標準って大切・・・デジタルメディアデザインコース@たかひこんです。
写真撮れなかったので今回は珍しく写真無しで行きます、語ります(笑)
昨日で1年生のWebの授業が終了しました、今日からサウンドの授業へ移行です。
デジタルメディアデザインコースでは授業の流れが少し違ってて、月曜から水曜まで同じ実習授業を通して行っています、なので例えばWebの授業の場合は4週連続で行われました、曜日によって違う授業が毎週来るタイプと違って、同じ内容を流して進める事ができるので混乱しにくいのが特徴です。
1年生の後期最初はWebの基礎授業でした、デジタルメディアデザインコースでは早い段階からWebデザインなど今必要とされるデザインスキルの基礎を取り入れています、グラフィックデザインはもとより昨今では紙以外の電子メディアによる露出が多岐にわたってる時代ですから、前期にグラフィックデザインやDTPの基礎を押さえ、後期にはWebを筆頭にサウンドや映像などコンピュータを利用したデザインの基礎を学びます。
1年のWeb基礎はWeb標準と呼ばれているHTML4.01/CSS2.1を使ったコーディングを行っています、HTML4.01/CSS2.1と聞くとなにやらややこしい感じがしますが、皆さんが普段ご覧になっているWebページはHTMLと呼ばれるマークアップランゲージによって書かれていて、その中でも標準化された仕様で書く事によって、どのコンピュータやブラウザで閲覧しても同じように観る事が出来ます、つまりHTML4.01/CSS2.1でWebデザインが出来ると、閲覧する皆さんにとって都合の良い情報を提供できる事になります。
これらの技術は、今までの美大芸大のデザインコースがやって来たデザインの授業とはかけ離れているように感じるかもしれません、さらに受験生にとってみればデザインコースの授業は手を使ったグラフィカルな制作だと思っているかと思いますが、現実は違います、時代は流れてコンピュータによるデザイン作業が社会では当たりまえになり、グラフィカルなデザインの幅は紙からWebなどの画面や映像、CM、デジタルサイネージ、といった他ジャンルに派生し、今やデザインの仕事にコンピュータは欠かせなくなってきました、時にはHTMLといった文字によるコーディングでデザインを作る仕事もデザイナーのスキルとなってきています、そういう意味でもデジタルメディアデザインコースでは1年生から社会ニーズに合ったデザインを学んでもらいたいと思っています。
合評ではHTML4.01/CSS2.1でコーディングしたWebページのデザインを発表していました、サンプルから改造するという手法で制作したようですが、皆、それぞれ色々な事を試したみたいですね、最初はなかなかとっつきにくいかもしれませんが、徐々に慣れてもらって、Webデザインを自分の物にして欲しいと思います。