安原 弘高
美術 洋画
2年次
1998年 | 2人展 四日市(平面作品) |
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2001年 | 全日本アートサロン大賞展 入選(平面) |
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| 「3ヶ月間の個展」 一宮(平面、途中一度展示換えを含む) |
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2002年 | 全日本アートサロン大賞展 佳作賞受賞(平面) |
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| 小牧市民展推奨賞受賞(立体) |
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2003年 | 「1日だけの個展」 学内 |
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| 行動展推奨賞受賞(立体) |
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| 天理ビエンナーレ 入選(平面) |
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証明写真
この証明写真、実に気持ち悪い。よく運転免許証の写真がいやだという人がいるが、これほどではないだろうと
、自分の顔ながらはなはだ感心する。
「ある日頭の毛をそってみた。そったのはこれがはじめてではない」
「以前長い髪を切ってもらって自分の手でまるめてみた、金髪まじりのたばは実に面白い」
それがある日つながった。頭をそったその日から週に1,2度証明写真をとりにいくことにした。
はじめは毎日。
ある程度あつまった時ならべてみた。なんて気持ち悪いんだろう。あまりの気持ち悪さに笑いが出た。
証明写真だからだろうか、これがプリクラだったら?他の人だったら?カメラでとってもらったら?
毎日顔が変化していく。その時の気分によって。気合入れて”よしっ”とボタンを押したこともある。
あぁ今日は眠いと思いながらとったこともある。よっぱらってとりにいったこともあった。
初日はまるで宇宙人、いやもとい、そもそも宇宙に住んでいるのだから宇宙人であるのはあたり前か!
この証明写真とめんと向むかうぼくは負けっぱなし。ずっと見ていられない。何度も挑戦し戦ってみた。
けれども一度も勝ったと思ったことはない。勝った?負けた?って?とにかくとてもじゃないが見られたしろものじゃない。
はきけすらもよおすほどの沢山の証明写真のかたまり、もっとあったら?
いったい証明する写真って何なんだろう。
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