2017年度 大学案内別冊
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医師と患者では事前知識のギャップが存在します。普通の人である患者は、日常的にはカラダの中のことについてよく知りません。逆に専門家である医師はカラダの中のことを詳しく知っています。このような両者間のコミュニケーションを円滑にしていく必要がある場面が医療の現場ではとてもたくさんあるのです。メディアデザインの考え方や技術、イラストやアニメーションなどの表現は、こういったギャップを改善、解決できる可能性を秘めています。医療とアートやデザイン分野は一見、つながらないかもしれませんが、今後、さらに広く応用・展開されていくかもしれません。医師と患者では事前知識のギャップが存在します。普通の人である患者は、日常的にはカラダの中のことについてよく知りません。逆に専門家である医師はカラダの中のことを詳しく知っています。このような両者間のコミュニケーションを円滑にしていく必要がある場面が医療の現場ではとてもたくさんあるのです。メディアデザインの考え方や技術、イラストやアニメーションなどの表現は、こういったギャップを改善、解決できる可能性を秘めています。医療とアートやデザイン分野は一見、つながらないかもしれませんが、今後、さらに広く応用・展開されていくかもしれません。コミュニケーションのデザインこれらの研究には、渡邊教授のコミュニケーションデザインゼミの学生が多く参加し、医療現場での観察撮影や実験、ツールのためのイラストやアニメーションの制作、表現についてのアンケート実施など様々な場面で活躍しています。このような緊張感のある医療現場での問題解決の研究プロジェクトに直接参加することで、学生たちは短期間に大きく成長していきます。現在、大腸がんの患者さん向けツールがほぼ完成し、病院の現場で医師のサポートツールとして活躍が始まります。今後は他の部位のがん患者さん向けの説明ツールや、内視鏡診断向けのツールなどへと研究を進めていく予定です。これらの研究には、渡邊教授のコミュニケーションデザインゼミの学生が多く参加し、医療現場での観察撮影や実験、ツールのためのイラストやアニメーションの制作、表現についてのアンケート実施など様々な場面で活躍しています。このような緊張感のある医療現場での問題解決の研究プロジェクトに直接参加することで、学生たちは短期間に大きく成長していきます。現在、大腸がんの患者さん向けツールがほぼ完成し、病院の現場で医師のサポートツールとして活躍が始まります。今後は他の部位のがん患者さん向けの説明ツールや、内視鏡診断向けのツールなどへと研究を進めていく予定です。研究とゼミ、プロジェクト13PROJECT

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