指定研究のご紹介

1999年度開始・指定研究  東海地区における陶磁器デザイン戦後50年の変遷と新素材による透光磁器の開発
研究代表者:大藪幸博(名古屋造形芸術短期大学教授)
●研究分担者:柴田正三・竹本紀明・山田進二・渡辺泰幸
 第2次大戦後息を吹き返したわが国陶磁器産業は発展途上国を中心とした各国からの追い上げに再び窮地に立たされている。21世紀のわが国陶磁器産業のありかたを、特に戦後50年のデザインの変遷に光をあてながら考察する。一方、ファイン・セラミックス用として開発された高純度人工粘土(アルミナと各種けい酸質原料からの水熱合成)を用いた、他国の追従を許さないわが国独自の高級透光性磁器を試作する。その際、本学収蔵の伝統的文様を持つ伊勢型紙を用いて染め付け加飾をおこなう。