指定研究のご紹介

1999年度開始・指定研究  自然共生型環境の形成と環境教育について
●研究代表者:岡田憲久(名古屋造形芸術大学助教授)
●研究分担者:品川 誠・森田 紘・村越昭彦
 この研究では、キャンパスをより豊かな緑の環境とするために、キャンパス周辺の自然文化環境・キャンパスの自然環境の現況把握を行っている。さらに、環境形成のためにドングリ植裁を行うなど、実際のキャンパスの生態的環境を実験フィールドとして、学生たちとの対応を通して環境教育の在り方を模索している。自然の中で自らの位置を確認することは現代のアート・デザインの基礎学として重要である。キャンパスを生態的環境として復元する過程を環境教育のフィールドとできればと思う。

ドングリ植裁(1996年5月)
生態的環境復元

地域環境の把握

小牧キャンパスの自然環境の把握

●キャンパスの樹木調査

生態的環境の復元
●緑のリサイクル 
 貧困な土壌環境のキャンパスから生み出されるわずかな有機物(剪定枝・芝刈草など) を持ち出さず、堆肥化している。
●植樹 卒業記念植樹・ドングリ植裁

ワイルドフラワー播種(1998年夏)

大地を耕す
●ワイルドフラワー播種
(オオキンケイギク・シャスターデイジー)
●パーマカルチャー
オーストラリア人ビル・モリソンが提唱する「農業に携わり生活することが人間としての永久的文化生活に繋がる」という概念。こうした考え方と呼応し、部活として地球部がキャンパスの一部を耕し、スイカ・サツマイモ・ジャガイモを生産。
●ビオトープ
     

環境教育

社会的問題となっている環境の現地調査
 ●藤前干潟
 ●海上の森 里山

自然の根源の姿を体感学習する
 ●1997年夏 八ヶ岳白駒池原生林 モミ・ツガの針葉樹林帯
 ●1998年夏 京都大学芦生原生林 裏日本型ブナの原生林
 ●2000年夏 岐阜大学演習林   表日本型ブナの原生林
自然学講座(1998年夏・京都大学芦生原生林)