2017年度 大学案内別冊
26/68

プロダクトデザインコース津野 瞳さん(京都府立園部高等学校出身)ー高校は京都なんだよね? 何で県外の大学に進学しようと思ったの?京都の和風のイメージや日本の文化にとらわれすぎないように、もっと広い視野で勉強したくて県外の大学を希望しました。あと、生まれは埼玉なので、関西に引っ越してきてからの関西弁が怖くて早く県外へ出たかったんです(笑)。色々なところへ出かけることも好きなので、愛知だと日本の中心だからどこへ行くにもハードルが低くていいなって思ってました♪ーうん! 私もそう思う!! 関西にもバスや電車で2~3時間で行けるし、東京だって九州だってすごく近く感じちゃう! でも、何で名古屋造形大学の「プロダクトデザインコース」を受験したの?検索したら名古屋造形大学が出てきて、オープンキャンパスに参加してみたら、先生も先輩達も気さくで印象が良かったのでここに入学したいと思いました。小さい頃から工作が好きで、将来はものづくりの仕事、特に家電製品の仕事をしたかったんです。ー珍しいね! 女性だとインテリアや雑貨を希望する人が多いと思うんだけど。一般的なテレビって、黒くて四角くて全部同じに見えますけど、テレビの足の形とか、後ろの配線の収納部分とか、同じ様なものでも違ってたらカッコイイ。あとは兄の影響もあります。よく家でアンプやスピーカーをいじっていたのでカッコイイなって思っていました。けど、私は外見にもこだわりたくて「デザイン」もやってみたいと思ったんです。ー兄妹に影響されることってあるよね! ものづくりって楽しい?楽しいです! 私は日常的に楽しそうって思ったことを形にしていくことが多いですね。今回の卒業制作(右の写真の作品)はお寺の窓をモチーフにしてるんですけど、育ったのが京都だったので、今まで見たものが影響しているんだと思います。ー今ふと疑問に思ったんだけど、高校の頃は和風にとらわれたくないとか考えていたよね?(笑)私も制作していて「あれ?」って思ったんですけどね(笑)。なんだかんだで地元(京都)が好きなのかなー。ー自分が見たり感じたりしたことって作品に出てくるんだね。4月からは社会人だけど、これから就職してどう仕事をしていきたいですか?まだ配属先が決まっていないんですけど、ランドセルは子供達が初めて長く使うものなので、そこにいい思い出がたくさん詰まるようにしたいです。ーじゃ、将来ものづくりの仕事をしたい高校生になにかアドバイスはありますか?私も最初は家電製品をやりたいと思っていましたが、在学中に変わってくるし、作りたいって気持ちさえあれば、課題や制作の中でやりたい事が見つかってくるんじゃないかなって思います。ーありがとうございました!ランドセルで有名な株式会社セイバンに内定をいただいた、プロダクトデザインコースの都野さんへインタビューを行いました。24BOOK2: CAMPUS LIFE

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 26

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です