指定研究のご紹介

2001年度開始・指定研究  曼荼羅の研究と応用 ―狭義の曼荼羅と広義の曼荼羅を通して―
●研究代表者:田代有樹女(名古屋造形芸術大学教授)
●研究分担者:石黒鏘二・加藤松雄・加藤鉦次・宮田道明・藤田盟児・織田顕信・宇井朗浩・頼富本宏・畝部俊英・宇治谷顕・祖父江照道
 
 曼荼羅は、仏教教理に基づく仏教芸術である。基本理論の指導を頼富本宏博士が担当し、狭義の密教曼荼羅とともに、顕密や内外を超えた広義の曼荼羅理論や造形を研究する。また、応用曼荼羅を創造・実践し、造形教育と文化の原点を探る。加藤松雄教授のデザイン教育の中では、曼荼羅構想の応用と展開が、編集技術や能力の向上に顕著な成果を上げている。当面の研究課題としては、諸尊の時間差出現の過程を、教理に沿いコンピュータで表現する試みなどがある。