2017年度 名古屋造形大学 入学試験要項
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15鉛筆デッサン 静物(卓上モチーフ)問 題:与えられたモチーフを、自由に構成し描写しなさい。時 間:3時間用 紙:画用紙(B3)持参具:p42参照対 象コース:美術アニメーションマンガグラフィックイラストレーションデジタルメディア建築・インテリアプロダクトジュエリー●●●●●●●●モチーフ❶クッキングホイル…………………1本❷ペットボトル(コーラ)……………1本❸インスタントラーメン(袋麺)……1袋条  件❶与えられたモチーフは全て描写すること。❷クッキングホイルは箱から引き出し、30cm程度でカットし、光沢面を上にして配置すること。(この用紙の長辺は約30cmです)❸クッキングホイルの箱は試験開始20分後に回収するので描写しないこと。❹インスタントラーメン(袋麺)は任意の方法で開封し、中に入っている乾麺の半分程度以上を外に出して、外袋と合わせて配置すること。なお、袋の中に入っているもので乾麺以外のものは描写しないこと。❺モチーフは自由に配置してよいが、机の上で配置し描写すること。2016年度推薦入学試験モチーフ❶箱入りシリアル……………………1個❷タンブラー…………………………1個❸布(手ぬぐい)………………………1枚❹柿……………………………………1個条  件❶与えられたモチーフは全て描写すること。❷モチーフは加工をせず、そのまま描写すること。❸箱入りシリアルの箱は開封しないこと。❹モチーフは自由に配置してよいが、机の上で配置し描写すること。2016年度推薦入学試験(学外会場)参考作品例2016年度講評文光沢感のある質感、不定形であったり、細かい要素で構成されている形など、全体に表現が難しいモチーフの組み合わせでしたが、この作品はそれぞれの特徴をよく捉えていると思います。描写している時に、形や映り込みなどの細かいところについ目が行きがちですが、デッサンではそういった部分に寄って特徴を表わすのと同時に、引いてひとつの立体としてどんな形をしているのかを掴むことが大切です。それぞれのモチーフの前後左右の位置関係、大きさの関係を捉えて、画面内にほどよく配置するよう意識しながら描くといいですね。参考作品例2016年度講評文箱入りシリアルやタンブラーは、基本的な形態が正確に描かれているかが問われるモチーフです。布(手ぬぐい)と柿を含め、個々のモチーフの形態・質感・量感をよく捉え、その特徴が優れた描写力で表現されています。鉛筆の濃淡による表現や線の美しさが印象に残った作品です。また、箱入りシリアルの配置や布(手ぬぐい)の効果的な使い方により、画面に立体感と空間が生まれる工夫がされています。構成を意識して描くことの大切さが伝わってきます。優れた作品として評価が高かったですが、さらに完成度の高い作品を目指してください。デッサン型 試験内容

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