材も受けましたね。テレビでご覧いただけた方も多かったかと思います。CBCといえば12月にCBC創立63周年記念式典プロジェクションマッピングにてこれまた唯一1回だけの上映を行いました。また名古屋音楽大学の「第1回めいおん音楽祭/オペラ「ドン・ジョヴァンニ」 Don Giovanni」にデジタルメディアデザインコースとイラストレーションデザインコースでタッグを組みオペラにプロジェクションマッピングを行なうコラボレーション制作を行いました。
本当に今年はプロジェクションマッピングというキーワードがいろいろなプロジェクトを生み出した年になりました。
9月にはフィンランドのオウル工科大学と連携したワークショップを行いに海外へも行きました。総勢17名の学生達とともにオウル市に滞在、途中社会見学でいろいろな場所にも行きました。これを機会に今後も国際的なデザインのワークショップや研究がすすめれたらとコースでは思っています。そうそう教員がフィンランドに行っているさなかに愛知では野外博物館リトルワールドにてエキゾチックトルコ文化展に3D映像を出展しました。これも産学協同のプログラムとして院生の近藤君をはじめ2年生のスタッフ達が頑張って制作してくれました。上映期間中は多くのの方々に来ていただけました。
展示もいくつか行いました。とよたデカスプロジェクト、NODE_CONSONARE2013出展とワークショップ、殿町ハロウィン、スイッチ個展、ウッドエコテック展、そしてコース全員が参加するデジタルメディアデザイン展。振り返るといろいろな事をこなした1年間でしたが、まだまだ発展途上なコースです。来年も気持ちを新たにもっともっと「世代を築くべく新しい事」へ挑戦しながら、次世代のメディアデザインやメディアアート、研究を担っていく人材が育てばと思います。またコースそのものも、そういった新たなモデルを生み出すために、これからも速度を緩める事なく、時代のリーダーになれるよう努力していかなければならないと思っています。もちろん学生達にもそれを実現するためにもっともっと自分のハードルを上げ、挑戦する気持ちを忘れずに2014年を迎えてもらえたらと思っています。
長文となりましたが、読んでくださった皆様ありがとうございました。2014年もデジタルメディアデザインコースの学生たちが一歩先に出られるように次々と新たなイノベーションを進めていきたいと考えています。
どうぞ来年もよろしくお願いいたします。
デジタルメディアデザインコース・外山貴彦
感謝!と、またね!と、新しい友達と! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
長かったようで短かったオウル滞在もいよいよ終盤となりました、ワークショップの発表・プレゼンテーションも無事終了してみんな何かしら得たものがあった事かと思います、そして最後は名古屋造形大学の学生達がオウル工科大学のみなさんへ感謝を込めてフェアウェルパーティーを開きました。
最初はなかなか言葉が分からずぎくしゃくする場面もありましたが、時間が経つに連れてなんとか身振り手振りを交えながらも距離が近づいて、最後はもう勢いでもいいからなんとかなるもんだ!なんて場面も含めてみんなそれぞれ異国の友達が出来ました!フェアウェルパーティーでは最初絵心ゲームでチーム合戦をやって、その後、日本から持ち込んだ食材と現地で購入した食材といろいろ組み合わせて日本食を振る舞いました。
メインは手巻き寿司、とりあえず手巻き寿司は実演でしょ!ってことで2年生の松原君が何故か学ラン姿で実演、うん、まぁまぁかな(笑)でもオウルの学生達は興味津々、初めての手巻き寿司に挑戦、結構盛り上がってました!オウルはサーモンがおいしいのでサーモンのお寿司が最高ですね!黒豆のせんべいやおかき、ぽん菓子など日本のお菓子も合わせて楽しんでもらいました。
みんなそれぞれプレゼントを用意しているものですね、お互い思い思いの物を交換しあっていましたよ、ヘイッキ先生からは造形大の学生達にフィンランドの飴がプレゼントされました!
みんなアドレス交換やFaceBookの友達申請などして日本に帰っても連絡取れるようにしてました、これでみんなフィンランドの友達が出来ましたね!日本に帰りますが、お別れじゃなく、またね!ですね、今度は是非日本に、愛知に、名古屋造形大学にみんなで来てください!
Kiitos! Nähdään taas!
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