2017年度 大学案内別冊
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Interviewin バウハウス大学Carnegie Mellon Universityカーネギーメロン大学アメリカBoise State Universityボイシー州立大学アメリカワイマールは自然に囲まれた、歴史ある小さな町で、静かで美しく、非常に住みやすいところです。バウハウス大学へは世界中から留学生が集まってきます。このため、ヨーロッパ、中東、アフリカなどの様々な国籍の友人ができ、彼らと話したり、出かけたりすることは何よりも刺激的で、英会話の上達にも繋がりました。授業はほとんどドイツ語で行われます。私が選んだプロジェクトは、各自がアトリエで自由に制作し、隔週で講評会がありました。教授だけでなく学生同士も積極的に質問をしたり、意見交換をします。私は現地で撮影したスナップ写真からインスピレーションを受け、絵画作品を制作していましたが、描き方や使う色が自然と変わっていきました。おそらく日本とドイツの空気感や街の色彩の違いが影響していたのでしょう。現地で生活や勉強をするための手続きをはじめ、スムーズにいかないことばかりで、解決すべき問題や乗り越えるべき壁はたくさんありました。帰国の直前まで、トラブルが尽きることはなかったです。語学力の乏しさから自信を失くし、ホームシックになることもありました。しかし、現地の友人たちに励ましてもらったり、楽しい時間を共有することで自然と笑顔になり、前向きな気持ちを取り戻して頑張れました。いちばん印象に残っているのは、おそらく留学の期間の中で最も落ち込んでしまった時のことなのですが、ナイジェリア出身の友人が、私に元気がないのを気にして、電話をくれたことです。その時、抱えていた悩みをすべて吐き出しました。もちろん英語で。アドバイスをもらって気持ちが楽になるのと同時に、自信のなかった英語で、愚痴までこぼせるようになったことが嬉しく、自信に繋がりました。はらしま え り な原嶋 恵梨奈さん愛知県立旭丘高校美術科出身洋画コース卒業→造形研究科1年次に留学19GLOBAL

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