2017年度 名古屋造形大学 入学試験要項
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69ワークショップ型内容「描いて、貼って、組み合わせる」(1)絵画表現のひろがりについてレクチャー(2)作品制作平面選択: 多様な描く方法を体験し、キャンパス内で採取した素材を貼り合わせた作品(コラージュ)を制作します。立体選択:キャンパス内で取材し採取した素材を組み合わせ、動く彫刻作品(モビール)を制作します。課題レクチャーと制作体験で深めた考察をもとに、コラージュ作品またはモビール作品を制作しなさい。大学側で準備したもの画用紙、ダンボール、ホッチキス、セロテープ、ガムテープ、コラージュ素材、絵具、ボンドなど持参具筆記用具、消し具、はさみ、カッターナイフ、定規、のり、自分の使用したい描画材レポート型課題次のA・B・Cから、1つを選択して、あなた自身をアピールするレポートとしてまとめてください。A:私の創作活動美術やデザインに関して、あなたがこれまでに制作したり、発表したことがあれば、その主な記録をまとめてください。その中で、工夫したことや熱心に取り組んだことなどを書いてください。B:私の道―昔の私からミライの私へ―あなたの「自分史」をまとめてください。時期や期間は自由に設定してください。C:マイワールド(私の好きなモノ・コト)美術や音楽などの制作活動や行事、スポーツ・クラブ活動やボランティア活動など、あなたが好きなモノ・コトについてまとめてください。その中で、工夫したことや熱心に取り組んだことなどを書いてください。表現様式は、文章・写真・図示等、自由な表現で構いませんが、必ず本学所定のレポート用紙を使用してください。講評文作者は短い制作時間の中で3点の作品を完成させており、何よりも意欲と積極性を強く感じます。作者はまず図形の構成によってリズムを生む絵画的な表現を試み、着色した紙を自然物で囲った額縁を制作、その後は箱の中に石やガラス、木の枝などが組み合わされた半立体的な手法へと鮮やかに展開しています。取材した事物をまるで箱庭のように配置し編集してゆく独創性も評価できます。講評文レポートシート全体から力強さがみなぎっていますね。こだわりや押し出したいものがシート全体にちりばめられ、作者の積極性や意志が明確に表現されています。シート上の動線が判然とせず視点が定まらないところもありますが、それを補うほどのバイタリティーが感じられます。「描く」ことへの真っ直ぐな姿勢と情熱が随所に感じられるところも評価できます。美術日本画・洋画・彫刻・コンテンポラリーアート AO入試ガイドAO入試ガイド

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