2017年度 名古屋造形大学 入学試験要項
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60ワークショップ型内容「未来のデザイン」80年〜90年代に制作されたSF映画から、昔の人が考えた未来感と実際の今の社会との相違点を確認し、プロダクトにおける未来感の表現方法を考察する。その後、今から30年後の社会情勢を想像し、自分の好きなジャンルのプロダクト製品の未来像あるいは新商品のアイデアを鉛筆スケッチで表現する。課題1日目は講義系、2日目は実技系の授業をします。講義系では、講義用に用意したレポートフォーマットに従いながら授業内容をレポートして提出します。実技系では、1日目の学びの展開として未来をテーマとした生活用品のデザインを考え、そのアイデアをスケッチで表現します。大学側で準備したもの・講義用レポートフォーマット・ケント紙、スケッチに必要なペン・マーカー類使用する機材、道具パソコン、プロジェクター、スクリーン持参具鉛筆、ボールペン、消し具、メモ講評文「30年後のプロダクト」がテーマです。ITは技術進歩が早すぎるため30年後をイメージする事は非常に困難ですが、あえてITアイテムに挑戦しています。ウェアラブル、ユニバーサル、ファッショナブル、ユビキタス等、未来のキーワードから発想したIT端末(指輪型スマートフォン)の提案です。名称も指・電話・指輪の造語「フォンガーリング」とし、吹き出しで【私の】と加えている点がユニークであり、パーソナル感を醸し出しています。ただし、ボタンやセンサー、マイク部等の機能部位の配列等は既成概念枠からの発想であり、未来を感じさせる様なセンサー技術や斬新なインターフェースの提案があれば更に魅力的な提案になったでしょう。プロダクトデザイン AO入試ガイド

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