2017年度 大学案内別冊
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ー名古屋造形大学に進学したきっかけは?もともと大学付属の高校で内部進学もあったんですけど、先生に資格を取っても就職には結びつかないよと言われて、それならやりたいことが出来る大学へ行こうと思いました。友人に誘われて、オープンキャンパスに参加したんですけど、いろんなコースを見て、自分が描いた絵に一番似ていたのがマンガでした。ー入試はどうしたの? マンガコースは実技試験でマンガを描くよね?実は大学に入るまで、マンガを描いたことなくて(笑)AO入試で入学したんですけど、“トーンを削る”とか“つけペン”とか知らなくて。入試の当日に、先生に質問しながら“ミリペン”で制作しました。ーへぇ、実力があったってことですね。入学してどうでした?授業では、ストーリーの作り方(読者が面白く感じるポイント)とか、背景・人物の練習がありました。でも、ストーリーを考えるのがしんどくて、賞をいただいた際も“絵はいいけど、内容が…”とコメントをいただいたり。私はバイトはほとんどしないで、制作中心の大学生活でした。コツコツタイプなんです。イラストを描くときは家で、マンガを描くときはマンガコース研究室のスキャナーなどを利用できるのでアトリエで制作していました。ー内定先はコロプラ(ゲーム制作会社)ですが、きっかけは?たまたまコロプラ主催のキャラクターデザインコンテストに応募したのがきっかけです。最優秀賞でもらえる液晶ペンタブレットが欲しくて(笑) そこで出会った社員さんに学内の合同企業展で再会して(!)、ポートフォリオの送付→面接→内定とつながりました。ーそれはすごい! 現在のシンデレラガール! 他になにか活動はありますか?4年生になって、ソーシャルゲームのメインキャラ・サブキャラを作るという仕事のオファーを受けました! 会社の方々(社長も!)と打ち合わせをして、頭の回転の早さに驚きました。これが好評だったのか、続編の依頼もいただきました。あとは、スクエアエニックスの公式アンソロジー本にも参加しています。コンペに通ったこと、プロの先生と一緒に掲載されたので自信になりました。ー最後に、後輩たちへメッセージをお願いします。今、思うのは基礎があった方が働くときに困らないということです。今は独学でデッサンを勉強しています。あと、今はSNSの時代ですよね。コミティアでつながるってこともあるし、どこで仕事につながるかわからない。声をかけてもらえるようになればなるほど、コミュニケーション力が必要って実感しています。ーそうですね。ありがとうございました。マンガコース長谷川 遥さん(愛知県・私立名古屋女子大学高等学校出身)CAREER株式会社コロプラに内定をいただいた、マンガコースの長谷川さんへインタビューを行いました。25

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