2017年度 大学案内
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日本美術のおもしろさ from Yoko 身近にあって、贅沢に味わえる。そこに日本美術の面白さがあるのです。 ごきげんよう。日本の美術作品は、何も美術館に行かなくてもあるのです。お正月になるとお目にかかるきれいな塗り物のお椀や重箱なども美術作品なのです。奈良のお寺に行って、その仏像の素晴らしさにびっくりしたフェノロサと同じ体験が私達にもできるのです。屏風や襖に描かれた絵画も、今でもそのまま作られた当時と同じ様に見ることができるのです。人が心を籠めて作り上げたもの達である美術作品、そんな美しいものに日々囲まれて生活していく贅沢さにも、日本美術の面白さが味わえるのではないでしょうか。Student Voice よく響く声で日本美術の解説を広く&深く講義してくれます。毎回提出のレポートには、授業内容の板書だけでなく、授業で取り上げた作品も描きます。お絵描き大好き造形生には嬉しいレポートかも?池田 洋子 教授美術史家愛知県生まれ、名古屋大学大学院文学研究科修士課程修了主な担当科目 / 日本美術史、日本美術史特講、日本の文化、日本文化論、東洋美術史、美術史実習、博物館にかかわる科目(博物館実習、事前事後指導)、大学教育の基礎主な研究 / 絵巻など伝統的な日本絵画に於ける表現の特性から知られる制作意図に関する研究★「洋子」という名前は、宮中歌会始のお題が“船出”だったので、そこから父が洋子と名付けました。当時の女の子に付ける名前ベスト3に入っています(笑)07LECTURE

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